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安芸市の中心部から曲がりくねった道を延々と北上していき、疲れと共に嫌気がさして、もう引き返そうかと思い始めた頃にようやく姿を見せるのがこの旧発電所の建物です(大正12年築 1923)。 更に近づくには目の前の清流に架かる吊り橋を渡らなければなりませんが、ところどころ底板の抜けた木製の橋は見るからに危険そうで、リスクを冒してまで足を踏み出す勇気は流石にありません。 それでも建物の妻面のアールの付いた処理の仕方などは、“ドイツ表現主義の流れを汲む”という解説も頷ける独特のもので、わざわざ遠くまで足を運んだ甲斐があったと思えるものでした。 高知県安芸市畑山 06年12月下旬
※参考 『土佐の名建築』 1994