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辛源さんのブログとバイリンガル論

2013-10-09 12:04:07 | 英語&その他語学
突然、なんだろう、このタイトル!と思われるかもしれませんが。。



舞台通の方は、ご存知だと思いますが、辛源(しんげん)さん、という方は、舞台俳優さんなんです。


もうちょっと詳しく言うと、お母様が日本育ちの韓国の方で、お父様がイギリス人。生まれと、10歳までの育ちは、イギリス。その後は日本。17歳の時に、韓国に留学。

今まだ、20代の若手俳優さんですが、とっても貴重な、「アメリカと日本のミュージカルに出演している(定期的に、という意味)」かたです。




私が彼のことを知ったのは、東宝クリエでの(初回の)レントで、彼がエンジェルをやっていたときです。



ダブルキャストもあり、その後も数年公演もしているので、色んな東宝シアタークリエ、エンジェルをみましたが、私は、彼のエンジェルがとっても好きでした。そして、驚きました。こんな人、いるんだー日本でも!と。


背が高い、とかそういう見た目のインパクトもありますが、演技もダンスも素敵だし、なにより、「エンジェルだ!」って思えたからです。


普通、オリジナルを見ていると、「あーなんか、違うよねーー、本場はこうじゃないよねー」とか思うところが、たまにあると思うのです。そして、更にこのエンジェルという役は、キーになる人物なので、なかなか「これ!!このエンジェルなら納得できる!」って人いないんじゃ、って思ってたんですよね。


でも、辛源さんのは、「おお!」と思ったのでとても良く覚えています。



先日千秋楽でしたが、ネクスト・トウー・ノーマル(東宝)にも、出ておられました。




さて、前置きが長いですが。。(笑)




彼のブログ、こちらです。(勝手に失礼します。。。)

俳優 辛 源のブログ



彼の、とくに、「バイリンガル」について書かれていることが、「ほんとうにその通り!!」と思うことばかりだったので、ここにリンクをはっちゃいました。




私も、「中途半端なバイリンガル(+それ以下の言語数か国語)」の人間ですが、(笑)でも!日本語は、ちゃんとできる(仕事では、こんな書き方しませんが。笑)ので、1つがしっかりできるから、いいかな、とは思ってるんです。



大学が外大で、新卒からずっと国際関係の仕事をしていたので、学生時代も、その後も、ものすごい数のバイリンガルやトライリンガル、マルチリンガル、、を見てきました。



子供のころから20年くらい海外に住んでいたのに(いわゆる帰国子女)、英語がびっくりするほどできない人をはじめ(本人もそれを隠したがっていた)、小学校を全部アメリカで過ごしたのに、英語は会話程度で(TOEIC650とか)、でも、日本語がその時代に学ぶはずのものがすごく抜けていて(簡単な漢字とかもでも)普通に日本語で話していても、「え!!?!?これ知らないの!?!?新聞とかネットも読めないんじゃ。。。」と思う人とか。



いっぱいいっぱいいます。




何年も海外(英語圏とか)にいてもそれだから、留学1年とかでいきなり、ぺーらぺら!なんでもわかる!!なんて、(スタートの時点が、どのレベルか、によりますが)ないんですよね。留学はあくまできっかけ、とかで、そのあともずっとずっと永遠に勉強しないとだめなんです。



かと思えば、「この人の発音、帰国(子女)か私立(エスカレーター式)かインター(ナショナルスクール出身)だな」と思ってきいたら、「いや、一度も海外も行ったことない。高校まで公立。けど、映画もドラマもわかるし、英検1級持ってる、TOEIC満点」とかいう人もいたり。(大学で、強烈な英語しか話さないサークルはいってたらしい。ありますよね、、名前はふせますが)


そういう人は、すっごく私のまわりは多いです。(うちの彼も、ちょーーーーすっごいです。ビートルズ聞いてたら、高校の時どんどん英語の成績あがった、とか言いますが。。でも、文法をちゃんと日本でもアメリカでもやってますけど。笑)



舞台の親友もそう。アメリカの大学院行く前に、すでに英語の成績は、県でトップ。よって、文法がちゃんとできるってことですよね。受験勉強が。でも、話すのもぺらぺらでした。子供の頃、スピーチコンテストとかでも、勝ってたし。でも、英才教育されてたわけでもないし、本格的な留学は、日本の大学院を出てから。




一番すごい友人は、日系カナダ人ですが、日本語も、関西弁(の両親なので)がぺらぺら。もちろん読み書きもできます。(お母さんが、国語の先生だったらしい)カナダには2歳から住んでるので、英語はもちろん、母国語に。でも!18歳から勉強したフランス語が、なんと自分の一番得意な言語だという!!!!
(彼女は、音楽家で(しかも各国に招待されるくらい偉い)、スポーツインストラクターで、更にMBAまで持ってる。。笑)

そして、その後、フランス語繋がりで、スペイン語も勉強して、出張とかは問題なくできる。



そういう人もいっぱいいるんですよね。てか、私のまわり、まじで、それが普通にいるから、怖い。。



そして、辛源さんが、おっしゃる「問題となるのは、両方とも(英語と日本語)中途半端な状態で落ち着く事」というところに、非常に、共感!!!でした。



辛源さんも、お母様の教育があったからだとは思いますが、苦労されておられますし。


やっぱり言語の習得は、(その他もですが)本人の努力、だと思っています。




うちのハーフの親戚の子たちなんて、幼稚園までアメリカだったのに、もういまや、英語の成績なんて、最悪ですし(笑)小さいうちからやると耳が、、とか言っても、そんなのずっと何年もキープしないと、衰えます。子供は、覚えるのも早いですが、忘れるのもすっごいので。


だいたい、大人になってからでも、全然聞き取れます。
(それは、もしかしたら、センス、、とかあるかもですが。。音楽やってるといい、とかいいますけどね)




日本で生まれ育っても、日本語のレベルって、年齢によっても違うし、たとえば、日本の中学生が、難しい法律やら保険やらの用語を知ってるか、っていうとそんなことはない。けれど、外国人から見たら、「日本語ぺらぺらだー!」ですからね。




英語ぺらぺら、といっても、私の年齢で、英語圏の中学生みたいなしゃべりかた、または、それくらいの単語しか知らなかったら、仕事もできないです。


なので、学ぶのであれば、ちゃんと、時間をかけて、(何年も、何十年も)どの言語も、ずっとやっていかないといけないのですよね。年も皆とって行くので、それ相応の単語とかを学んでいかないといけないので。




辛源さんのブログを読まれるとわかるとおもうのですが、文章も単語も、すっごくちゃんとしてるんです。


どっかのこんな変な書き方のブログと違って(笑)



彼は、アーティストなので、語彙力もある、という理由もあるかもしれませんが、このレベルで英語もできると、「本当にバイリンガルだな」って思います。(もっとも、彼は、トライリンガルでしょうが)


あと、翻訳しにくい(できない)単語、とかについての記載も、「そのとおり!!!」って思います。


日本語の「びみょー、、それーー」とか、、あんまり訳せないですよね(笑)と同時に、英語でもそういう訳しにくい単語ってあるわけで。。




とっても参考になるので、ご興味あるかたは、是非!


レント前、レント後、というブログも面白いですよ!これも、とっても、共感!!



辛源さん、今週末くらいから、またNYCに戻られて、ブロードウェイのオーディション受けられるそうです。



ブロードウェイでも彼を見たいですね!!

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