旧生田医院

2013-02-07 19:55:47 | 徳島・高知


 三角屋根と黄色のモルタル壁が印象的なこの建物は昭和15(1940)年の建築。 戦時色が色濃くなり「贅沢は敵だ」という標語が国民に強く押し付けられた年に完成した建物になります。 今は薄汚れてしまっていますが、建った当時は暗い世相を振り払うかのように明るい色の建物であったろうと想像してしまいました。  徳島県板野町那東  13年01月中旬



 どっしりと落ち着きのある玄関ポーチ。




 ポーチの内側は白っぽく塗られています。 横の窓が板で塞がれていなければもっと明るいのに。


 誰も住んでいないような雰囲気です。




 屋根裏の明り取り用の窓。


 屋根の一部がめくれ上がっている造形。 ここに窓や換気口が無いという事は単純に室内の天井高を稼ぐ為の処理なのでしょうか。 


 僅かに見えた裏側はかなり草臥(くたび)れたもの。 行く末が心配されます。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はわいこちゃん)
2013-02-15 17:28:25
勿体ないですね。お爺ちゃんがこんな素敵なお家

を持っていてくれたなら私絶対住むのに・・。

国の未来 (es)
2013-02-17 18:00:34
はわいこちゃん(さん)、こんにちは。
全国を旅していると何処の町にもこうした空家はありますね。
地方の少し寂れた町だけでなく都内の住宅地でも見かけるから、
日本全体が高齢化して活気を失いつつあるのを実感してしまいます…。

コメントを投稿