オタク、婦女子が集まり、アニメトークをしながらＰＳＰ、カードゲームで遊ぶ。
このような光景が一般的なオタクサークルのイメージでしょう。
私とＡもエンタメサークル発起当初は上のような雰囲気になってしまうのではないかという懸念はありました。
入学当時は、芸術学群であるにも関わらずほとんどの同級生や教授、他の創作団体を見ていても、飲み会やら合コンやら誰がかわいい、やれ合コンだのくだらないことに夢中で、熱い夢を共有できるような友はいなく、私にとってなんの魅力もない時期でした。
煮え切らない「熱病」のように、寝ても覚めても作品制作を考えているのは私だけなのだと確信し落胆しました。
しかし、馬鹿な妄想を語り合える唯一の友人「Ａ」とともに２人で「エンタメサークル」を立ち上げメンバーを募りました。
そして、不思議と来る人来る人すべてが私と同じ「熱病」をもっている人たちでした。
その証拠に、エンタメサークルでは、メンバーが集合しても誰一人としてＰＳＰやカードゲーム取り出すことはありません。
３０分間のスケジュール確認などの全体の話し合いが終わると個別作業の時間になります。
ライターの「二足歩行」と「ケルト」は大のエロゲ好きなのだが、パソコンを広げても起動するのは”Word文書”で、二人で相談しながらシナリオを執筆します。
私を含め、絵師のＡや１９６６、ハカト、Ｙも、技術の向上にはどん欲で、お互いに自分のデジタルイラストを見せ合い批評・意見を交わしています。
ライターの「イオリ」は他の創作サークルとの交流を行い合作などのイレギュラーな企画を持ち込んできてくれます。
休日にメンバーが集まり、ファミレスでゲームのシナリオやキャラ設定など制作の話をしていたら４時間以上経過しているということはざらです。
-----------重度の熱病患者たちが支えるはエンタメサークルです。
