◆営業で使える黄金比
262:【デザインのコツ・デザインのツボ 100連発!】第62発 デザインワーク
こんにちは!「工業デザイン相談室」の木全(キマタ)です。デザイナーの実像・デザイナーとの付合い方・デザイナーとのトラブル回避法など書いていきます。御相談がありましたら、コメントをくださいね。
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■営業現場でも使える黄金比
このブログをご存知の方には改めて言うまでもないことなのですが、拙ブログは、あまりデザインに詳しくないけれど、日々の現場でデザインを必要とされている中小企業の方に向けて、工業デザインの基礎知識をお伝えすることを目的としています。
工業デザインは、製品の「美しさ」にかかわる仕事ですが、芸術とは違い、誰にでもわかる「美しさ」を目指しています。従って、その基礎知識は芸術と違い、とてもわかりやすいものです。そして、大変応用の効く知識でもあります。
ずいぶん前ですが、そのようなことを裏付けるとてもいい話を伺いましたので、ここで紹介しておきます。
以前、ある樹脂成形メーカーさんに黄金比や黄金長方形のお話をする機会がありました。その後しばらくしてその方とお会いしたときに、開口一番
「黄金比は使えますねえ!」
と、とても感謝されました。
その方がおっしゃるには、お客さんとの打合せで、その方が設計した納入部品の形の話をしていて、お客さんから『なんでこの形なの?』と聞かれたそうです。
そのとき、すかさず
「それは、黄金比でできた黄金長方形なんですよね」
と、答えたら、お客さんが妙に納得してくれたそうです。そして、最後にその方がおっしゃいました。
「いつもなら、形の理由なんて答えられなくてしどろもどろになって、設計変更になるパターンなのに……」
「黄金比はいいですねえ。」
この話を聞いたときに、デザインの基礎知識が製品デザインばかりでなく、営業でも有効なのだと言うことを知って、私もちょっと感動しました。
営業にも使えるデザインの知識は「黄金比」以外にも、たくさんあります。お時間がありましたら、拙ブログを覗いてみてください。
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質問としても低レベルな気もしますが、今まで感じながらも誰にも聞けなかった素直な気持ち(質問)のような気もします……。
いつもコメント感謝です。
いろいろ悩んでおられるようですね。
確かにユニバーサルデザイン(以下UD)は、難しい分野です。
というのもUDは一つの製品で完結することはなく、環境を整備していくという側面があるからです。
以前、拙ブログの「UDとは」という記事で、UDは、「すべての人が豊かな人間関係を築くために、あきらめず、少しずつでも選択肢を増やす」ことだと書きました。これは、言い換えれば「環境を整備していく」と言うことです。
最初から環境の問題に係ろうと思うと、途方に暮れてしまいます。
まずは、あなたが何をやりたいか、決めることが先決だと思います。焦る必要はありません。
私は、製品デザインにかかわる仕事を20年以上してきました。そしてやっとUDとどう付き合うべきか、なんとなくわかってきた感じです。
もし、あなたが製品デザインにおいてUDにかかわりたいのなら、UDにこだわらず(頭の隅においたまま)製品デザインの勉強をしてみたらどうでしょう?
私が非常勤講師をしている桑沢デザイン研究所は日本で唯一夜間部があるデザイン専門学校です。そこには、社会人や大学とのダブルスクールで通っている学生も大勢います。
もし、あなたが東京におり、金銭的な余裕があるのであれば、そのような学校で工業デザインの勉強をするという手もあります。
手弁当で、デザイン事務所の手伝いに行くという手もあるかもしれません。(デザイン事務所なら紹介しますよ)
UDも幅が広いですが、デザイン自体も幅が広がっています。平面、立体、GUI、ファッション、製品、インテリア、建築など、間違っていてもいいので、自分がやりたいことを決めて、まずはそれに取り組んでみてはどうでしょうか?
もう少し、具体的な話が欲しいときは、
designsoudan★goo.jp(★を@に)
までメールください。
では! 木全賢