すっかり更新を怠っていた。
除染がいかに困難であり、途方もないものであるかはチェルノブイリ大事故後のソ連当局やその後のウクライナ当局の対応の杜撰さ超不徹底ぶりでも知ることができる。
むろん、事故後にソ連もウクライナも除染を全くやっていないわけではないが、事故後もしばらく稼働させていた事故炉以外の原子炉で働く技師や作業員たちのための除染、例えば出入りする車両などの除染が大半で、広大な農地や樹林、原野などはほとんど除染はされずにほったらかしのようである。
事故原発のの近くには原発城下町とも言うべきプリピャチという都市があって、住民はすべて外部へ避難して今ではまったくのゴーストタウンであるが、旧プリピャチ市の除染もほとんどやられていない。というのも市民の帰還が計画されていないからである。
また、農民たちの中には高齢者を中心に元の村に戻った者も居るどころか、全く外部へ避難しないで居残ったままの者もかなりの数だが、彼らの日常生活や安全な農作業のために当局がきめの細かい除染や放射線量の計測をやってくれていたかというと、決してそうではないようなのだ。ましてや耕す者も居ない広大な元の農地や樹林、原野などまで除染作業員が入ることはほとんどなかったと考えるのが妥当であろう。
ただし、それらの農地や樹林、原野のほとんどがほぼ真っ平らな平地であり、福島原発周辺のように起伏の激しい複雑な地形ではないにもかかわらずである。
◆写真はまたまた旧プリピャチ市と向こうに見えるチェルノブイリ原発。見渡す限りの平地であることがわかる。
除染がいかに困難であり、途方もないものであるかはチェルノブイリ大事故後のソ連当局やその後のウクライナ当局の対応の杜撰さ超不徹底ぶりでも知ることができる。
むろん、事故後にソ連もウクライナも除染を全くやっていないわけではないが、事故後もしばらく稼働させていた事故炉以外の原子炉で働く技師や作業員たちのための除染、例えば出入りする車両などの除染が大半で、広大な農地や樹林、原野などはほとんど除染はされずにほったらかしのようである。
事故原発のの近くには原発城下町とも言うべきプリピャチという都市があって、住民はすべて外部へ避難して今ではまったくのゴーストタウンであるが、旧プリピャチ市の除染もほとんどやられていない。というのも市民の帰還が計画されていないからである。
また、農民たちの中には高齢者を中心に元の村に戻った者も居るどころか、全く外部へ避難しないで居残ったままの者もかなりの数だが、彼らの日常生活や安全な農作業のために当局がきめの細かい除染や放射線量の計測をやってくれていたかというと、決してそうではないようなのだ。ましてや耕す者も居ない広大な元の農地や樹林、原野などまで除染作業員が入ることはほとんどなかったと考えるのが妥当であろう。
ただし、それらの農地や樹林、原野のほとんどがほぼ真っ平らな平地であり、福島原発周辺のように起伏の激しい複雑な地形ではないにもかかわらずである。
◆写真はまたまた旧プリピャチ市と向こうに見えるチェルノブイリ原発。見渡す限りの平地であることがわかる。