永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

スワンペーパー。

2010-01-06 11:36:31 | 日記・エッセイ・コラム
マスク型抜きして絵の具を塗ろうと、スワンペーパーを探した。今どきの時代にこの紙を売っているのだろうか、何軒かのお店に電話したら、在庫で2本あると言う店があった。早速、買い求めに行くと、お店の方からも珍しがられた。年に数:件問い合わせと購入者あり、わずかの数本しか出なくても、貴重に利用者があるのでメーカーから補充しているそうだ。店に長く置くと、スワンペーパーの糊面が乾燥して使い物にならなくなるので、少量しか置いていないとレジの人が言う。その人も使い方を知らなく、「何に使うのですか?」と言う。ぼくは昔からコラージュや絵の具のテクスチュアを絵に定着するために使っている。使用して絵の具を塗るといろんな風合も出て、絵に深みも出るから好きだ。パソコンの切抜きでは出せない、手技みたいなものを表現できるから貴重なのだ。遠く昔の時代からある伝統的なものだ。たぶん、メーカーも、製造にはたいへん手間のかかるものだと思うし、しょっちゅう出るヒット的な商品ではないと思う。使う方にしてみれば変わらぬ技法で使用するものだからありがたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿