自分の部屋のPCの横に置いている目覚ましが止まったと言うより壊れたみたい。
電池を変えても動かない。
もう35年以上経っている目覚ましだけど
愛着があります、会社の社屋竣工記念で貰ったもの。
この頃はバブル全盛期で製品も予約で一杯で
毎日夜中の0時を過ぎてからの仕事みたいな毎日を過ごしいました。
まあそれはそうとして、この時計都合今度で
4回目の修理をした。
電源ラインが金属板のエッジでプリント基板に嵌合させてあります。
しかしこの方式は時間が立つと接触が悪くなったり、導通不良で熱を持ったりしてパターンがめちゃめちゃに成りましたので線で補修しました。
後はコイルのドライブのトランジスタが壊れました、多分これは液漏れがなんかだったと思いますがパターンが腐食してしまいました。
文字盤は点々の斑点が汚らしく見え、今日その錆みたいなのをドライバの先でこすっていたら
ペロッと少し剥がれてしまった。
さて原因は一秒の発振(32.768khz)のパルスがコの字型のコイルに流れて磁束の出力の所に直径2mm程のジュラコン製の駒形のものに、永久磁石が埋め込まれていて、一秒パルスごとにそのコマが回転した時の35年分は単純計算で、一秒一回転として
1,103,760,000の回転数でしょうかね。
もちろん止まっている時間も多少はあると思いますので、大体というところです。
して、秒針、長針、短針の歯車に噛み合わされて
動くようになっている。
樹脂同士の摺り合いだし、荷重も僅かなものなので目立ってすり減るほどのものでも無いとは思う
が、このコマの軸は多分かなり摩耗していると思う。
下側の樹脂の台と蓋側の部分で軸を支える部分が
ほんの僅かしか無いみたい。
もう時間の問題ではあるが、最終的に完全に
動かなくなったら、紫外線硬化型の接着剤を買ってきて軸を付け替えてみようと思っている。
今回は蓋をきつく締めて何とか動いている。
なぜそこまでして治して使うのと聞かれても
なんだろう、とても正確そして愛着があるからなのか。
又それは当時の事を思い出すための、自分にとって一つ心の拠り所なのかも知れない。