Rの会~楽覚生~ 今ここの気づき

ゲシュタルト療法を用いて、自分自身を見つめ、今ここを丁寧に感じていくワークショップのお知らせです。

<祇園祭~その1>

2015-07-30 | 旅行

友人が京都に転勤になり、彼女に会いに行くために、

また別の友人の京都での仕事にくっついて、

——とまあ、何かと友人を頼りにして、京都行きが頻繁になっている今日この頃です。

 

今回のお話は祇園祭です。    

こんなに有名なお祭りなのに、今年までどんなお祭りなのかほとんど知りませんでした。

祇園祭は、日本三大祭の一つに数えられる、八坂神社のお祭りで、

7月1日から31日まで1ヶ月にわたっていろいろな行事が繰り広げられます。

このようなお祭りを盛大にできるのは、世の中が平和だからです。

お祭りを見ながら、昨今の日本の状況が頭に浮かび、

日本が平和であることを、これからも大切にしていくことができますようにと祈っていました。

 

祇園祭は、869年の祇園御霊会(ごりょえ)が始まりです。

日本の各地で疫病が流行したため、災厄の除去を祈って行われたとのことです。

当時の国の数にちなんで、66本の鉾を立てて祭を行ったとのこと。

現在は、前祭(さきまつり)に山鉾23本が7月17日に巡行し、

後祭に10本の山鉾が7月24日に、前祭の巡行と逆コースで巡ります。

後祭は半世紀ぶりに昨年から行われるようになったとのことです。

    

今年はちょうど17日に台風が近づき、巡行も危ぶまれましたが、決行となり、

時折滝のような土砂降りの雨の中を、練り歩く方も見て歩く方もずぶ濡れになりながら、

それでも興奮が伝わってきて、けっこう楽しいものでした。

人に聞けば、例年はかんかん照りで暑いということ、見物人ももっとずっと多いとのことで、

私としてはラッキーだったと言えるのかもしれません。

 

山鉾と一緒にして言いますが、山と鉾は形も異なり、動かし方も違います。

そして、それぞれに地域が管理していて、一つ一つに独特な名前がつき、

それぞれの意味があり、台に載っているお宝には、その意味が示されています。

これを大切に保存し、次の世代につなげていくのは大変なことだなあと思いました。

写真は、上の2枚は前日の宵山の山鉾の様子です。

下は、雨の中の巡行の様子です。

  

里英子


<話が通じる>

2015-07-11 | 日記

最近のニュースを見ていると、

会話が成り立っていないというか、言葉の意味が異なっているような、

話が通じないことへの、 不思議だなあという気持ちと、イライラ感と、

それと同時にどうしようもない無力感とに襲われてしまいます。

人と人とが理解し合うということは、 とても大変なことなのでしょうか。


最近、私が体験したことです。

パソコンを買い換えようと思い立ち、パソコンに詳しい友人と二人で、

幾つかの量販店の電気屋さんで、まずは話を聞こうと出かけました。

最初に入った電気屋さんで、とても感じの良い対応をしてもらい、

そのことに私は感激して、即決断して買ってしまおうとまで話が進んでしまいました。

<善は急げ>と、その気になり、友人とその日に接続などをしたかったのですが、

残念なことに、在庫がありませんでした。

次の電気屋さんに行った時、同じ製品について話をしているのに、まるで理解できないのです。

こちらの言いたいことをきちんと聞かずに、

ベラベラとまくし立てるその姿に呆然としてしまいました。

この人と関わっているにもかかわらす、何も通じないなあと感じました。

それ以上話を通じさせることは断念して、

驚くばかりで怒りの気持ちも起こらずに、立ち去ったというわけでした。

3軒目では、店自体あまり活気がなく、その製品に詳しい人もいないというので、却下。

4軒目で、とても爽やかに丁寧に対応してくれる店員さんに出会いました。

きちんと私の目を見て、にこやかに私のいうことを理解しようと聞いてくれるのです。

そして説明はゆっくり丁寧で、ひとつひとつ説明しながら、

私が理解しているかどうか確かめてくれるのです。

「言葉が通じるってこういうことだよ」と自分に頷きながら、会話が行ったり来たりしました。

友人と2軒目のお店の人を思い出して笑いながら、

「素晴らしいね」と、そこで購入することに決めました。

在庫もあり、持って帰ることにしました。


今までこんな風に、同じような量販店の電気屋さん4件も巡って

買い物をしたことはありませんでしたが、

ひとつひとつの店の対応がこれだけ異なること、

一人一人の店員さんの対応によって、こちらの気持ちが天と地ほどにも異なってくることに

驚きましたし、面白くも感じました。

そこでブログで皆さんに報告したくなった次第です。

今回買ったのはMacで、今までウィンドウズを使っていた私としては、

使い慣れなくて、毎日四苦八苦していますが、

ブログの文章を書くことができたなあと、ようやく一息ついています。


店員さんと客の立場というものがあるとしても、 基本的には、人と人との関わり合いです。

人と人とが出会って、分かり合えたときには、 とても素敵な気分になるものですね。

里英子