エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて27年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

時計を食べる宇宙人

2006-10-19 | 読書ノート
 おしらせ:明日20日はお休みします。名古屋のエスペラント学習サークル・チャンブロチャルマの特別例会が、今日から八ヶ岳エスペラント館で行われるので参加します。エストニアのリディアさんが一緒です。その様子はこのブログで報告する予定です。

 「ゴンドランドのマジ」は、大きく2部に分かれ、それぞれが6章からなっている。主な登場人物(?)は、王様、女王様、王女シルヴィア、庭師のカルロ、大臣コルバクス、マジである。シルビアとカルロは恋人同士、コルバクスも王女に横恋慕している。マジは大きな体の宇宙人で、主食は時計である。おおざっぱにあらすじを追ってみよう。

 カルロとシルヴィアが単車でドライブに出かけ、怒ったコルバクスはそのことを王様に告げる。カルロは逮捕される。
 宇宙からやってきたマジは、パーキングメーターを食べてしまい、やっぱり逮捕されて牢の中でカルロと友達になる。
 シルヴィアに想いを募らせるコルバクスは、コンピュータでシルヴィアの肖像を描く。不思議なことにそのシルヴィアが実体化してしまい、6人の偽シルヴィアが城の中を駆け回る。
 マジは鉄格子を食べてしまい、カルロとともに脱獄する。
 シルヴィアは恋しいカルロが逮捕されて病気になってしまうが、部屋から抜け出してカルロと再会する。
 城内は6人の偽シルヴィアで大騒ぎである。王様はコルバクスのコンピュータのせいだと知って止めるよう命ずるが、コルバクスにもどうにもならない。王様は自分で止めようとして、コンピュータの中に閉じこめられてしまう。そこにやってきたマジが王様を助け出し、偽シルヴィアたちをコンピュータに戻す。
 カルロはシルヴィアと結婚し、マジは宇宙船で帰っていく。第1部終了。
 第2部ではカルロとシルヴィアに可愛い子供アミンダが生まれている。一方、コンピュータで騒動を起こしたコルバクスは身分を落とされて料理人になっている。
 コルバクスはトロンボという囚人と組んでアミンダを誘拐する。カルロや王様たちに、王様の招待でやってきたマジが協力して、2人の悪漢を追いつめアミンダを助け出す。
 ざっとこんなところだが、ギャグ満載の楽しいアニメを見ながらエスペラントの基礎が一通り勉強できる。機会があったらぜひ見てほしい。

   写真は想い出の品ベトナム編・扇子。たぶん1999年のエスペラントアジア大会の時、どこかでもらったもの。
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3 コメント

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マジは最高 (Reiko)
2006-10-19 08:46:03
”Mazi en Gondolando”は私のエスペラント初教材でした。懐かしいです。初心者が身の回りの単語を覚えるのにとても役立ちました。今でも知らず知らずテーマソングを口ずさんでいる私です。

Hanoiの水上人形劇場のお土産だった扇子も懐かしいです。初めてエスペラントに接したのが、99年のアジア大会でした。7年たつのですね。それにしてはエスペラントの進歩が遅い!

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Dankon! (esperakira)
2006-10-20 23:33:41
Maziで学び始めた人がいるんですね! 私も入門講座を担当する機会があったら、使ってみたいと思います。

あの扇子は水上人形劇の記念品でしたか、すっかり忘れていました。
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ベトナム扇子 (Masakato)
2006-10-24 12:55:27
私もハノイでのアジア大会に参加してあの扇子をいただきました。エスペラント合宿でのオークションに出したら、すぐ売れました。エスペラント関係のグッズはよく売れるのですが、本はなかなか売れません。本は持ってる人は持ってる、読むのが嫌いな人は、いくら安くても買いません。
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