先日の“The Aristocrats”と共に入手し、最近聴き込んでいるのが、この“Erotic Cakes”。
遅ればせながら、Guthrie Govan(ガスリー・ゴーヴァン)氏の1stソロで御座います。
主な面子は、個人的に素性が不明な面々・・ガスリー含めてかも。
ただ、有名ギタリスト2名がソロで客演しております。
personnel:
Guthrie Govan(g)
Seth Govan(b)
Pete Riley(d)
guests:
Richie Kotzen(g-solo on#4)
Ron'Bumblefoot'Thal(g-solo on#10)
クレジットでちょっと意外だったのが、プロデューサー。
・・なぜかJan Cyrka(ヤン・サーカ)なんですよね。
彼はかつてギタリストとして日本でも紹介されていて、実は私も彼のソロ作を聴いております。
しかしながら、ここまで紹介に及ばなかったのは、個人的に強く感じたその意図の不明瞭さや主題の弱さに尽きるかと。
かのJeff Beck御大に言わせても“Steve Vaiのクローンみたい”。
・・確かにそんな風で、聴く度に何が演りたいのかなぁ?って感じた訳です。
その彼がジャケ写なども撮ったり、アートワークもこなしたり、ってな感じで関わっているようですね。
BUT、ジャケ写は素人以下の腕だし、よくこんなでOK出たな。
プロデュース業って良く分りませんが、そんな感じでビックリしております。
tracks:
1.Waves
2.Erotic Cakes
3.Wonderful Slippery Thing
4.Ner Ner
5.Fives
6.Uncle Skunk
7.Sevens
8.Eric
9.Slidey Boy
10.Rhode Island Shred
11.Hangover
世を席巻するギタリストって、その多くが自身のサウンドなり技なりを確立した方じゃないかと思います。
でも、よく分からんけど第一線で認められている方も結構いらっしゃいますよね。
プレイそのものより、ソングライティングだったり、バンド的に注目されてたりと、いうような面が多いかと。
このゴーヴァンって方は、プレイが凄いんですが、トレードマークになるサウンドや技ってのが定まらないという点で、少し不利益を被っているタイプなのかもしれません。
なんせ、彼の最大の特徴は、千変万化なサウンドメイキングと、スタイルを超えたフレージングセンスだと思うんですネ。
余りに器用すぎて判りにくいってのも、ちょっと勿体無さ過ぎます。
あのPaul Gilbertの言葉ですが、“上手いヤツは世の中に星の数ほどいるから、如何に他人と違う事を演って注目を浴びるかと言う事を、いつも考えている”んだそうです。
そういう意味では、なんか間逆の立ち居地なのかもしれませんね。
・・目立たんでもええねん、みたいな。
この作品、正直言って、最初に聴いた折はあまり耳に残らなかったというか、個人的には琴線に触れる部分が余り無かったんですね。
しかし、その後聴く回数を増すごとに色んな魅力が見えてきて、徐々にその凄さを実感するようになりました。
・・こんな作品って少ないんじゃないかと思いますね。
多分Steve MorseやSteve Vaiらをかなり研究したとみえ、全く違うサウンドで彼らのエッセンスを散りばめたプレイをぶちかましてます。
また、まるでフィドルやバンジョー、はたまたキーボードやストリングスなど、ギター以外のサウンドを感じさせるバッキングなんかも、随所からはみ出してきます。
ギターサウンド以外の部分でも、アンサンブルにおける他のパートとの絡みとか、リズムの微妙な変化とか、数多くの工夫も同様に感じられるんですね。
では、目ぼしい曲の動画を貼っておきます。
まずは、この作品のオープニングで、Steve Morseぽくレンジが広いアルペジオのうねるメロディが印象的なこの曲。
ライヴヴァージョンがありました。ドラムはおそらくPete Rileyじゃないかな。
Guthrie Govan - "Waves" (London GI Show 2008)
そして、同じライヴから、アレンジの妙が光るこの曲。
Guthrie Govan - Sevens (London GI Show 2008)
きりが無いので、あと一つだけネ。
多分、個人的には一押しかな。
確か6弦のみBくらいまで下げた変則チューニングなこの曲。
・・カッチョ良すぎです。
Guthrie Govan's Slidey boy
あと、ゲスト絡みの曲は動画でも確認できますので、気になる方は捜してみてくださいな。
・・って、紹介遅すぎなんで、諸兄におかれては“何を今更”てな感じでしょうか?(笑)
遅ればせながら、Guthrie Govan(ガスリー・ゴーヴァン)氏の1stソロで御座います。
主な面子は、個人的に素性が不明な面々・・ガスリー含めてかも。
ただ、有名ギタリスト2名がソロで客演しております。
personnel:
Guthrie Govan(g)
Seth Govan(b)
Pete Riley(d)
guests:
Richie Kotzen(g-solo on#4)
Ron'Bumblefoot'Thal(g-solo on#10)
クレジットでちょっと意外だったのが、プロデューサー。
・・なぜかJan Cyrka(ヤン・サーカ)なんですよね。
彼はかつてギタリストとして日本でも紹介されていて、実は私も彼のソロ作を聴いております。
しかしながら、ここまで紹介に及ばなかったのは、個人的に強く感じたその意図の不明瞭さや主題の弱さに尽きるかと。
かのJeff Beck御大に言わせても“Steve Vaiのクローンみたい”。
・・確かにそんな風で、聴く度に何が演りたいのかなぁ?って感じた訳です。
その彼がジャケ写なども撮ったり、アートワークもこなしたり、ってな感じで関わっているようですね。
BUT、ジャケ写は素人以下の腕だし、よくこんなでOK出たな。
プロデュース業って良く分りませんが、そんな感じでビックリしております。
tracks:
1.Waves
2.Erotic Cakes
3.Wonderful Slippery Thing
4.Ner Ner
5.Fives
6.Uncle Skunk
7.Sevens
8.Eric
9.Slidey Boy
10.Rhode Island Shred
11.Hangover
世を席巻するギタリストって、その多くが自身のサウンドなり技なりを確立した方じゃないかと思います。
でも、よく分からんけど第一線で認められている方も結構いらっしゃいますよね。
プレイそのものより、ソングライティングだったり、バンド的に注目されてたりと、いうような面が多いかと。
このゴーヴァンって方は、プレイが凄いんですが、トレードマークになるサウンドや技ってのが定まらないという点で、少し不利益を被っているタイプなのかもしれません。
なんせ、彼の最大の特徴は、千変万化なサウンドメイキングと、スタイルを超えたフレージングセンスだと思うんですネ。
余りに器用すぎて判りにくいってのも、ちょっと勿体無さ過ぎます。
あのPaul Gilbertの言葉ですが、“上手いヤツは世の中に星の数ほどいるから、如何に他人と違う事を演って注目を浴びるかと言う事を、いつも考えている”んだそうです。
そういう意味では、なんか間逆の立ち居地なのかもしれませんね。
・・目立たんでもええねん、みたいな。
この作品、正直言って、最初に聴いた折はあまり耳に残らなかったというか、個人的には琴線に触れる部分が余り無かったんですね。
しかし、その後聴く回数を増すごとに色んな魅力が見えてきて、徐々にその凄さを実感するようになりました。
・・こんな作品って少ないんじゃないかと思いますね。
多分Steve MorseやSteve Vaiらをかなり研究したとみえ、全く違うサウンドで彼らのエッセンスを散りばめたプレイをぶちかましてます。
また、まるでフィドルやバンジョー、はたまたキーボードやストリングスなど、ギター以外のサウンドを感じさせるバッキングなんかも、随所からはみ出してきます。
ギターサウンド以外の部分でも、アンサンブルにおける他のパートとの絡みとか、リズムの微妙な変化とか、数多くの工夫も同様に感じられるんですね。
では、目ぼしい曲の動画を貼っておきます。
まずは、この作品のオープニングで、Steve Morseぽくレンジが広いアルペジオのうねるメロディが印象的なこの曲。
ライヴヴァージョンがありました。ドラムはおそらくPete Rileyじゃないかな。
Guthrie Govan - "Waves" (London GI Show 2008)
そして、同じライヴから、アレンジの妙が光るこの曲。
Guthrie Govan - Sevens (London GI Show 2008)
きりが無いので、あと一つだけネ。
多分、個人的には一押しかな。
確か6弦のみBくらいまで下げた変則チューニングなこの曲。
・・カッチョ良すぎです。
Guthrie Govan's Slidey boy
あと、ゲスト絡みの曲は動画でも確認できますので、気になる方は捜してみてくださいな。
・・って、紹介遅すぎなんで、諸兄におかれては“何を今更”てな感じでしょうか?(笑)
ご指摘の様に確かに器用な感じです。動画の方も視聴させていただきましたが、うーん なんと言うか曲がイマイチ!
今の若者は個性的なプレイヤーより多様性と柔軟性が求めらてるのでしょうか?
結構腰をすえて対峙してみればホントの凄さが判ります。
その辺がアピールしづらい最大の難点かもです。
本当に堪りません♪
この頃にGPSや、ペインとのデュオでの
来日公演を観ました(^_^)/
昨年ぐらいまでDavid Kilminsterとツアー
していたようですね。
とても観たかったです。
この作品とキコ・ルーレイロのNo Gravity
は近年のギタリストのソロ作品のベストです。
テクニック大会で終わらずに素晴らしい曲が
詰まっていて驚きました!
いい仕事してますネ、ホント。
ちなみに、俺はFullblastに一票!