動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

被災地の猫

2012年01月17日 | 可愛い子とご家族のお話
少しずつ日が沈むのが遅くなった、もうすぐ大寒を迎える夕暮れ、一組のご夫妻に火葬の済んだ猫さんのご収骨をして頂きました。
ご夫妻は過去に幾度も猫さんの火葬をなさっておられ、私は「お家には何匹の猫さんがおられるのでか?」と、不躾にも問い掛けてみました。
今は、ご自宅に30匹の猫さん達がおられ、その内の何匹は福島県で被災された方から預かってるという事です。
被災された方は今、埼玉県に住んでいおられ、ある御縁で行き場の無くなった猫さんをご自宅に迎え入れたのだそうです。
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人魂の正体

2012年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム
年が明けて二日目、県内に於いて猫さんのお迎えをいたしました。
小雨混じりで薄曇りの中、空いてる県道を小一時間ほどでご自宅に到着しました。
玄関のチャイムを鳴らすと、ご主人が出迎えてくれました。
ご家族は私の親の代からの旧知で、挨拶で奥様の安否をお尋ねしましたら、五年程前に他界されたそうです。
居間でバスタオルにくるまれて横たわっている御歳21才の猫さんを納棺し、後部座席にご乗車頂きました。
送迎中、車内ではご主人がいろいろなお話をして下さいました。
亡くなる直前の奥様と最後に交わした言葉、近所で70匹の猫を飼っている方の事、若い頃から趣味で行っている強行遠足を故郷の地で友人とおよそ100Km歩いたは良いが、足慣れぬ疲れ果てた友人に「お前とは二度と歩かん」と言われた事など語っておりました。
葬儀も済みお送りする際は、当霊園の周辺の自然の話に至り、私は去年目撃したフクロウの事を話しました。
すると、ご主人は旭市に住んでた幼い頃に叔父様から聞いた事を話し出しました。
それは、人魂と言う物は飛び立つフクロウが鷲掴みにした魚の鱗が反射して見えるのが原因なのだ、と言う説です。
なるほど、言われてみたらそうかも知れない。
近年、解明されつつある不思議な現象は昔から妖怪とされてきたのですが、この説は海と森が隣接する地方ならではと感嘆しました。
楽しくて、興味深いお話をしてるうちにご自宅に到着し、一人暮らしとなりましたご主人がお家にお帰りになりました。
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辰年

2012年01月02日 | ごあいさつ
新年、明けましておめでとうございます。今年の干支は辰です。
辰は竜、龍とも表記され十二支の中で唯一空想上の生物です。
角は鹿、頭はラクダ、眼は鬼(幽霊)あるいは兎、身体は蛇、
腹は蜃(シン・ハマグリの意)、背中の鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛にそれぞれ似ております。
東洋では威厳ある霊獣で、西洋では悪魔と同列と、その存在に大きな違いがあります。
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