JR牟岐線(阿波室戸シーサイドライン)と新町川が交差する辺りに建つこの邸宅は、ドイツ・ベルリン大学への留学から戻った産婦人科医の自邸として昭和3(1928)年頃に建てられたもの(三河家住宅として重要文化財指定)。 地元の建築技師・木内豊次郎がドイツの田園住宅を手本に設計したと云われ、潜水艦の艦橋のような展望台、玄関上で波打つ2階部分のバルコニーなど、ディテールに目を凝らせば凝らすほど虜になってしまうような濃密なデザインが施されています。 屋根に鎮座する棟飾りの幻獣(ガーゴイル)にとどまらず、お庭にライオンやゾウの石像までがあるのが個人的にはポイント高し。 徳島県徳島市富田浜 06年12月下旬他
※個人邸と思われますので見学の際はご配慮願います。