街にはまだハロウィン飾りで彩られているが我が家は一足お先のクリスマス!
なんてのんきな気分ではない。
季節産業に従事しているとこれからは忙しいのである。
ハルネ小田原 10月28日取り付け。
先日 cnnニュースの日本語版がアップされているのを発見したので紹介したい。
前の英語版で日本語訳をしたので大体の内容は理解していた。
しかし、こちらのほうがさすが専門家!文章がかっこいい。
「きっかけは売れ残りtシャツ」とか
「まるでウインクをするように“あまり向きになるな”と語りかけてくる」 とか・・・・。
訳者がいいのか、最初の記者の文章がこんな感じだったのかはちょっとわからないが
当日、私のインタビューの受け答えはこんなに決まっていなかったことは確実である。
お時間のある方はこちらをクリックしてほしい。
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35046754.html?tag=mcol;relStories
実家に帰郷した際、早速、中学・高校時代の友人達と再会してこの作品を所有していないかと尋ねた。
30年前の年賀状である。
大抵そんなものは誰も持っていない。
私が文部大臣賞を受賞したことさえ憶えていない人もいる。
当時は学校でも表彰されたりして1日‘時の人’だったのに・・・。まあ当たり前といえば当たり前か・・。
そんな中、一人の友人が「たしか家にあると思う」と言ってくれた。
事情を説明したら「あったらいいよ」と快諾してくれた。
後日それが郵送されてきた。これである。
保存状態が非常によい。当時のままの発色鮮明度である。その1と比べてみてほしい。
なぜなら昔の写真用のアルバムに貼られているのだ。あの接着フィルムみたいな。
それが接着フィルムのまま送られてきた。
彼は私の作品をアルバムに保存していてくれたのだ。
うれしい反面彼に悪い気がしたがせっかくの好意であるのでここはしっかり受け取ることにした。
いまでは、仕事部屋の上のほうに飾ってある。
「しっかりやっているか」と今の自分を戒める守り神のように。
こちらは毎日新聞だったか・・
たしかこのときは新聞記者が家まで来た。
慌てて制服を着て外で写真撮影。・・・ヘンな顔・・・・・
記事内容はほとんど同じだがこちらの方がちょっと誇張が入っている。
・「一週間かかって考え抜いた構図」とか・・ん~1時間ぐらいで思いついたはず。
・「うれしいと大喜び」・・・・・たしかにうれしかったけど記者さんの前では大喜びはしていない。
・「美術系の大学に進学したいと張り切っている」・・・・・張り切っているというのが若くていいね~
実は その1で紹介したこの作品は本物ではない。
額を開けてみたら写真であった。
主催者が作品を写真にとってそれを額装して私にくれたのだろう。
少し残念であったがまあしょうがないかと思った。
しかしこういう作品が出てきても懐かしいという感じはしない。
若いときの自分が現在の自分をしっかりチェックしているような気がして背筋が伸びる。
ふいに写真ではなく “あの時の本物の作品が手元にほしい” と思った。
「中日新聞」
これが当時の新聞記事である。
多分人生初めての新聞紙面登場である。
拡大してもらえれば読めるであろうか。
30年以上もたっていると新聞とはこんなに劣化するものなのか。額に飾ってあったのに・・・。
下手に触ると崩れ落ちてしまいそうな雰囲気である。
文面を見てみる。
高校生らしく詰襟。センスは30年間変わっていないが、見た目は随分変わったものである。
新聞同様劣化が著しい。
見出しには‘「愛と平和」テーマで’とある。10代にしてはご立派!
現在の私の作品テーマも随分劣化した・・・・・いやそんなに変わっていないような気もする。
上毛新聞 2013年9月27日
新聞掲載シリーズのこれまたリアルタイムの記事である。
上毛というのは群馬県の昔の呼び名というこでこの辺りではもっともポピュラーな新聞らしい。
私は最初‘縄文’と聞き違え「またマニアックな新聞社から取材が入ったな~」と勘違いした。
新聞が送られてきてどれどれと見たところ、ちょいとガックリ・・。
他のページにはふんだんにカラー写真が使われているのに私の記事は白黒・・・。
真っ赤!なのに・・・・。
全体を見回すとこの紙面は経済欄である。
なるほど視覚的に地味な経済のニュースは白黒という事になっているのだろう。
しかしなぜ経済?
「企画にはアートが宿泊客を呼ぶ付加価値となるのかを探る狙いもある 云々~」あたりからお金の話になっている。
ということで、みなさん!宿泊の方よろしくお願いします。
四萬館
2013年9月26日~
http://www.shimakan.com/
産経新聞 2013 9月14日(土)
おかげさまで六甲の作品が新聞に掲載された。
新聞掲載シリーズではじめてのリアルタイムである。
記事ではノンキな発言をしているが内覧会前日までは完成できるかどうかも微妙であった。
というか厳密に言えば掲載された朝も一生懸命手直しをしていた。
ということはこの写真撮影のときはまだ出来ていなかった・・・・?
六甲ミーツ・アート
2013年9月14日~11月24日
http://www.rokkosan.com/art2013/
神奈川新聞 1997年10月27日
それはこの画像。
といってもコメントは前回と同じ。
要するに同じ記事欄に3枚写真が掲載されその内2枚が私の作品だったのだ。
こちらの作品は毎度おなじみの「裸体像Tシャツ計画」である。
たまたまこの街にあったので実行委員にお願いして市長から許可をもらって制作されたものだ。
当時公的に実施できたのは初めてであった。
数ある出展作品の中で私の作品が多く新聞紹介され鼻高々であった。
しかしそれがいけなかった。
新聞を見た銅像作者の遺族(作者は故人)が「おじいちゃんの作品にTシャツを着せるとはけしからん!」と市長に抗議しに行ったらしい。
ということでこの作品は次の日に撤去されることとなった。
つくづく学習しない人生である。
神奈川新聞 1997年10月27日
こちらも前回と同じイベントの別新聞の記事である。
「通り過ぎる市民もけげんそうに足を止める」としながらも
「マネキンたちが“お出迎え”」 とか 「マネキンの八体がえもいわれぬ雰囲気を出している」という表現でおおむね好意的なようだ。
しかしこの新聞掲載にも思わぬ大きな落とし穴があったのだ。
それは次回で。
三崎港報 1997年10月23日
私の作品は最初から‘迷惑アート’だった。
それがこれである。
1997年というから相当むかしの話だ。
『作品を見た市民からは「何を訴えたいのかよくわからない。これもゲージュツかしら?」と首をひねっている。』で記事はしめくくっている。
そう思う市民は正しい。
なぜなら Tシャツの展示に使ったマネキンを家においておくのが邪魔なので、ここ市役所の玄関屋根にもってきてしまっただけなのだから・・・。