動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙 第78号

2015年08月31日 | 通信紙版バックナンバー
平成27年 9月

{お知らせ}
平成27年秋彼岸会行事日程について以下の期日で予定させていただきます。
期日:9月20日(日) 読教開始 午後2時の1回
   9月21日(敬老の日)  読教開始 午後2時の1回
   9月22日(国民の休日) 読教開始 午後2時の1回
   9月23日(秋分の日)  読教開始 午前11時と午後2時の2回


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置物
目も眩む様な猛暑日の午後、朝方から問い合わせのあったお宅へお伺いしました。
祭りの準備からか都市部では道路が混雑し予定より少し遅れて高層マンションのインターフォンのベルを押しましたら周辺の事情を良く知っておられるご主人は快活な返事とともに自動ドアを開いて下さいました。
エレベーターを降り目的地である玄関先で足を患い杖をついて立っているご主人が出迎えてくれました。
今日お伺いしたのは随分昔に火葬を行った3体のワンちゃんの骨を当霊園の共同墓地に埋葬してほしいという依頼で、玄関先には相当年季の入った包みを纏った骨壺が真新しい紙袋に整然いれられ外出を待っているかの様です。
長年連れ添った奥様が他界し思う事もあってか、生まれ育った東海地方から娘の嫁ぎ先である千葉市に身を寄り添うようにご主人はワンちゃんのお骨と共に現在の住まいに居を移しました。
お邪魔した廊下の端には3体の犬の置物があり、それをお骨になったワンちゃんに見立ててご主人は毎日頭を撫でてあげていると嬉しそうに仰っておりました。
気候風土が生まれ故郷と似ている千葉で残りの余生を楽しく過ごしたい、そんな気持ちでお骨を見送っておりました。


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セミ
お盆も明けた晴れた朝に本堂入口から小さな男の子の呼ぶ声が聞こえました。
早口で口が回らなく外で何かがあった様子でしたので一緒に構内の回廊へと向いました。
行った先では男の子のお母さんがやれやれどうしたものかといった表情で通路のブロックを見つめております。視線の先にはわずかに動きを見せる蝉が仰向けに転がっておりました。
地面で転がる蝉は2種類あり1つは飛行中に電柱など何かにぶつかり気絶している者と、もう1つは寿命を迎えようとしている者で男の子が見つけたのは後者の方です。
数年もの間、土中の世界で幼虫時代を過ごしますが成虫になってからは僅か数週間の命しかありません。だから一生懸命鳴いているのですよ、と、お母さんは男の子に説いて余生の短い蝉を手にとり森の隅の木陰に放してあげました。







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