動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙第166号

2022年12月31日 | 通信紙版バックナンバー
令和5年(2023)1月









卯年
2023年の干支(えと)は癸卯(みずのとう)です。
癸(みずのと)は、陰陽五行説で水性の陰を指し、卯(う)はうさぎを意味します。
干支というと、ねずみやうし、とらなどの十二支(じゅうにし)を思い浮かべる人が多いかもしれません。
十二支を干支の意味で用いることもありますが、本来は、十干(じっかん)と十二支を組み合わせたものを干支と呼んでいます。干支は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の十干と
十二支と組み合わせた60通りがあり、月、日や年を表すことに使われます。
代表的なものが還暦で、60年で干支が一巡し、誕生年の干支に還ることが還暦の由来です。
十二支は、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12種類の動物で構成されています。
紀元前の中国で暦や時間を表すために使われ始めました。動物になった理由は、中国の王充(おういつ)という人が、十二支を民衆に浸透させるために、覚えやすい動物にして文献を書いたとされています。
動物にはさまざまな意味が込められていて、縁起がよいことから現在でも年賀状などに使われています。
癸卯は、十干の10番目にあたる癸と、十二支の4番目にあたる卯の組み合わせで、
十干十二支では40番目にあたる組み合わせです。陰陽五行説では、
癸が水の陰のエネルギーを表し、卯が木の陰のエネルギーを表します。
「癸」は雨や露、霧など、静かで温かい大地を潤す恵みの水を表しています。十干の最後にあたる癸は、生命の終わりを意味するとともに、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しています。
「卯」は穏やかなうさぎの様子から安全、温和の意味があります。また、うさぎのように跳ね上がるという意味があり、卯年は何かを開始するのに縁起がよく、希望があふれ、景気回復、好転するよい年になると言われています。




「因幡の白兎」
~神話の時代 「いなばの白うさぎ」に出てくる大国主命(おおくにぬしのみこと、大黒様(だいこくさま)ともよばれています)は、ワニ(鮫)に皮をはがれた白うさぎを助けた後、八上姫(やがみひめ)と結婚して因幡(いなば)や伯耆(ほうき)の道を歩いて出雲に向かいました。~
出雲地方に伝わるこのお話。一度は耳にしたこともあるかもしれません。このお話からは
うそをついたらいけないこと
人に優しくすることの大切さ
を学ぶことができますね。



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【お知らせ】冬期閉園時間について
2月まで
午後4時~4時30分を閉園時間とさせていただきます。



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