登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

福島:安達太良山

2011-03-14 | 東北
福島:安達太良山

2011年3月10日(木)~11日(金)


フカフカの新雪を楽しむ。
急斜面トラバースでは、滑落しないよう極度の緊張を強いられる。

深雪および視界不良につき、安達太良山ピーク登頂は断念する。

無事下山し、帰宅する途中、電車内で巨大地震に遭遇する。
停車する際、急ブレーキをかけずに、ソロソロ運行した運転士の技両は褒められるべきか。
停まっている電車内で待機している間も、電車が脱線し横倒しになるのではないかと危惧する程の激震が
何回も襲ってくる。

その後は、風の吹くまま気の向くまま、成り行き任せにしていたら、那須塩原市内の避難所で夜を明かすことになる。
あれよ、あれよと云うまもなく、翌日、運転再開したJRで帰宅する 
終わりよければ全てよし。

今だから言えるが、色々、体験できた雪山ではあった。


《往路》3月10日(木)
JR上野駅6:59
⇒宇都宮8:42-8:44
⇒黒磯9:35-9:39
⇒郡山10:40-11:06
⇒二本松11:29-11:35(タクシー)
⇒安達太良スキー場山麓12:00

《復路》3月11日(金)
安達太良スキー場11:30(タクシー)  
⇒JR二本松駅11:55-12:46
⇒郡山13:11-13:21
⇒黒磯14:23-14:40
⇒那須塩原を発車して数分後、巨大地震に遭遇

《復路》3月12日(土)
西那須野中学校15:00(チャーターバス)
⇒JR宇都宮駅16:40-16:45
⇒大宮駅18:10-18:23
⇒新宿駅19:04

《日程》
3月10日(木)安達太良スキー場~~くろがね小屋(泊)
3月11日(金)くろがね小屋~~山麓
3月11日(金)夜 ~3月12日(土)15:00まで
 那須塩原市立西那須野中学校避難所
3月12日(土)帰宅

《宿》
3月10日(木)くろがね小屋 
3月11日(金)西那須野中学校避難所

《費用》
宿泊 ¥6400
交通
 JR  ¥2350+¥2350(青春18切符)
 タクシー ¥3100(往復・人数割り)

《歩程》
3月10日(木) 
安達太良スキー場12:50~~くろがね小屋16:20(泊)

行動時間 3時間30分 6.4キロ

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登山口標識






橋を渡る




新雪ラッセル




おっかないトラバース


塩沢温泉分岐


やっと小屋が見える





まわりの景色




くろがね小屋の魅力は何といっても「源泉かけ流し温泉」だろう。
頃合いの湯加減で、いかにも効能ありそうな白濁した源泉が滔々と湯船に流れ込む。
風邪気味だったが、長時間、湯ぶねにつかって温まる。
食堂の石炭ストーブは、煙突が真っ赤になるほど勢いよく燃えている。
ハア-、極楽だ。

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3月11日(金) 
くろがね小屋 7:30~~山麓10:50

行動時間 3時間20分 6.4キロ
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くろがね小屋


いざ、出発


昨日我々がつけた踏み跡は跡かたもなく消えている



風景







標識


兎さん


二本松駅
あとで分かったことだが、ここいらは福島原子力発電所から50キロ圏なのだ


激震襲来、2時間、電車内に閉じこめられる。

その後、西那須野駅まで歩く。
駅でほったらかしにされるも、1時間後に避難所へ案内されて、一息つく。

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3月11日(金)夜 ~3月12日(土) 15:00まで
那須塩原市立西那須野中学校避難所でお世話になる。
教職員・市職員の献身的ボランテイア活動に、ただただ感謝あるのみ。
毛布・食料・飲み物、暖房も充分あり。
不自由なく、避難所で電車の運行再開を待つ。

ロウバイ


那須連山


近くの高校に立派な大手門が残されている。


JR宇都宮駅までバス3台で送迎してくれることになる。
おかげ様で早々と帰宅できた 

東北関東大震災で避難所生活を余儀なくされている40万人もの方々が、一日でも早く恒久的住宅へ入居できますようにと願うばかりである。

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