しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 ヘブル12章 <揺り動かされない御国>

2017-07-01 | ヘブル書

ピンクの花「こういうわけで、私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか。こうして私たちは、慎みと恐れとをもって、神に喜ばれるように奉仕をすることができるのです。」(ヘブル12:28新改訳)

ふいに襲ってくる突発性地震の怖さは、体験した者でないと分からないだろう。1995年阪神淡路大地震、2011年東日本大地震を大阪と茨城で経験した私には、その恐ろしさが骨までしみ込んだ気がする。▼ところが聖書は、やがて地球だけでなく、宇宙全体が激震にみまわれる時が来ると告げる。星が空から落ち、山が沈み、島が海に没する光景は、人々をパニックどころか狂乱状態に投げ込むであろう。▼ただ聖書預言によって、それを信じ予期していた者だけが、まもなく立ち直り、冷静さを取り戻すことができる。というのは、天地の激動に続いて、絶対に動かない永遠の御国が現れることを、主のおことばで思い出すからだ。キリストの再臨と聖書信仰に生きることこそ、平安人生の鍵である。▼主よ、私たちは宇宙崩壊どころか、がん宣告を受けただけで「自己崩壊」してしまう弱い者です。そんな者がこの世の終わりに起きることを思うと、身がすくみます。どうか、信仰・希望・愛が、絵に描いた餅でなく、キリストの日に文字通り「復活のいのち」となって輝き出る者にしてください。▼水はあふれ、火は燃えて、死は手ひろげ待つ間にも、なぐさめもて変わらざる、主の十字架はかがやけり、仰ぎ見れば、など恐れん、憂いあらず罪も消ゆ、なぐさめもて変わらざる、主の十字架はかがやけり(聖歌397)