あやし小児科医院 第2ホームページ

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タミフル不足

2023-11-09 11:32:22 | ワクチン

子ども向けインフル薬が不足 「過剰発注控えて」 想定超える流行で

 主に乳幼児向けのインフルエンザ治療薬、タミフルドライシロップ(オセルタミビルリン酸塩ドライシロップ)の在庫が逼迫しているとして、厚生労働省は8日、過剰な発注を控えたり、別の薬に処方を変えたりするよう呼びかける事務連絡を都道府県などに出した。

 今季は季節性インフルエンザの例年より早い流行により供給が不足。現時点で解消の見込みは立っていないという。

 「タミフル」の名称で販売する中外製薬は、8日からドライシロップの限定出荷を開始。過去の流行をもとに今季はカプセル180万人分、ドライシロップ130万人分を用意していたが、想定を超える流行などによりドライシロップが欠品するおそれがある。同社によると、原料の入手が困難となっていることなどもあり、現時点では増産は厳しい状態という。後発品をつくる沢井製薬もすでに限定出荷をしている。

 「薬がまったく手に入らない状態ではない」(厚労省の担当者)が、供給不足の解消の見込みが立たないことから、事務連絡は、医療機関や薬局などに対し、過剰な発注を控え、当面の必要量のみ購入する▽5歳以上で可能な場合は吸入薬の処方を検討▽カプセルの薬をカプセルから外して調剤――などを求めている。

 厚労省が6日公表した、全国の定点医療機関での季節性インフルの患者数は前週の約1・20倍の19・68人で、42都道府県で注意報レベルとなっている。昨冬からの流行が続いており、例年より患者が多い状態で推移している。前年同時期は0・03人だった。