警察資料館

2007-10-19 07:08:32 | 南とうほく (宮城・山形・福島)





 白壁が眩しい明治の擬洋風建築(明治22年築 1889)。 ペディメントに鎮座する菊の紋様がかつての登米警察署だった事を物語っています。 昭和43(1968)年まで警察署として使用された後に復元され、今は日本唯一の警察資料館。 玄関を入るとパトカーと白バイが出迎え(乗ってもいいと館員に言われましたが、やんわり断りました。。。)、奥には留置場が再現され警察官の服装なども展示されています。 設計は宮城県技手・山添喜三郎(1843~1923)によるもの。 彼は県内で多くの建物を手掛けましたが、他に現存してるのはすぐ近くにある旧登米高等尋常小学校(現・教育資料館)のみとなっています。  宮城県登米市(とめし)登米町(とよままち)寺池中町3  05年09月中旬他


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パトカーはどうやって入れたのか (nyaao)
2009-05-29 22:42:29
私が訪ねたときは観光協会として利用されていましたが、いまのように煉瓦門はなく、ペンキもほとんど剥げ落ちて建物はぼろぼろでした。いまの建物は、解体して新しい資材で立て直したのかな。(パトカーが建物内にあるから多分)建設当初と同じように復元してますねえ。登米の町を歩いていたら、醤油の香りが漂ってきて、なかなかいい風情でした。(といっても20年以上前のことなので、ここだったかどうか実は自信がございません。)
返信する
そう言われれば (es)
2009-05-30 16:34:27
どうやって入れたんでしょうね、このパトカー。
大して気にもしてなかったんで時に考えもしませんでした。
建物は古いままのような気がしたので、やっぱりパトカーの方を分解したんじゃあないですかね???
香りというか匂いでいえば、石巻市内の魚の匂い(?)が強烈に脳裏に思い浮かびます。
ホテルの窓を開けられませんでした。。。
返信する
頑固一徹 (nyaao)
2009-05-30 20:05:23
そういえば山添さんは仕事に厳しかったらしく、建築材料にしても最高のものを求めたから、材木屋さんが何軒もつぶれたとか。おかげで尋常小学校は当時のまま、頑強に残ったんですね。それを考えると、この警察署も当時のままということですか。
返信する
そうなんですか (es)
2009-05-31 09:34:56
山添さんは渡欧して西洋建築を直に吸収してきたので、
明治初期の擬洋風建築から一歩進んだ和洋の融合した建物を数多く手掛けた、という話だけ知ってました。
それだけ厳しかったのなら現場関係者には良く思われなかったでしょうが、
今もこうして彼の手掛けた作品が当時と変わらず建っているのを見ると正しい判断だったんですね。
返信する

コメントを投稿