暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

どちらが‥得か?

2024-05-17 04:25:04 | 暮らしの中で


年金の繰り下げか‥加給年金をもらう・・どっちが得か・・・

専業主婦(夫)世帯は減っているとはいえ、500万世帯以上あり・専業主婦世帯の年金の受け取りを考える際に確認したいのが,加給年金です。
例えば、夫65歳・妻60 歳の5歳差の夫婦で、条件を満たせば、妻が65歳になるまでの5年間で総額198万7500円の加給年金がもらえます。
10歳差の夫婦ならば倍の397万5000円です、加給年金は老齢厚生年金に加算して支払われるもののため、夫が老齢厚生年金を繰り下げて
いる間は、加給年金は支払われません・・・・つまり・・・
1・・65歳から老齢厚生年金と加給年金を受け取った場合…2・・加給年金を受け取らずに老齢厚生年金を繰り下げ受給した場合・・
このどちらかが多くもらえるのかは、夫婦の年齢差によって変わります・・例えば、老齢厚生年金が月額6万5000円・合計で
月額15万円受け取れる夫の場合、加給年金を含めた年金の損益分岐点は‥下の図のようになります・・・


年金を繰り下げ受給したときの損益分岐点は、金額にかかわらず12年です、厳密には11年10ケ月ですが、老齢厚生年金を65歳から
受け取るときの年金額は年額102万円、70歳まで繰り下げた時の年金額は年額で144万円8400円となり・つまり70歳からの繰り下げ受給で
倍額する分は、42万8400円となります、加給年金の金額を繰り下げ受給で増えた金額で割ると、加給年金の損益分岐点が計算できます。

例えば、3歳差の夫婦の場合、繰り下げ受給の損益分岐点と加給年金の損益分岐点の年数を合計すると、14,8年になります・・つまり・・
84歳ー85歳を超えると、加給年金をもらうよりも老齢厚生年金を繰り下げたほうがいいということです・・同様に、5歳差ならば
86歳ー87歳、8歳差ならば89歳ー90歳が損益分岐点となります・・・

日本の平均寿命は男性が81.47歳・・女性が87,57歳とはいえ、男性は半数が85歳まで生きる時代です、今後も寿命がのびることを、
踏まえると、歳の差が5歳以内であれば、『繰り下げ受給」の方が有利でしょう…反対に、それ以上の歳の差のある夫婦ならば、加給年金を
貰ったほうがお得になると考えられます
なお、「年下」の夫が、「年上」の妻を扶養している家族ももちろんあるでしょう、加給年金の条件は年下の配偶者ですから、この場合は
加給年金をもらうことはできません・・・
【年金を繰り下げ受給で増やしたいものの、加給年金も受け取りたい】という場合は、老齢基礎年金だけを繰り下げましょう・・・
加給年金は老齢厚生年金を受け取っていれば受け取れます、老齢厚生年金だけを繰り下げることで、加給年金を受け取りながら、
老齢基礎年金を増やすことができます・・・…・・・・人生に必要なお金の常識・・著者・頼藤太希・・以上引用・・・



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