今年も仙台郊外で、自炊の合宿ワークショップをしました。
毎年仙台在住の人たちが、企画してくれます。
10月21日−22日、台風が追いかけてきました。
東京を出るときは寒くて、冬支度をしていきました。
合宿場所にはとても広いお庭があり、いつも散策するのを楽しむのですが、
今回は強い雨が降っていて、中から外を眺めました。
雨の音、雨が葉っぱを叩く音、葉っぱが落ちる音、他には何も聞こえません。
とても静かで、時間を超越した感覚になりました。
気持ちも落ち着いて、深く自分に向き合うことができました。
一人ひとりのワークが、私の心にも響いてきます。
素敵な時間と空間を共有することができました。
お食事は、恒例の自炊です。
大鍋でたっぷり野菜を入れた海鮮鍋、新鮮野菜のサラダ、
魚屋さんから買ったばかりのお刺身、お惣菜屋さんのおからやお漬物などなど、
所狭しと並びます。
みんなで食べることで、また美味しさ倍増。
毎年のことながら、その度に驚き、楽しみ、笑いが弾けます。
写真は、みんなで作った焼き林檎!
それぞれ自分の分を作ったので、美味しさもひとしお、、、
今年も雨の中、作並温泉に友人と行くことができ、一緒に露天風呂に!
いつもは穏やかで、底まで見えるくらいに綺麗な川が、濁流となり、うねっています。
水かさも増して、すごい勢いです。
温泉に身を浸しながら、土砂降りの雨の中、
その川を見て、『すごい!すごい』と騒いでいる私たちは、子供になった気分でした。
自然の厳しさにぞくっとしながらも、そのエネルギーの一部をじかに感じることができたような、
興奮を覚えました。
翌日の朝も、雨と風が強くて、木々を揺さぶっていましたが、
台風は遠のいて、だんだんと空も明るくなっていきました。
仙山線は台風のために止まっていましたが、
友人の車で仙台駅まで送ってもらうことができ、ありがたいです。
帰りの新幹線は、一時停車し、
「架線にビニールが絡んでその撤去作業をしています」
とのことで、30分くらいの遅れで、無事に東京駅に到着しました。
台風の中の旅でしたが、いろいろな方のお陰で、
十分に有意義で楽しいワークショップになりました。
感謝!
里英子