La selva bonita

ランダムウォークで気ままに,ガリレオ。
我々は流れ星のなりの果て。
El dia que me quieras.

中国の歴史 読む年表 岡田英弘 著

2019-02-24 22:57:45 | 日記
まえがき

序章 「中国」とは何か。「中国人」とは何か
「中国」本来の意味は「首都」
「中国」と「蛮夷」
満州人と日本人の影響
「中国人」や「漢族」といった種族は存在しない
「中国5千年」のウソ
5つの時代区分

第1章 歴史以前の「中国」
〇 紀元前3000~2000
黄河文明-洛陽から四方に広がる商業圏
・アジアを結ぶ水陸の交通路が集中していた洛陽盆地
〇 紀元前16-15世紀/紀元前1111
殷王朝の興亡と周の建国
・「東夷」の王朝をほろぼした北狄」、さらにそれを倒した「西戎」
〇 紀元前9~3世紀
「雅言」の誕生-漢字と中国語の起源
・市場取引のために人工的につくりだされた文字通信専用の言語
〇 紀元前6~3世紀
孔子誕生と諸子百家
・「儒家」は葬儀業者として出発した
百家争鳴
・各学派がまずおしえたのは漢字の読みかただった

第2章 第1期・前期 「中国史」のはじまり
〇 紀元前221
秦の始皇帝が天下を統一
・「皇帝」という新たな称号が、「中国」文明を決定づけた
郡・県制度と商業都市ネットワ-クの構築
・「皇帝」とは独占的総合商社の支配人だった
〇 紀元前213
始皇帝、焚書令を出す
・民間の書を焼いたには〝言論弾圧〟ではなく、漢字統一のためだった
〇 紀元前202
劉邦、漢を建国
・「盗賊」から「皇帝」にはじめて成りあがった漢の高祖
〇 紀元前141
漢の武帝即位
・武力と財力をつぎこんで貿易ル-トを一手ににぎった強烈な皇帝
〇 紀元前2世紀
皇帝制度の確立
・皇帝の権威と名望をたもつのに不可欠だった「朝礼」と「朝貢」
〇 紀元前136
漢、五経博士をおく
・儒教が公認されたものの、依然としてその地位は低かった
〇 紀元前104
太初暦の採用
・宇宙のサイクルが一周して「土徳」の時代にもどった
〇 紀元前100前後
司馬遷「史記」を編纂
・中国人の「正統」の歴史観をつくりあげた「正史」
〇 紀元8
王莽、「新」王朝をたてる-前漢滅亡
・帝位の簒奪者であり、失政をくりかえした〝仮皇帝〟が儒教徒の英雄となった
〇 57
倭奴国王が後漢に朝貢
・巨大マ-ケットを背景にした倭人がはじめて歴史に登場
〇 76~84
班固「漢書」を著す
・通史「史記」と断代史「漢書」が中国の歴史文化を完成させた
〇 105
蔡倫、製紙法を発明
・世界のコミュニケ-ションの歴史を変えた大事件
〇 107
倭国王帥
・鄧太后が内政をのりきるため大々的に宣伝した政治ショ-
〇 175
儒教のテキスト公定化
・太学門外にたてられた「石経」がその後の中国文明を決定づけた
〇 184
黄巾の乱
・都会の貧民層のあいだに生まれた宗教秘密結社の反乱
〇 185
五斗米道の乱
・のちに道教の本流となる秘密結社の誕生

第3章 第1期・後期 中国世界の拡大
〇 220~230
三国の鼎立と漢族の絶滅
・曹操・劉備・孫権の「三国志」時代に人口は十分の一に激減
〇 234
諸葛孔明の死と司馬懿の栄進
・蜀軍を撃退し、遼陽の公孫淵を打っ討った司馬懿が魏の実権をにぎる
〇 239
倭の女王卑弥呼の使節団が来訪
・司馬懿の名誉と体面のためにさずけられた「親魏倭王」の称号
〇 280
晋、三国を統一
・魏・呉・蜀がほろび、「正統」は魏から晋にうつった
〇 3世紀後半
「三国志」の成立-「魏志倭人伝」
・熱帯の大国に祭り上げあられた邪馬台国。じつは下関あたりにあった?
〇 300/304
八王の乱/五胡十六国時代はじまる
・晋の内紛と異民族のにおは反乱によってふたたび瓦解した中国世界
〇 439
南北朝時代はじまる
・遊牧民の北朝、漢人の亡命政権である弱体の南朝
〇 4~6世紀
中国人と中国語の変質
・中国語がアルタイル系言語化したことをしめす「反切」と「韻音」の出現
〇 552
突厥(トルコ)帝国の建国
・北周と北斉の皇帝を手玉にとった大遊牧帝国

第4章 第2期・前期 新しい「漢族」の時代
〇 589
隋の天下統一
・「非中国人」たちの王朝が、「中国史」の新たなペ-ジをしるした
〇 607
科挙制度はじまる
・受験教育の普及が中国人の話しことばから感情表現をうばった
〇 608
倭王多利思比狐が隋の煬帝に朝貢
・「日出づる処の天子」の国書を送ったのは聖徳太子ではなかった
〇 612~616
煬帝の高句麗征伐と南方遊幸
・韓半島の回収と大運河の開鑿という大事業に熱意を燃やした皇帝
〇 626
玄武門の変-唐の太宗即位
・兄と弟を殺して皇帝となった秦王李世民
〇 630
東突厥(トルコ第一帝国)の滅亡
・遊牧部族の首領たちから「世界皇帝」に選ばれた唐の太宗
〇 663
白村江の戦い
・唐・新羅連合軍による百済・高句麗の滅亡と日本建国
〇 682
突厥(トルコ)第二帝国の建国
・遊牧民がはじめて自分たちのことばを書き表す文字をもった
〇 690
則天武后が皇帝に即位
・中国史上ただ一人の女性皇帝、国号を「周」とあらためる
〇 744/840
ウイグル帝国の建国とキルギズ人の反乱
・モンゴル高原をねぐる遊牧民の攻防
〇 755
「安史の乱」がおこる
・非漢人の軍人たちの力の強大化と唐の国際的立場の弱体化
〇 8世紀
唐詩の隆盛
・〝外国語〟を話せた李白と杜甫が漢字の表現力を大きく広げた
〇 907
唐の滅亡と五代十国時代のはじまり
・華北の「中国」の地を手に入れたトルコ人と、モンゴルに進出した契丹人

第5章 第二期・後期
「北の遊牧民」の時代
〇 916
契丹(キタイ)帝国の建国
・モンゴル・満州・華北の接点に位置する北京が戦略上重要な都市となった
〇 960
宋の建国
・出自不明の人々が再統合されてうまれた新たな「漢人」
〇 10世紀後半
宋にみる中国の官僚制度
・任地に派遣された地方知事は原則として無給だった
〇 1004
澶淵の盟
・北宋が新興の遊牧民族・契丹(キタイ)とむすんだ屈辱の和議
〇 1084
「資治通鑑」完成
・中国人の病的な劣等意識が負け惜しみの中華思想をうんだ
〇 1115
女直(ジュシェン)人が金帝国を建国
・北に金、南に宋の両王朝が80年にわたって並存した
〇 1124
契丹(キタイ)の耶律大石が西遼を建国
・チンギス・ハ-ンのモンゴル帝国への道をひらいたキタイ人
〇 12世紀
朱熹、朱子学(宋学)を完成
・事実上消滅した儒教にかわり、道教によって再編成された「親儒教」
〇 1206
チンギス・ハ-ン、モンゴル帝国建国
・遊牧民共通の最高指導者にえらばれ、一代で大帝国を築いた英雄
〇 1229 
三男オゴデイが第二代ハ-ンに就任
チンギス・ハ-ンの4人の息子たちがユ-ラシア大陸を分割・継承した
〇 1236
オゴデイ・ハ-ンのヨ-ロッパ大遠征
・世界史を変えたモンゴルの世界征服計画が実行にうつされた
〇 1269
フビライ、「パクパ文字」を公布
・ハングルのもとになった新モンゴル語
〇 1271
フビライ、元の国号を採用
・補給基地であり漢人統治の行政センタ-でもあった大都(北京)
〇 1276
南宋の滅亡、元が中国統一
・世界帝国のハ-ンが中国皇帝を兼任

第6章 第三期・前期
世界帝国と宗教秘密結社
〇 13世紀後半
フビライ・ハ-ン、元の行政組織をさだめる
・中国式の要素はほとんどなかった遊牧帝国
〇 13~14世紀
モンゴル帝国の構造
・四大ハ-ン国と大小の所領が並存する偉大なるチンギス・ハ-ンの国
〇 1294
テムルが元朝ハ-ン位を継承
・オゴデイ家を再考したハイドの反乱のさなか、フビライ・ハ-ン病死
〇 1345
元朝、「遼史」「金史」「宋史」を編纂
・中国以外の「正統」をみとめた、漢人には思いもよらない歴史観
〇 1351
紅巾に乱がおこる
・宗教秘密結社「白蓮教」と漢人の塩商人たちの反乱
〇 1356
高麗・恭愍王のク-デタ-
・元の高麗人皇后一族の圧迫に高麗でおこった反元運動
〇 1368
朱元璋、明朝を建国
・盗賊団の首領が漢人王朝をたて、元はモンゴルにひきあげた
〇 胡惟庸の獄
洪武帝、昔の仲間「白蓮教」の実力者たちを大粛清





つづく

朝鮮-民族・歴史・文化- 金達 寿 著

2019-02-17 18:47:16 | 日記
Ⅰ 民族
1 はじめに
日本と関係
姓氏と族譜
民族について

2 風土と言語
地理・地形
人口・気候・産業
風俗と階級
言語

Ⅱ 歴史
1 古代
朝鮮人の先祖
古朝鮮と漢四郡
高句麗・百済・新羅
三国時代

2 民族国家の形成
渤海(震国)
統一新羅
高麗王朝
李氏朝鮮
続・李氏朝鮮

Ⅲ 植民地と独立
1 日韓併合
改革と協約
武断統治下の朝鮮

2 3.1独立運動
民族の目ざめ
抗日パルチザン

Ⅳ 文化
1 概観とその思想
仏教と儒教
美術・建築
活字・科学
実学と西学
訓民正音と小説
新文学・カップ
「言語をまもれ」以後

Ⅴ 今日の朝鮮
1 8・15の解法
「2つの朝鮮」
朝鮮戦争
平和と統一を求めて

あとがき

大和古寺風物誌 亀井勝一郎 著 

2019-02-16 17:29:04 | 日記
斑鳩宮
・飛鳥の祈り
・救世観音
・書簡-古都の友へ-

法隆寺
・初旅の思い出
・金堂の春
・宝蔵殿にて
・鳥仏師

中宮寺
・思惟の像
・天寿国曼荼羅
・微笑について

法輪寺
・荒廃
・虚空菩薩像

薬師寺
・春
・白鳳の光
・塔について

唐招提寺
・秋
・円柱と翼

東大寺
・天平の花華
・大仏殿にて
・不空羂索観音
・講堂の址

新薬師寺
・高畑の道
・薬師信仰について

あとがき


淮南子の思想 老荘的世界 金谷 治 著

2019-02-15 21:55:13 | 日記
はしがき

第1部 淮南王物語
第1章 淮南王とその時代
1 宿命的な誕生
2 好文の王
3 食客
4 謀反

第2章 仙人になった淮南王
1 登仙
2 鴻宝万畢の諸

第2部 淮南王の書
第1章 淮南子21篇
1 淮南子の歴史
2 淮南子の内容

第2章 老荘的統一
1 要略-多様と統一-

2 さまざまな立場
・儒家思想
・法家思想
・道家思想
・墨家思想
・農家思想
・数術家
・兵家

3 神話伝説
4 道とは何か
5 自然と有事-無為と有為-
6 政治
7 処世と養生
8 老荘的統一-真人と聖人-

むすび
あとがき
解説

仏像 心とかたち NHKブックス

2019-02-14 21:19:15 | 日記
はしがき

〇 仏像のこころ
・仏像に現代的意味はあるか?
・仏像を鑑賞する第1の道
・仏像を鑑賞する第2の道
・仏像を精神史的な立場からとらえる
・仏像から未来を創造する試み

〇 仏像の誕生-釈迦如来
・仏教は初め偶像崇拝ではなかった
・仏像はガンダ-ラで初めて発生した
・釈迦如来像が日本で作られた始めた
・釈迦の一生-本生譚-を仏像に作る
・32相80種好を備える仏陀像
・入涅槃-入滅-頭北面西の釈迦像
釈迦如来像に心を探る
・形を通じて心を探ってみる試み
・倫理から宗教へ 大乗の運動像
・像ができて日本に来たものと来ないもの
・釈迦の一生を生死でとられる日本人
・ギリシャ彫刻の微笑と仏像の微笑を比べる
・キリストの一生と釈迦の一生を図像で比べると
・仏教は世界の指導原理となりうるか

〇 現世利益の仏-薬師如来像
・現世利益の如来さまはどんな仏か
・日本で薬師さまが作られたのは7世紀だった
・薬師の経典と七仏薬師の思想
・薬師如来の立ち姿(立像)と坐り姿(坐像)
・薬師のまわりをかこむ12の神将
・伝教大師最澄の薬師信仰
・平安初期の薬師は森厳な表情で、量感がある
・薬師は貴族にも民衆にも親しまれていた
薬師如来像に心を探る
・薬師信仰は実利的合理主義に支えられた
・薬師信仰ははからずも日本人の魂の秘密を示す
・比叡山遠慮寺の本尊は薬師如来であった
・天台の狭義の日本的屈折の原理は?
・日本文化の統一理念はプラグマティズムではないか?
・仏の王座を阿弥陀に譲る薬師
・勢のよい宗派と現世利益の思想
・薬師と現世利益の価値論

〇 彼岸への憧憬-阿弥陀如来像
・阿弥陀仏は十万億土の西方に
・阿弥陀如来は九種ある
・阿弥陀像は丈六が基準になった
・阿弥陀堂は二つの考え方からできてきた
・阿弥陀如来の来迎引接
・来迎図の前で法悦にひたって息を引きとる念仏行者
・ニ河白道図迷いの凡夫
阿弥陀如来像に心を探る
・現代人の無心論と阿弥陀信仰の受身性
・阿弥陀の浄土と彼岸の思想は現代人に信じられるか
・マガタ国の乱世の話、観経は一大ドラマだ
・日想観、水想観など十三の観想
・極楽浄土に行きたいと思う念仏行者の執念
・九品阿弥陀の印相の意味
・阿弥陀信仰によって癒される絶望と不安など
・坐像から立像への来迎のスピ-ド・アップ
・親鸞、この偉大な合理的浄土教の師
・浄土不信の状況にある現代人

〇 絶対の探究-大日如来像
・如来を統一する仏-摩訶盧舎那仏
・大日経出でも金剛頂経でも大日如来は本尊
・大日如来と諸尊の位置を決める
・大日如来は日本以下ではあまり作られなかった
・大日如来が庶民信仰の対象となると
・大日如来がだんだん形を変えていく
・如来形大日が作られた地域にはそんな広がりがあるか
大日如来像に心を探る
・大日はなぜ民間信仰の対象にならなかったか
・無限についての神秘的な思弁-華厳経と西洋思想
・現世へ還帰してくる大日如来
・両界曼荼羅から、密教精神をとらえる
・曼荼羅は仏教思想を図解しているようなものだ
・大日は自然、人間にかかわる大宇宙の神だ
・日本人の生命観と密教との握手
・宗教観がキリスト教的に変わってはいないか?
・壮大な生命への賛美を歌う未来の宗教

〇 変化に仏-観音菩薩像
・如来から菩薩への移り行き
・観音菩薩とはこんな仏様だということ
・観音の変化が起こり始めた時代は早い
・観音さまはそもそも男性か女性か
・観音は日本でどんな歴史を生きて来たのか
・変化の菩薩-十一面観音の変化
・千手観音への移り行き
・観音菩薩の一家誉属
・馬頭観音と准胝観音
・うちとけた姿の如意輪観音
・人間と同じ姿えした聖観音
観音菩薩像に心を探る
・多面多臂の観音に注意する
・まず菩薩一般について語らねばならぬ
・多くの顔を持つ仏像の意味は何か
・たとえばジギルとハイドをとりあげてみよう
・人間の多面さを本質と現象で見分ける
・千手観音は又千眼観音でもある
・観音の思想をとらえてみれば
・観音を信じることは、安心、希望、畏怖、感謝を生む
・生きとし生けるものすべては観音である

〇 路傍の仏-地蔵菩薩像
・日本で一番多い仏様-お地蔵様
・地蔵尊の像が作られ始めて
・死んだ人を救済する仏-地蔵
・阿弥陀如来にも、つき随う仏-地蔵
・現存のいろいろな地蔵菩薩の像
・地蔵と賽の河原の縁起
地蔵菩薩に心を探る
・民衆を救済する者・地蔵菩薩のイメ-ジは
・死ぬんでいった人と生きている人を結ぶ
・民衆と辺境で信仰された仏-地蔵
・民衆の生と死のドラマ-地蔵の意味
・生-性-のシンボルと地蔵菩薩
・空也上人といわれる地蔵和讃
・鬼の登場-多田道太郎の説
・俳句や歌・俗謡に登場するお地蔵様