旧岩谷堂共立病院

2007-06-15 07:04:44 | きた東北 (青森・秋田・岩手)






 現・明治記念館(明治7年 1874)。明治11年までという短期間だけ病院として開院し、その後は学校や町役場にもなったという建物。現在は病院時代の資料や、教育関連の古い資料(教科書等)が展示され無料で公開されています。

 NHKラジオ放送劇『鐘の鳴る丘』の舞台となり劇中に登場する<緑の丘の赤い屋根>のモチーフは、岩手県江刺市(現・奥州市)であり、この建物がその原型になったようです。作者である菊田一夫(1908~1972)は大戦中に家族を江刺市の旅館の離れに疎開させており、その旅館の小川を隔てた丘の上に、とんがり帽子の赤い屋根・時計台のある洋館(つまりこの建物)を目にしていたといわれます。平成8(1996)年には建物の前に「とんがり帽子」の歌碑が建てられ、朝夕には塔から流れるメロディが丘の上に響き渡っているそうです。  岩手県奥州市江刺区南町4-8  05年10月上旬


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
似た建物 (ミカエル)
2007-06-18 17:08:39
esさん、こんばんは!
天守閣を思い出させるような感じがしました。
この建物のイメージによく似た物件を思い出すのに時間がかかりました。
金沢の前田公を祭る「尾山神社」がそれでした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE

この頃のテキスト的様式だったのでは?と勝手に想像
しました。
ミカエル
返信する
天守閣 (es)
2007-06-19 18:55:13
うまい写真を見つけられましたね。
本当に良く似ています。
この神門は昨年見ましたけれど、指摘されるまでココと似ているなんて思いもしませんでした。
年代も近いし本当にテキスト的様式かもしれませんね。
そういえばこの旧岩谷堂病院の内部も洋風ではなく、どこかのお城の天守閣に登っていくような感じだったのを思い出しました。
外観は洋風をまとったけれど、中身はまだ旧来の和の建築から脱却できなかったのがおもしろいですね。
返信する

コメントを投稿