奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その266)

2017-05-17 00:26:52 | 奈良・不比等
マンション・ディベロッパー(mansion developer)は売り切れれば投資金は回収できるので、駅近の好立地には飛び付く様だ。しかし、ホテルなどへの投資は竣工後の営業収支が順調に進むことが前提となるため余程好条件でないと手を着け難いようだ。-----
世界遺産・古都奈良の街ではJR奈良駅の西側に「フクダ不動産」の開発したマンションとホテル(PIAZZA HOTELピアッツァホテル奈良駅前)が略(ほぼ)竣工に近いのではと外部から見ているとそのように思われる。公式ホームページには2017夏(6月30日)開業予定となっている。-----
小西さくら通りにあった奈良ビブレの跡にはマンションが建ち、友楽シネマ映画館の跡にもマンションが、また三条通りのホテルフジタの道向かいにもマンション、そして同じく三条通りのJR奈良駅に近い旧スーパーダイエーの東隣にもマンションが建った。さらに奈良町の東城戸町にマンションが建ち、大森池の西半を埋め立ててマンションを建設中である。-----
確かに、ホテルについては近鉄奈良駅前に「東横イン」が開業した程度で、奈良市役所前のJWマリオットも知事公舎跡や高畑県有地のホテル開発案件も4~5年先である。それも荒井正吾奈良県知事が率先して事業化に腐心されている。-----
ホテルにしてもマンションにしても「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法(古都保存法・S41制定)」の景観保全の面から建築物の高さ制限があり、低く抑えられるためタワーマンション的な高層化が出来ないので部屋数が多く取れなくて採算が宜しくない。従って、ホテルの場合は「東横イン奈良」では奥行きの長い敷地を利用して部屋数を確保しているようだ。県有地の払下げで建設されるホテルは最高級ホテルであり、部屋数が少なくても成立する富裕層・セレブ向け(全室スイートルームsuiteroom)のものである。
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