酒蔵徒然日記

人と酒は切っても切れません。飲み過ぎはいけませんが楽しく酒が飲めることは幸せなことです。酒造りをする社長のブログ。

寒仕込み

2011年01月31日 | Weblog
寒さも一段と厳しくなりました。
そんな酒蔵では仕込みが行われています。


外気温マイナス9℃、冷蔵庫が暖かく感じるくらいです。この寒さで蔵の中でも1℃しかありません。
吟醸酒の仕込みは蒸米を約半日さらしておきます。
これだけ冷えれば、酒も締まった味になっていきます。

それにしても1℃しかないものに手を入れるのは・・・。

当然夕方にはストーブを囲み、井の頭新酒を頂きました。

新規開店

2011年01月24日 | Weblog
シリーズ 新規開店のお店

本日紹介しますのは、焼き鳥屋「はち屋」さん。
伊那市駅隣、市営駐車場の前です(喫茶店「岳」跡)。

週末オープンしたばかりですが、間口は広く入りやすそうです。
焼き鳥と清酒「井の頭」  旨いと思いますよ。

酒の母 酒母(しゅぼ)

2011年01月20日 | Weblog
今日も冷え込みが厳しく、蔵の中でも室温1度(冷蔵庫の中の方が暖かい)。

そんな酒蔵の中では、微生物たちが働いています。
そのひとつが、酒の母と書いて酒母。
酵母・水・麹・乳酸(強力な酸性下では酵母以外の雑菌が生き難い)。
蒸米を入れ仕込みます。


仕込んだばかりではこんな感じ。
筒の中には麹から溶け出した酵素がたくさんあり、時々まわりの蒸米に掛けてあげます。
翌日になると軟らかくなります。
温度操作しながら約2週間ほどすると、大量の純粋な酵母が育ち完成です。



本仕込みに入ります。
寒くても頑張っている微生物です。

まさにこの世の楽園

2011年01月14日 | Weblog
寒さもここ数日厳しくなりました。
酒蔵の外の温度計はマイナス10℃・・・。
蔵の中の水のバルブは凍りついて開きません・・・。

しかし一か所だけ天国のような場所が・・・それは麹室(こうじむろ)。



室温約30度、湿度約50%(状況により変わりますが)。
麹室は蒸した酒米に麹菌を繁殖させるための場所なのですが、
蔵内温度がほぼ零度に近いところと比べると楽園です。



いよいよ吟醸造りに入り、蔵の作業も慌しくなります。

酒造期真っ盛りではありますが・・・

2011年01月11日 | Weblog
年が明けて早くも10日過ぎ、寒さは厳しくなり酒蔵は再び大忙し。


のはずですが、夜になるとたびたび開かれる宴(うたげ)。

かつて酒造期になると杜氏さんや蔵人さんたちの食事していたところ。
今ではちょっとした酒場というか飲み屋さん状態に・・・。


まあ喜んで来てくださるし、清酒もこの日ばかりはかなり呑んでくれます。
(ツマミはひと品持参・その他ビールなど呑み物は各自用意・などルールあり)


薪ストーブの火を眺めながら呑むと旨いんだなこれが・・・。

明けましておめでとうございます 2011

2011年01月04日 | Weblog
改めまして、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

つい最近まで年末・年末などといっていたら新年すでに4日目・・・。


元旦、朝から町内会の新年会。
「井の頭」お燗酒をたくさん呑みました。
それ以外にも市内各所での新年会のお酒の出荷もあり、一日から結構大忙し・・・。
(ありがたいことです。)


そんな正月も終わり、今日から仕事始めです。


本年も美味しい酒を醸しますので、どうぞよろしくお願い致します。