goo blog サービス終了のお知らせ 

島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

自転車道、やはり積雪期に「不要論」頻発

2011-01-26 22:31:45 | クルマ社会の問題
 一昨日、山形市中心市街地の自転車道「即時撤廃」を主張する市民グループを主体とするシンポジウムが開催された。
 それでもパネリストには「撤廃論者」だけでなく「賛成論者」も登壇し、後半の一般聴衆の自由発言にも複数の賛成論者が意見を述べた。
 むろん、その他の発言者には廃止論者が多かったが、特に冬場の積雪期には自転車道を利用する市民や高校生の姿がほとんど見られないことから、自転車道のスペースがいかにも無駄だとする意見がこの会場の外でもかなり聞こえていた。
 なるほど、上の写真でも右側の自転車用のゾーンには自転車の影も形も見られない。
 それもそのはず、積雪があるとすぐにでも車道には除雪車が出動し、またたく間にアスファルトの路面が露わになるのだが、自転車道の除雪はかなり後回しされる。
 むろん、この区間以外には自転車道は存在しないし、幹線道路以外は積雪のままか凍結している道路が多く、若い高校生すら自転車通学する者は稀であるから、たとえ自転車道の除雪が即座になされたとしても、自転車が走る姿を目にすることは稀であろう。
 ともかく、「自転車の最大の弱点」は冬季、とりわけ積雪や凍結道路に弱いことである。
 それゆえ冬の雪国では自転車利用者は激減する。
 だからといって、そのために自転車道を撤廃する根拠とすべきではないのである。


最新の画像もっと見る