先の大戦による空襲により大きな被害を受けた高知市内中心部に古い建物はあまり残っていません。 高知城近くにあるこの医院の敷地内にも30発ほどの焼夷弾が落ち、そのうち5発が燃え上がったのを懸命に消火してこの建物は焼け残ったとものだといわれます。 建物はRC造2階建て、柱型を浮き立たせ縦方向の直線を強調したものになっていますが、破風のデザインや小さな装飾で直線を崩しファサードは単調さを感じさせないものになっています。 屋上にある小部屋(?)は何の為のものなのか気になりますね。 高知県高知市升形 07年01月元旦
※現役の医院ですので見学の際はご配慮願います。