島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

マスク真理教

2021-11-25 14:00:00 | 時評

そういえば、戦後しばらくまで農山村部の民家の出入り口や勝手口などにこんなお札が貼られていたことを想い出す。むろん厄除け用。
マスクは新コロに特化の厄除け用。
効き目はあるのかな。
むしろ呼吸がしずらい、口の周囲がむれる、眼鏡が曇るなど不快感の方が多いはず。

マスク常用、三密回避は永遠になっても不思議でない

2021-10-22 11:42:08 | 時評
いわゆる“コロナ禍”の感染者数(陽性者数より少数)が驚くほど減少し、大都市圏等での緊急事態が解除されても街の歩行者の大半はマスク姿である。
飲食店の時間帯は延長されたとはいえ、「ワクチン接種証明」等を求める営業者が多い。
これでは「未接種者差別」を助長しかねない。これを行政は「良し」とするのだろうか。
ところで、以前にも山形県内の2019年のインフルエンザ発症者数を紹介したが、今日もそれ以前の数値を加えた表をお見せしたい(表の作成は筆者)。
これをご覧いただいても、インフルエンザ発症者数とコロナ陽性者数との対比から見て昨年からの“コロナ対策”があまりにも過剰であることがお分かりいただけると思う。

2019年山形県インフルエンザ状況(現今のコロナ禍との比較)

2021-08-12 07:48:46 | 時評
2019年、山形県内で1万7268人発症(感染以上)。
この年の9月以降、小学校83校、中学校19校、高校1校で集団発生により、休校(10校)、学級閉鎖、学年閉鎖される。
ともかく凄まじい数。でも、街行く人たちにはほとんどマスク姿はなかったし、クラスターや医療崩壊なる言葉が聞かれることもなかった。むろん花笠パレードは多くの観光客を集めた。
これがコロナ禍とインフルエンザの大きな違い。
 ※山形県でのここ1年半の新型コロナウィルス感染者数(陽性者数?)は2500人弱。つまり1年に換算すると約1700人。インフルエンザ発症者の10分の1。
 ◆全国では受診者だけで729万人。一方、コロナ禍では8月11日現在で107万人。自覚症状の無い陽性者もなり多数含まれる。

君(コ・ロ・ナ)の名は徒然草 ②

2020-05-24 07:56:14 | 時評

◆コロナ徒然草 その②◆
「新しい生活様式」? なに、それ?
昭和30年代の主に農村部での「新生活運動」と字面だけは似ているが、内容は大いに違う。
ともかくこの表現には強い違和感、抵抗感を覚える。
後者は冠婚葬祭や交際での金品のやりとりなどを簡素にすべきことだが、前者は「生身の他人」との人的交流を極限までに自主抑制することである。
「新しい・・」というのでは「今後とも末永く」のようにすら受け取られかねず、表現としては適切とは言い難い。
「新しい・・」では国民は1、2年すら持続できるかどうか。ましてや5年、10年、或いはそれ以上というのではとても持ち堪えられるものではない。
これでは「革命」の強要みたいなものである。
せめて「当面の・・」もしくは「臨時的な・・」の表現が適切ではないか。

◆イスラム教徒にも聖人君子は少ない?!◆

2015-02-07 15:08:41 | 時評
 約二ヶ月ぶりの更新となった。

◆一般のイスラム教徒にも聖人君子はごく少数?!◆
自称イスラム国の非道ぶりを非イスラム的と批判する声は一般のイスラム教徒の間で高まっている。だが、並外れた暴力や残虐さは自称イスラム国の専売特許ではないようだ。
◆殺害された後藤健二さんの同業者の某報道カメラマン(かなりの日本政府批判者)によれば他の過激派でなくとも現イラク政府軍の民間人に対する虐殺はかなりのものだという。シリア政府の反政府活動家に対する暴力的弾圧や政府軍の残虐ぶりも有名である。また、パレスチナ・ガザのハマスは民間人の居所に対イスラエルのロケット弾発射装置を置く無神経ぶり。
◆非戦時下の中東諸国で民主化度、人権尊重度で日本同等の国は皆無といえる。ほとんどが日本を大きく下回るであろう。議会制民主主義が健全に機能している国も見当たらない。[敢えて挙げれば欧米から移住したユダヤ教徒が多いイスラエルかもしれない。] そして官民を通じて汚職、腐敗、怠慢、誤魔化しがはびこっているようだ。
◆先日、ヨルダン人と結婚してヨルダンに移住した日本人女性のことがテレビで報じられていたが、夫は事業で3度も共同経営者裏切られ貧困に喘いだという。
◆かつて日本でも麻薬密売や改札機飛び越えして列車の無賃乗車するイラン人が多かったが、イランといえは首都テヘランの大気汚染は深刻(写真)で、テヘランだけで年間4千人以上の死者を出している。複合的な要因によるものだが、主要因は交通渋滞である。自分の交通上の利便しか考えないでクルマを使用するイスラム教徒が多いことと、抜本的な対策を講じない行政の怠慢によるものであろう。この数千人という犠牲者の数はテロ犠牲者並みである。むろん交通事故の犠牲者数はどのイスラム国家でも不信仰者が多い日本とは人口比でも車数比でも格段に上回る。
◆要するにイスラム教徒にも「聖人君子」は少ないということだ。もっとも同様なことはキリスト教徒にだって言える。仏教国のタイでも汚職や腐敗がはびこり、貧富の格差は深刻である。そのような宗教の無力さや偽善を極端に下劣な表現で風刺したのがフランスの「シャルリ・エブド」紙と言える。
◆そのうち「自然尊重の宗教」と自負しながら、広大な駐車場の確保のために多数の樹木を伐採している日本の神道を皮肉る風刺画が描かれるかもしれない。

東海地方の反対側も東海地方になる?

2014-02-28 22:31:43 | 時評

アメリカの韓国系住民が多く住む都市では行政に対し公的文書や地図上での「日本海」の名称を「東海」と改めるか両名称を併記するよう求める運動が盛んになっている。
◆むろん韓国の本国では当然日本海のことを東海と呼ぶようになっているし、世界各国に対しても東海の呼称を用いるよう強く求めている。

◆したがって韓国側からすれば日本列島内の「東海地方」とは山形県庄内地方や新潟県などの日本海(つまりは韓国側での東海)沿岸地域一体のことになる。こうして日本列島には静岡県や愛知県などの大平洋沿岸地域と2つの東海地方が並立することになる。
◆しかるにロシア、特にウラジオストックなど沿海州にとって日本海は「南海」ということになるのだろうか。 ※写真は庄内の湯の浜海岸と新潟海岸(過年に撮影)

本田の金髪に違和感を抱けば非国民?◆

2013-06-07 00:52:17 | 時評
 ―――昨日フェイスブックでサッカーの本田の金髪について下記のように投稿したが、初めて「いいね」がゼロ。本田の金髪を云々することはまるで禁句やタブーのような雰囲気を感じた。サッカー選手に多い金髪や茶髪を不快に思う日本人は多いはず。なのに口にする人はきわめてまれ。でも、この傾向は政治や社会問題についても同じことが言える。問題あるものを問題にしない傾向が強くなっている。―――

 一昨日のサッカー試合で日本チームが土壇場で辛くも同点にこぎつけ、Wカップ出場権を手にしたことでマスコミを始め日本中が沸きかえっている。だが、歓喜するのは早過ぎはしないか。たかだか出場権が与えられたに過ぎない。
 国技の相撲では長年日本人力士が横綱になれないでいるし、柔道での日本人選手の低迷は悲惨そのもの。
 それに、一昨日の“英雄”の金髪度はオーストラリア選手の誰よりも格段に高かった。これだけで既に金黒が大逆転。
 あえて「夷」という“差別的”用語を使って申せば、まさに「夷をもって夷を征す」とはこのことかとも思えてくる。
 ところでトルコで吹き荒れる反政府デモに現都知事氏と前任者の暴走老人氏は大喜びしているのだろうか。

これが美しい景観なのか

2012-11-14 04:13:48 | 時評
 つい先日お上りさんになって少し東京見物をしてみた。
 最近の東京の新名所といえば、まず第一に「スカイツリー」であり、次には創建当時に外観が復原された「東京駅」のようである。
 その東京駅の外観を丸の内の方向から眺めてみた。
 確かに「点」としての東京駅舎は優美である。
 だが、その背景は決して優美とは言えるものではない。
 だから背景と一体となった景観は決して良好とは言い難い。
 ガラスづくめの超高層ビルがまるで東京駅の邪悪な背後霊のような姿となっているからである。

沖縄の人口はゼロになる?

2012-11-07 04:05:23 | 時評
 沖縄駐留のアメリカ兵の犯罪が沖縄だけでなく日本全体をも揺るがしている。
 これらの相次ぐ米兵の犯罪は新型軍用機オスプレイの沖縄配備が大きく問題となった直後だけにさらにインパクトが大きくなっている。
 当然オスプレイ配備に強硬に反対してきた人々は「これでは沖縄にはますます住みにくくなる」と語るほど怒り心頭である。
 これを受けて、日米両政府とも「あってはならないこと」とか「二度と起こしてはならない」などと口先だけのことを言う。
 なぜ「口先だけ」なのか。
 なぜなら、この種の犯罪は人類発生以来のものであり、人類滅亡に至るまでゼロになることはありえないからである。
 これは民族の違い、人種の違いにかかわらず「起こりうる」ものだからである。
 皮肉な言い方をするならば、オスプレイ配備に反対する人々、つまりは米軍の沖縄駐留自体に反対する人々にとっては「米兵犯罪は多ければ多いほど歓迎」なのではないか。
 なぜなら、米兵犯罪が多いほど反基地闘争には好都合だからである。[これは対立政党の間で相手の政党に失点が多ければ多いほど好都合であるのと同じ。衆議院の解散を前に自民党は民主党政権の「失政」を歓迎している。]
 しかし、沖縄からすべての米軍基地が撤退し、たとえ撤退しなくとも米兵犯罪がゼロになったとしても、沖縄は本当にまったくの「平和の島」になると言えるのか?
 むろん、そんなことは到底言えるものではない。
 それは沖縄県における犯罪の多さが山形県の約2倍近くであることからもうかがえる。
 平成23年の統計によれば、
沖縄県全体の犯罪件数 12,403件  うち凶悪犯 76件
沖縄在住外国人の犯罪     89件  うち凶悪犯  4件 (米兵犯罪を含む)
山形県全体の犯罪件数  6,436件  うち凶悪犯 24件
※ 沖縄県の人口 139万人  山形県の人口 117万人
     米軍基地が多いために「日本一危険な県」と言われる沖縄県の人口は
     増加の途を辿っている。特に普天間基地のある宜野湾市が顕著

 だから、「米兵の犯罪がある限り沖縄は恐ろしくて住めない」というのは一種の「人種差別」のような気がしないでもない。
 もし、米兵だけでなく沖縄県民ほかすべての来訪日本人による犯罪がある限り沖縄には住めないというのなら、沖縄の人口はゼロになりかねない。
 沖縄の米兵犯罪での一番大きな問題は捜査権や裁判権などについてではないか。
 ちなみに沖縄県民の名誉のために申しておかなければならないことがある。
 それは沖縄における犯罪件数が年々低下し、10年前は2万件を超えていたことと比べればすばらしいことである。
 今後も沖縄県民と行政機関、警察の努力を期待したい。

裁判官の生命が第一

2012-09-27 04:10:16 | 時評
 我が山形の中心街にこのようなアート性ゼロの建物がある。
 もともとこの建物には「アート性」などほとんど感じられなかったが、数年前に「耐震補強」の工事が施されて、ご覧のようにますます武骨この上ない外観に変貌してしまったのである。
 この建物は山形地方裁判所であるが、山形盆地にも活断層があるということで、急遽国家予算で耐震補強工事が進められたのであろう。
 学校などの公共施設でも耐震工事が推進されているが、何年か後には街中がこのような武骨な建物だけで溢れかえることになるのであろうか。
 ああ、やはり「世も末」である。確かに再三巨大地震の恐れもあるのだが、それにしても・・・。
「国民の生活が第一」という新しい政党もあるが、「裁判官の生命も第一」なのかもしれない。