再びオオタカに出会いたくて、新宿御苑に6月23日、25日、26日に行きました。
今度は自分の双眼鏡を携えて行きました。
23日は、前回と同じメンバーがいて、オオタカが水浴びしている写真を見せてくださいました。
連写したとのことで、その場で一緒に見ているような気分になりました。
オオタカの巣の場所も教えてくださいましたが、オオタカには出会えませんでした。
25日には、一瞬飛んでいくオオタカを見ることができました。
そして教えていただいた巣を双眼鏡で見てみると、
巣の横に留まって一生懸命羽づくろいしているヒナを一羽見ることができました。
ヒナといってももう親と同じくらいの大きさですが、
羽の色が全体に薄茶で、巣の枯れ木と同じような色なので、動かないとよくわかりません。
親のようにはっきりした模様になっていないのです。
親は胸が白くて羽が青っぽい灰色に茶色も混じっています。
ずっと双眼鏡で上を向いていたら、首が痛くなってしまいました。
26日に行くと、二人が同じ方向にカメラを構えていました。
「オオタカですか?」と声をかけると、木の枝に留まっているその場所を教えてくださいました。
詳しく教えていただかないと、なかなか自分では見つけられません。
けれども一度自分で確認できると、目を離してもその場所が捉えられるのです。
双眼鏡で見てみると、いました。
最初に出会ったあのオオタカです。
鋭くて澄んだ目、風格のある姿。
「また出会えて嬉しいよ」と心の中で声をかけました。
しばらく同じ姿勢で見ていると足が痒いのです。
周りは藪なので、蚊がたくさんいるのでしょう。
耐えられなくなって、巣が見える方へ移動しました。
双眼鏡で見てみると、いました、ヒナが巣の横の枝に留まっています。
元気に育っているようです。
(写真は諦めました)
里英子