金容成のブログに引用されたお父様のみ言から読み解く”真実” Ⅱ
束草偽霊界メッセージ事件
13 金孝律補佐官の偽り-③
統一家の混乱の核心に金孝律補佐官がいた。補佐官は777家庭であり、40余年間、真の家庭の執事でもあり、誰よりも真の父母様に侍る指導者であった。真の家庭の執事として、真の父母様の摂理から真の家庭の雑務に至るまで、全ての仕事を処理してきた指導者でもあった。
補佐官はお父様に従わず、違う道を歩まれるお母様に従ったということを確認できる資料がみ言選集607巻11ページにある。
2009年1月24日天和宮
<中略>オモニは勝手にしようと思っているのです。勝手に動くというのです。オモニはオモニの行きたいように行き、私は私の行きたいように行くというのです。私は朝、どれほど深刻だったでしょう。夜明け前の真っ暗な世界、電灯が砂浜に反射するような、そんな気持ちで早朝に発ちました。今日は大変革を成すというのです。オモニは勝手にしなさい。先生の近くにいる孝律、ユン・ギビョン、それからドンホ!<中略>
資料:み言選集607巻11〜12ページ2009年1月24日天和宮
このお父様のみ言は、当時の統一家の混乱状況を理解するのに非常に重要なみ言である。孤立無援の立場で、お母様と教権勢力らに対するお父様の悲しい心情を表現されたみ言であり、基元節勝利の為の最後の時を歩まれたお父様の苦難を理解するための重要なみ言である。また2009年初めから教権勢力は、お父様ではなくお母様を中心とした勢力であったことを感知させる根拠となるみ言でもある。
その中に補佐官を言及したところがあった。私が金孝律補佐官を注視するのは、誰よりも真の家庭の事情を知っていた指導者であり、真の家庭の子女様たちと共に生活し、誰よりも真の家庭の幸福の為に全力を尽くさなければならない立場にあったにもかかわらず、偽りを根拠に真の家庭破綻の主役としての歩みを見せたからである。
2010年以降の補佐官は、憎悪ある発言をしながら顯進様を批判した。常識的に考えると、信頼を受けた指導者であるならば、お父様にそれ相応の忠誠心がなければならない。
補佐官の位置は、お父様の摂理観に絶対服従しなければならない位置である。お父様が父子協助時代を宣布し、孝進様が生きておられるにもかかわらず、顯進様を摂理的長子として宣布された事実を一番近い位置で見ていて、お父様の摂理に対する意中を正確に認知していた指導者であったはずだ。
金孝律氏が補佐官としての役割に忠実であったならば、誰よりも顯進様を擁護し、未来の指導者として摂理的経綸と徳を備えることができるよう、最大限の配慮をすることが常識であり、道理であった。しかし補佐官はその道を行かなかった。
偽りを持って真の家庭を軽視し、摂理意識の弱い真の家庭のメンバーを惑わし、真の家庭を離散家族とした元凶となり、神様の摂理を無為化しようとしたサタンの代役となったことを否定することはできない。よって私は、統一家の混乱期に金孝律氏が発言した内容を中心に、お父様の心情を蹂躙し、教権勢力の核心にいて、裏切りと反逆の道を歩んできた彼の実体を明らかにし、食口たちが統一家に実在する真と偽りを識別できるようにしたい。
2010年2月22日、金孝律補佐官の主張
私達には真の父母がいますが、他の人は、真の子女、もしくは他の人を真の父母としている?話にならない。どちら側が本当の真の父母であるというのか?これは私達が理解しなければならない核心ポイントである。真の父母様は唯一一人である。<中略>Rv.ムーン、真のお母様は、私達の真の父母、人類の真の父母様である。顯進様が地上におられ、亨進様、國進様がここにおられるが、彼らは私達の真の父母ではない。私が思うに、亨進様、世界会長は、この点において明らかである。
資料:2010.2.22 世界国家責任者総会遊天宮金孝律補佐官による発表文から抜粋
補佐官による上記の発言は顯進様が、文鮮明・韓鶴子という二方が人類の真の父母ではなく、文顯進・郭全淑の二人が人類の真の父母であると主張したという偽りの証言である。お父様は補佐官から真の父母僭称(せんしょう)の報告を受け、顯進様に対し非常に怒りを覚えられたことは、み言選集609巻154ページに記録されている。
顯進様を批判されるお父様のコディアックでのみ言
「私は郭一家や顯進とは何の関係もない。真の父母様は郭一家と顯進家庭とは何の関係もない」「真の父母は誰ですか?それが結論である。お父様の指示と一つになれなければ監獄に行く。誰が真なる主人であり、誰が皆さんに祝福を与えたのか?真の父母か?それとも顯進か?」
資料:統一家の指導者と食口の皆様に。真の父母宣布実行委員会発行の文件 P.11 P.14
上記のみ言は、食口たちには戒めと同じ威力を発揮しているみ言である。食口たちに、真の父母を選ぶのか?顯進を選ぶのか?という二者択一を強要した。補佐官による偽りを信じたお父様が語ったみ言を原文のまま表現すれば、顯進様は共産党が人民裁判をもって粛清するように消えなければならない、となる。1)資料:み言選集609巻153ページ2009.3.9 天正宮
2010年以降の混乱は、後継者問題と資産問題による葛藤としてメディアにより広く知られた。人類の救済を標榜してきたその位相が、無残に崩れた時であった。韓国内のメジャーメディアが先を争って真の家庭の惨状を報道した結果、一般社会で暮らしている統一教会の人たちに対し、嘲笑と皮肉の声が巻き起こったが、その理由は統一教会の核心が「真の家庭運動」だったからである。そしてその嘲笑と皮肉の声の中で、最も困惑したのは約五万人の平和大使たちであった。
現代社会の家庭崩壊を心配する社会の指導層が、真の家庭運動に多大な関心を持っていたが、文鮮明総裁が人の家庭を心配している状況ではなく、平和大使が文鮮明総裁の家庭を心配しなければならない状況ではないかと皮肉をいう彼らの姿が今でも目に浮かぶ。ましてや世の中の人はどうだろうか。
上記のような内容が毎日メディアで話題となっていた時補佐官は、遊天宮で以下のように顯進様を批判した。彼は、これは兄弟間の争いではなく顯進様とお父様との争いであると主張した。偽りをもって真の家庭の親子間の天倫を破壊したのだ。
これは兄弟姉妹間の争いではない。彼ら(顕進様サイド)はこのような状況が始まったことをそのように説明している。彼ら(顕進様サイド)は最初から真の父母様を直接批判する勇気がないからである。当時、顯進様はお父様とお母様を直接指摘することができなかった。そのため、彼ら(顕進様サイド)は誰かを非難するスケープゴートが必要であり、彼ら(顕進様サイド)は私を利用した。
資料:世界国家責任者総会遊天宮金孝律補佐官による発表文から抜粋2010.2.22
本当に残念ではあるが、お父様も顯進様を、補佐官と同じ視点で見られたという根拠は数多い。このような脈絡から私が上記で言及したように、お父様は顯進様を心配されるしかない状況であったことを理解しなければならない。
金孝律氏が顯進様を批判した内容と、お父様が顯進様を心配される内容が通じるという意味は、補佐官が上記の発表文と同じ内容を、お父様に報告したということになる。
亨進様が代身者相続者となった為に憤怒したという補佐官の報告
補佐官は、顯進様がお父様に対立するようになった理由を説明した。復帰摂理史を例に出して、顯進様を悪辣に非難した。補佐官による顯進様批判の内容を以下に紹介する。
亨進様の戴冠式から問題が始まった。韓国とアメリカで二回、いや三回にわたってあった。その儀式の前まで、私が理解しているところでは顯進様は、自分が神様と真のお父様から王冠を受け、相続者となるべき者であると完全に信じていた。
彼が信じていたものは、エソウが長子として全ての祝福を受けるというものと同じである。このエソウと同じような感情・態度・行動はこの戴冠式から始まった。落ちこぼれたという感情・嫉妬心、よく分からないがさらには不安と憎悪、あらゆる感情がその中にある。これが分かれることになったきっかけである。
それから顯進様が指摘し始めたが顯進様は、お父様とお母様を直接指摘することはできなかった。それで国進氏・亨進氏と私(補佐官)が都合の良いターゲットであった。彼ら(顕進様サイド)は指で指摘した。指だけでなく、私には拳で打つこともできると。しかし問題はない。
資料:2010.2.22 世界国家責任者総会遊天宮補佐官による発表文から抜粋
補佐官の主張は、顯進様が神様王権解放戴冠式の時、亨進様が代身者相続者の資格を付与されたことで憤怒・憎悪・嫉妬心・などが起こり、それがお父様を排斥する原因となり、ついには統一家が引き裂かれたきっかけとなったと主張し、それを「エソウの憎しみ」に例えた。
補佐官による、代身者相続者=後継者というフレーズは、神様のみ旨と摂理、お父様のみ言を軽視する無知な策略であり、反逆である。お父様は全ての祝福家庭は皆、神様とお父様の代身者相続者とならなければならないと強調された。み言選集1巻から615巻までには、そのように強調されたみ言は数多くある。
補佐官の主張どおり、顯進様が代身者相続者になれず、落ちこぼれたという感情などで、お父様に背く反逆の道を歩むことになったのであるならば、その時期は2009年1月15日以降ではなく、2008年4月18日以降でなければならない。なぜそうなのか?
実際にお父様が亨進様に、代身者相続者としての資格を付与された時は2009年1月15日ではない。すでに2008年4月18日、亨進様を世界会長に任命された場で、代身者相続者の宣布をされた。顯進様も亨進様がお父様から代身者相続者の資格を付与されたことを知っておられた。
したがって補佐官の主張どおり、顯進様が代身者相続者としての資格を付与されず落ちこぼれたという感情でお父様に反旗を翻し、逆らわなければならないのであるならば反逆は、2008年4月18日からであると見なければならない。しかし補佐官の主張のような、顕進様は憎悪・嫉妬心・不安憤怒などで亨進様を苦しめた、という記録は全くない。またそれが原因となり、お父様を排斥した事例も全くない。むしろこの期間、憎悪・憤怒などで顯進様を迫害した方は亨進様である。亨進様が代身者となって以来、國進様・お母様・教権勢力の手足となって、実兄である顯進様を迫害した記録があり、証人がいるため、これを否定することはできない。
補佐官は、2008年4月18日以降2009年3月8日までの期間、顯進様が亨進様を無視したとか、亨進様の指示に背いたとか、または憎悪・嫉妬心・憤怒などでお父様を排斥した事例が一つでもあるならば、それを明らかにするべきである。補佐官は亨進様・國進様・お母様・教権勢力が顯進様を激しく迫害した事実を、報告を通して正確に知っていたはずである。
2008年4月18日、お父様の代身者となった亨進様が、顯進様の総会長職を剥奪し、お父様に黙って理事会委員を交代させただけでなく、理事会委員を原状復帰するようにお父様が指示したにもかかわらず拒否したという反逆をお父様が知れば、お父様が神様王権解放戴冠式の時、亨進様夫妻に王冠をかぶせ、マントを着せ、代身者相続者の資格を付与されただろうか?
補佐官が回答できなければ、亨進様が回答しなければならない。亨進様は現在も後継者を主張しているからである。亨進様が答えられないならば、國進様が答えなければならない。
沈黙を守ったとしても問題が解決されるわけではない。お父様は、理事会の招集を試みただけで、顯進様を全ての公職から降ろされた方である。お父様が上記のような亨進様による反逆の内容を全てご存知になれば、亨進様にはどのような処置がなされるだろうか?國進様には?亨進様と國進様の反逆をお父様に報告せず顯進様を偽りで迫害した金孝律氏をはじめとする教権勢力には?果たして、お父様は彼らにどのような処置を取られるだろうか?金孝律氏は知っているはずである。