本ブログでも紹介した電子経済産業省アイディアボックスが、フォローアップサイトを開設しています。
このサイトでは、ブログやTwitterを使って、寄せられたアイディアに対する取組み状況や今後の活動などを情報発信しています。
「フォローアップサイト」という試み自体、行政ホームページでは非常に珍しいもので、関係者の誠実な対応には敬意を表します。
●民間&無料だからこそ、これだけできる
掲載コンテンツも
・主要アイディア マインドマップ
・全アイディア マインドマップ
・アイディア別データ(コメント数・投票回数・ポイント・賛成・反対・一日あたりの得票数・掲載日数)
・電子経済産業省アイディアボックスのアイディア分析に関する報告書
・テキストマイニング用データ
とツボを押さえた内容で、見せ方一つを取ってみても工夫の跡がうかがえます。
行政刷新会議でも、少しは見習ってくれると良いのですが。。。
また、ブログやTwitter、そしてテキストマイニングなど、民間の無料サービスやフリーソフトウェアを活用している点も注目です。
もしこれが、有料サービスや有償ソフトウェアを使ったり作ったものであれば、
・サイト開始までの時間
・サイト構築・維持の費用
・使いやすさ
・利用者からの反応
などの面で、現サイトよりも劣っていたことでしょう。
●人材不足を、どう補うか
「アイディアボックス」から学んだことは、作者自身もたくさんあります。
例えば、行政の対応次第で、国民の反応も全然違うということ。
行政という存在は、「誠意」の示し方が、あまり上手ではありません。
困るのが、「頑張ってます」というアピールは感じられるものの、行動や内容が伴っていない場合です。
仮にも行政のプロである人たちに対して、あまりにもレベルの低いことから指摘するのは、国民やネットユーザーにとって大きな負担となります。
で、どうするかと言えば、たぶん「無視」でしょう。
しかし、誠意を裏付ける行動や内容が伴う場合は、国民の側にも尊敬や信頼が生まれます。その後のコミュニケーションが円滑になり、積極的なアイデア提案や建設的なコメントも出やすくなるでしょう。
「お互いの尊敬や信頼」は、ネット上に限らず、あらゆるコミュニケーションにおいて、非常に有益なインフラとなります。こうした「目に見えないけど大切なインフラ」への気づきから、次世代の電子政府サービスは生まれてくるのだと思います。
最後にもう一つ。
それは、電子政府における人材の確保についてです。
「アイディアボックス」担当者のレベルの高さは、コメントやフォローアップコンテンツからも見て取れます。
基礎的な情報リテラシーに始まり、ICTリテラシー、コミュニケーションスキル、時間やプロジェクトのマネジメントなど、様々な能力やスキルがあればこその「アイディアボックス」だったと思います。
けれども、こうした人材が、今の省庁にどれだけいるのだろうか。いるとしても、それだけの人材が、電子政府の小さなプロジェクトに時間と労力を割いて関ってくれるだろうか。。。
電子政府に限らず、人件費の削減が求められる行政分野において、優秀な人材の確保は、ますます困難になっていくでしょう。
例えば、民間から人材を確保するだけでなく、その人材が能力を発揮できる場を与え、その仕事ぶりを間近にした公務員が危機感を抱いて、自ら学び始めるような「成長を促す仕組み」などが必要ですね
このサイトでは、ブログやTwitterを使って、寄せられたアイディアに対する取組み状況や今後の活動などを情報発信しています。
「フォローアップサイト」という試み自体、行政ホームページでは非常に珍しいもので、関係者の誠実な対応には敬意を表します。
●民間&無料だからこそ、これだけできる
掲載コンテンツも
・主要アイディア マインドマップ
・全アイディア マインドマップ
・アイディア別データ(コメント数・投票回数・ポイント・賛成・反対・一日あたりの得票数・掲載日数)
・電子経済産業省アイディアボックスのアイディア分析に関する報告書
・テキストマイニング用データ
とツボを押さえた内容で、見せ方一つを取ってみても工夫の跡がうかがえます。
行政刷新会議でも、少しは見習ってくれると良いのですが。。。
また、ブログやTwitter、そしてテキストマイニングなど、民間の無料サービスやフリーソフトウェアを活用している点も注目です。
もしこれが、有料サービスや有償ソフトウェアを使ったり作ったものであれば、
・サイト開始までの時間
・サイト構築・維持の費用
・使いやすさ
・利用者からの反応
などの面で、現サイトよりも劣っていたことでしょう。
●人材不足を、どう補うか
「アイディアボックス」から学んだことは、作者自身もたくさんあります。
例えば、行政の対応次第で、国民の反応も全然違うということ。
行政という存在は、「誠意」の示し方が、あまり上手ではありません。
困るのが、「頑張ってます」というアピールは感じられるものの、行動や内容が伴っていない場合です。
仮にも行政のプロである人たちに対して、あまりにもレベルの低いことから指摘するのは、国民やネットユーザーにとって大きな負担となります。
で、どうするかと言えば、たぶん「無視」でしょう。
しかし、誠意を裏付ける行動や内容が伴う場合は、国民の側にも尊敬や信頼が生まれます。その後のコミュニケーションが円滑になり、積極的なアイデア提案や建設的なコメントも出やすくなるでしょう。
「お互いの尊敬や信頼」は、ネット上に限らず、あらゆるコミュニケーションにおいて、非常に有益なインフラとなります。こうした「目に見えないけど大切なインフラ」への気づきから、次世代の電子政府サービスは生まれてくるのだと思います。
最後にもう一つ。
それは、電子政府における人材の確保についてです。
「アイディアボックス」担当者のレベルの高さは、コメントやフォローアップコンテンツからも見て取れます。
基礎的な情報リテラシーに始まり、ICTリテラシー、コミュニケーションスキル、時間やプロジェクトのマネジメントなど、様々な能力やスキルがあればこその「アイディアボックス」だったと思います。
けれども、こうした人材が、今の省庁にどれだけいるのだろうか。いるとしても、それだけの人材が、電子政府の小さなプロジェクトに時間と労力を割いて関ってくれるだろうか。。。
電子政府に限らず、人件費の削減が求められる行政分野において、優秀な人材の確保は、ますます困難になっていくでしょう。
例えば、民間から人材を確保するだけでなく、その人材が能力を発揮できる場を与え、その仕事ぶりを間近にした公務員が危機感を抱いて、自ら学び始めるような「成長を促す仕組み」などが必要ですね