コロナ禍で2年先延ばしにして来た
同窓会を来年は決行するという
コロナ第八波が始まっているという昨今
「いくら待っていてもコロナのやつ
収束しそうも無い
待っていたら自分達のほうが古希を迎えた今
済んでしまいそうだ」
そんな言葉が 同窓会の幹事たち
の口から聞こえてきた
先日同窓会をどうしょうかい?と
集まった折だった
それは
長年同窓会の幹事を引き受けてくれていた
E君が突然倒れ以来丸ニ年意識不明のままで
意識の戻らぬ夫の看病のせいか憔悴してみずから
命を絶ったらしい友人の連れ合いの
消息をつい最近になって
その息子からきかされたせいもあるようだ
当初の予定通り来年の三月 桜の咲く頃に
幾人の同窓生の元気な顔を見る事が叶うだろうか?
コロナ禍をものともせず幹事達のゴルフ同好会に
加えて20人でも集まれば
良しとしようとの話になった
「世は人生100年時代」と云うけれど健康寿命Quality Of Life
酒の一杯でも美味しく飲めるうちに
杜甫が詠む古希の出典の漢詩にあるではないか
(通釈) 朝廷から戻ってくると、毎日のように春着を質に入れ、
いつも、曲江のほとりで泥酔して帰るのである。
酒代(さかだい)の借金は普通のことで、行く先々にある。
この人生、七十まで長生きすることは滅多にないのだから、
今のうちにせいぜい楽しんでおきたいのだ。
花の間を縫って飛びながら蜜を吸うアゲハチョウは、奥のほうに見え、
水面に軽く尾を叩いているトンボは、ゆるやかに飛んでいる。
私は自然に対して言づてしたい、
「そなたも私とともに流れて行くのだから、ほんの暫くの間でもいいから、
お互いに愛(め)で合って、そむくことのないようにしようではなか