Rの会~楽覚生~ 今ここの気づき

ゲシュタルト療法を用いて、自分自身を見つめ、今ここを丁寧に感じていくワークショップのお知らせです。

<台風の中、仙台での自炊合宿!>

2017-10-26 | ワークショップ

今年も仙台郊外で、自炊の合宿ワークショップをしました。

毎年仙台在住の人たちが、企画してくれます。

10月21日−22日、台風が追いかけてきました。

東京を出るときは寒くて、冬支度をしていきました。

 

合宿場所にはとても広いお庭があり、いつも散策するのを楽しむのですが、

今回は強い雨が降っていて、中から外を眺めました。

雨の音、雨が葉っぱを叩く音、葉っぱが落ちる音、他には何も聞こえません。

とても静かで、時間を超越した感覚になりました。

気持ちも落ち着いて、深く自分に向き合うことができました。

一人ひとりのワークが、私の心にも響いてきます。

素敵な時間と空間を共有することができました。

 

お食事は、恒例の自炊です。

大鍋でたっぷり野菜を入れた海鮮鍋、新鮮野菜のサラダ、

魚屋さんから買ったばかりのお刺身、お惣菜屋さんのおからやお漬物などなど、

所狭しと並びます。

みんなで食べることで、また美味しさ倍増。

毎年のことながら、その度に驚き、楽しみ、笑いが弾けます。

 

写真は、みんなで作った焼き林檎!

それぞれ自分の分を作ったので、美味しさもひとしお、、、

 

 

今年も雨の中、作並温泉に友人と行くことができ、一緒に露天風呂に!

いつもは穏やかで、底まで見えるくらいに綺麗な川が、濁流となり、うねっています。

水かさも増して、すごい勢いです。

温泉に身を浸しながら、土砂降りの雨の中、

その川を見て、『すごい!すごい』と騒いでいる私たちは、子供になった気分でした。

自然の厳しさにぞくっとしながらも、そのエネルギーの一部をじかに感じることができたような、

興奮を覚えました。

翌日の朝も、雨と風が強くて、木々を揺さぶっていましたが、

台風は遠のいて、だんだんと空も明るくなっていきました。

仙山線は台風のために止まっていましたが、

友人の車で仙台駅まで送ってもらうことができ、ありがたいです。

帰りの新幹線は、一時停車し、

「架線にビニールが絡んでその撤去作業をしています」

とのことで、30分くらいの遅れで、無事に東京駅に到着しました。

   

台風の中の旅でしたが、いろいろな方のお陰で、

十分に有意義で楽しいワークショップになりました。

感謝!

里英子

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<スマイル>

2017-10-04 | 日記

前回書いた、アーサー・ビナードさんの講演会で、一冊の本を買い求めました。

アーサー・ビナード編者『知らなかった、僕らの戦争』

この本は、文化放送のラジオ番組『アーサー・ビナード「探しています」』をもとに、

23名の戦争体験談を再録し、加筆修正を加えて再構成したものです。

一人一人の体験を読むと、それは辛い大変なもので、

今までなかなか聞けなかった驚くことでもあるのですが、

ビナードさんを通して表現されると、

暖かくて、思いやりのある心と、

真実を見ようとする鋭い目線にさらされて、

こちらの心に柔らかくそして深く届くのです。

一人ひとりの体験とビナードさんのコメントを読むと、

しばらく自分の中でそのことを味わう時間が必要になります。

一人ひとりがいとおしく感じられます。

戦争というものは、そういった大切な全てを壊してしまうという事実が、

ひしひしと伝わってきます。

 

日本では、<戦後72年>と当たり前に言われていますが、

アメリカでは、<戦後>ってなんだろう?

第二次大戦後?朝鮮戦争後?ベトナム戦争後?今だって戦争している?

という事実をビナードさんに教えられて、ハッとしました。

日本人が兎にも角にも、72年間、

戦争で人を殺さない、殺されないことができてきたこと、

それはとても大変なことで、これからも守っていくには、

大変な決意と大変な努力が必要であることも少し理解できたように思います。

この本を読んで、本当に良かったと思います。

友達にも、皆さんにも、紹介したいと思います。

 

 

そして、オペラこんにゃく座<スマイル>を見ました。

台本は鄭義信、作曲は萩恭子です。

オペラこんにゃく座の公演は、できるだけ全部見ています。

というのは、面白いからです。

今回も<スマイル>という題はわかっていたのですが、内容は知らずに見ました。

オペラこんにゃく座は、日本語でオペラを上演するということを基本にしています。

しかも、美しくて聞き取りやすい日本語で歌ってくれるので、

初めてでもすんなり心に届いて、笑ったり泣いたり、見ていて忙しいのです(笑)

ということで、オペラこんにゃく座の公演を見るときの注意!

必ずタオルハンカチを手にすること!

悲しくても嬉しくてもでてくる涙を拭いたり、

大声で笑いそうになったときに口に当てたりして、大活躍です。

今回の<スマイル>でも、タオルハンカチ、大判を持っていて良かった!!!

戦争中の子供たちの物語、

と一言で言ってしまうと、何かとっても物足りないですね。

生きていること、一人一人の存在の大切さ、、、、、

と並べても足りない。

とにかく見て欲しいなあと思いますけれど、

今回の公演期間がとても短かったので、再演を願っています。

呪文『スマイル』を唱えながら。

里英子

 

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