あやし小児科医院 第2ホームページ

あやし小児科医院第1ホームページに載せきれなかった情報、横道にそれた話題をランダムに掲載します。

はしか・風疹ワクチン(MRワクチン)の在庫がなくなりました

2024-03-19 20:16:12 | ワクチン

はしか・風疹ワクチン(MRワクチン)の在庫がなくなりました。

 

今年になってT社製のMRワクチンの不具合が判明し、回収処置がとられた結果、入荷しなくなりました。

さらにはしかの流行が広がり、接種者が増えたため、在庫がなくなりました。

しばらくMRワクチンの接種は中止します。

入荷の見込みが立たないので、予約も受けられません。

 

以上ご理解のほど、よろしくお願いします。

 

あやし小児科医院

 


東京都で今年4例目のはしか患者

2024-03-19 17:10:17 | ワクチン

国内ではしかの感染者が増加する中、東京都で今年4例目の感染者が確認された。

 

はしかへの感染が確認されたのは、都内に住む20代の男性で、先月下旬に東南アジアから帰国した。

男性は今月10日に発熱の症状が出て、都内の医療機関を受診したが、はしかとは診断されなかった。

その3日後の13日に体に発疹が出たため、再び都内の別の医療機関を受診したところ、はしかと確認された。

これで、今年都内で確認されたはしかの感染者は4人となった。

男性は現在、自宅で療養中で、快方に向かっているが、都によると、周囲に感染させる可能性がある今月10日と12日に、新宿や秋葉原の飲食店を利用していたということである。


はしかの流行

2024-03-15 00:05:32 | ワクチン

 欧州を中心に世界各地ではしか(麻疹)の感染が拡大している。

日本でも、3月8日東京都内で、20代女性の感染が報告された。

はしかは集団の95%に免疫がなければ流行してしまう。

 

空気感染するため、バス、新幹線、建物の中に1人感染者がいれば全員が感染する。

マスクを楽々通過するため、マスクで予防することもできない。

インフルエンザに比べ6〜9倍の感染力がある。

ワクチンをしていなければ100%感染する。

2000年4月2日以降に生まれた人は2回接種をしている可能性が高い。

1972年10月1日から2000年4月1日までに生まれた人は1回接種の世代となる。

1972年9月30日以前に生まれた(今年52歳以上となる)人は、1回もワクチン接種をしていない可能性が高い。

 

■特効薬がない。治療は対症療法だけ

はしかは10日ほど潜伏期間があり、初期症状は普通の風邪と同じで、せきや鼻水、発熱などが出る。

発症3日目くらいから症状が強まり、40度を超す熱が出たり、結膜炎を起こしたり、全身にぶつぶつと赤い発疹が出てきて、1週間ほど続く。

特効薬はないため、治療は高熱が出れば解熱剤を服用するなどの対症療法となる。

国立感染症研究所の資料によると、約30%の患者が合併症を発症し、その半数が肺炎である。肺炎は死亡することがある。

脳炎を起こせば、錯乱したり意識レベルが低下したり、最悪、死に至る。命は助かっても失明することがある。

はしかは全員が重症であり、全員が入院して点滴すべき状態となるが、感染力が強いためどこの病院も引き受けをためらう。(院内感染を起こさないためには、はしか専用病棟を作らなければならない!)

運良く治ったと思っても、はしかに感染して7〜10年ほどで亜急性硬化性全脳炎を発症することがある。これも治療薬はなく、発症後は知能障害や運動障害が進行し、数カ月から数年で死亡する。

妊婦が感染すると、重症化しやすく、30〜40%の確率で早産や流産、死産となる。

 

さらにまずいことに、現在はしかワクチンが全国的に不足している。注文しても入荷しない。

  不足の理由は⇒ 001191165.pdf (mhlw.go.jp)

そこにはしかの流行が重なればコロナ禍の比でない状況になる。


ジェネリック医薬品の供給不足 構造的課題の解消を 2

2024-02-16 20:07:59 | ワクチン

【ジェネリック市場の急拡大】
背景を考える上で、1つ注目すべきなのは「ジェネリック市場の急拡大」です。
ジェネリック薬の使用割合(数量シェア)は、2011年まで40%未満でしたが、その後、大きく上昇し、2021年には80%近くまで上がりました。シェアが約10年間で2倍に拡大したのです。
これは、ジェネリックが、価格を低く抑えられ、医療費の抑制や患者の負担軽減に繋がることから、国が利用を強く推進したことが、大きく影響しています。
ところが、国が定める価格=薬価は下がり続け、経営が厳しさを増していて、メーカーの数自体は、逆に少しずつ減ってきています。
需要が伸びてもメーカーが増えず、さらに中小企業も多いことから、結果的に、1つの会社が多くの品目の医薬品を少量ずつ作る、「少量多品目生産」という構造が広がりました。
現在、約190のメーカーが、約1万1000品目もの薬を供給しています。

しかし、生産する医薬品の種類が増えれば、それだけ製造工程は複雑になり、管理も難しくなります。
メーカーはその分、製造や管理体制を強化しなければなりませんが、厳しい経営や、過密な出荷スケジュールの中で、その余裕がなく、対応がおろそかになった会社がありました。
また、常に限界に近い稼働を続けているため、今回のような緊急事態に増産できる、「余力のある会社」が少ないという課題もあります。
このため一度、医薬品不足に陥ると、影響が長期化してしまいます。
いま必要なのは、無理な市場拡大を改めて、非効率な生産構造も出来るだけ見直し、安定した供給体制を築くことです。

【安定供給の会社 高く評価を】
では具多的にどんな対策が必要なのか。
国が設置した有識者の会議で議論が行われ、10月、その中間とりまとめが公表されました。
そこでは、後発薬の品目数を抑えるため、新規の薬に一定の絞り込みを掛けていく。
また有効成分が同じ薬などは、品目の統合を促進するなどの対策を、検討するよう提言しています。
さらに、緊急時に即座に増産できるような「余剰能力」のあるメーカーをより高く評価し、その結果を、薬価制度などに反映する仕組みも検討すべきだとしています。

これまでジェネリック業界は、値段の安さばかりが重視されてきたとも言われています。
それが、激しい価格競争を生み、設備投資や体制強化が進まなかった面もあります。
今後は、品質をきちんと保てる、安定供給を維持できる会社が、より高く評価され、信頼を得る市場に変えていく必要があります。
本来ならば、市場の拡大を主導した国が、もっと早くから対策を実施すべきでした。
国は、新しい薬価の仕組みや評価の基準を早急に打ち出す必要があります。
さらに、薬価の過度な引き下げには、歯止めを掛けていく対策も検討すべきだと思います。

【行政の監視機能も強化を】
そして、もう1つ対応を強化すべきなのは、行政による監視です。
製造が適正に行われているかは主に都道府県が調査し、監視することになっています。
しかし、それが十分に機能していたとは言えません。
一連の不正の中には、長年、不適切な製造が行われてきたにも関わらず、それが見つかってこなかったケースもあります。
今回の問題で、ジェネリックの業界団体などは、社員教育の充実やコンプライアンス遵守の強化など、自主的な対応策を打ち出しています。
それでも、医薬品の問題は人々の健康や命に直結するため、国と都道府県は、監視やチェック機能をより強化し、それを担当する専門職員の育成にも力を入れる必要があります。

【まとめ】
一連の不正による深刻な薬不足で、ジェネリック業界の信頼は大きく失われました。
しかし、医療費の伸びや患者の負担を抑えられるジェネリックが、重要な医薬品であることには、変わりありません。
だからこそ、業界が抱える構造的な課題を一刻も早く解消し、再発を防ぐ必要があります。
問題を二度と繰り返さないこと。これが失われた信頼を取り戻す、唯一の道だと感じます。


タミフル不足

2023-11-09 11:32:22 | ワクチン

子ども向けインフル薬が不足 「過剰発注控えて」 想定超える流行で

 主に乳幼児向けのインフルエンザ治療薬、タミフルドライシロップ(オセルタミビルリン酸塩ドライシロップ)の在庫が逼迫しているとして、厚生労働省は8日、過剰な発注を控えたり、別の薬に処方を変えたりするよう呼びかける事務連絡を都道府県などに出した。

 今季は季節性インフルエンザの例年より早い流行により供給が不足。現時点で解消の見込みは立っていないという。

 「タミフル」の名称で販売する中外製薬は、8日からドライシロップの限定出荷を開始。過去の流行をもとに今季はカプセル180万人分、ドライシロップ130万人分を用意していたが、想定を超える流行などによりドライシロップが欠品するおそれがある。同社によると、原料の入手が困難となっていることなどもあり、現時点では増産は厳しい状態という。後発品をつくる沢井製薬もすでに限定出荷をしている。

 「薬がまったく手に入らない状態ではない」(厚労省の担当者)が、供給不足の解消の見込みが立たないことから、事務連絡は、医療機関や薬局などに対し、過剰な発注を控え、当面の必要量のみ購入する▽5歳以上で可能な場合は吸入薬の処方を検討▽カプセルの薬をカプセルから外して調剤――などを求めている。

 厚労省が6日公表した、全国の定点医療機関での季節性インフルの患者数は前週の約1・20倍の19・68人で、42都道府県で注意報レベルとなっている。昨冬からの流行が続いており、例年より患者が多い状態で推移している。前年同時期は0・03人だった。


仙台市の小児科医療が逼迫しています

2023-07-04 22:35:27 | ワクチン

仙台市の小児科医療が逼迫しています。

RSウイルス、ヘルパンギーナ、ノロウイルス、コロナウイルスの患者が激増し、

入院ベッドがありません。

肺炎になっても入院できない状況です。救急車は立ち往生です。

流行が収まるまで保育園を休むとか、しっかりマスクをするとか、自衛をお願いします。当分の間、入院の紹介も出来ません。

(2023年7月4日)


2022年のインフルエンザワクチンの予約を始めます

2022-08-18 23:44:50 | ワクチン

 

1回目の接種は 2022年 10月11日(火)~11月25日(金)の期間に行ないます。 

接種日指定の予約となります。2回目は3週間後(その日が休日の場合は4週後)に行ないます。

窓口で 空いている希望の日を予約して下さい。予約券と予診票をお渡しします。

お電話ではお申し込みできませんのでご注意下さい。

電話回線のパンク防止、診察券確認、接種日選定の迅速化、予約券と予診票お渡し、のためです。)

インフルエンザワクチンと他のワクチンの同時接種は行ないません。

 

【対象】 

 当院にカルテのある生後満1歳以上の方とその家族の方   

   当院にカルテのない方、卵アレルギーの方は受けられません 

 

【接種回数・料金】 

   1歳~小学生 ・・・2回接種(皮下注)。 1回につき3,500円(税込)。(計7,000円)

            2回目の接種は3週間後(3週間目が休日の場合は4週間後)に行ないます。

   中学生以上~  ・・・1回のみ接種(皮下注)。 3,500円(税込)。

                                      

   予約した日に体調が良くない場合はご連絡下さい。空いている日に変更します。

   連絡なく来院されない場合はキャンセル扱いとさせていただきます。

   年内に2回の接種が終了しないときは流行に間に合いませんので中止となります。

 

 接種日には 診察券、母子手帳、予約券、記入した予診票 の4点セットをご持参下さい。

  待合室が密にならないように、個人票は必ず記入してお持ち下さい。

  母子手帳がないと受けられません。

  中高生までは保護者の同伴が必要です。

  予防接種の受付時間:午前中は11時半まで、午後は16時半までとなります。

 

 インフルエンザワクチンは発病を阻止するものではなく、重症化を防ぎ、死亡率を下げるためのものです。

  従って接種しても罹患することは珍しくはありません。

   昨季はワクチン株と流行株が一致し、小流行で済みました。 

 

   今期はインフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行が懸念されます。

  是非インフルエンザのワクチンを接種しておきましょう。

 

 一般の診療と並行して行ないますので、お待たせしないで、しかもミスなく接種を進めていくために1日の人数制限をしています。

 300人分を準備します。予約が予定数に達した場合はこの欄でお知らせします。

 

参考

 今季(2022-23)のインフルエンザワクチンには次の4種類の抗原が含まれます。

 

型株
  • A/ビクトリア/1/2020(IVR-217)(H1N1)
  • A/ダーウィン/9/2021(SAN-010)(H3N2)
型株
  • B/プーケット/3073/2013(山形系統)
  • B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統) 

 

     ➔1つのワクチンで A型2種類 と B型2種類 に効果があります。 

 

     以上のことをご理解いただいた方のみ御予約をお願いします。

                                         あやし小児科医院 

 

 

  ♣あやし小児科医院第一ホームページがお引越ししました。 

  ♣新しいURLはここです → https://ayashipc.amebaownd.com/

 

 


日本脳炎ワクチン入荷しました! お急ぎ下さい

2022-06-23 10:52:36 | ワクチン

不足していた日本脳炎ワクチンが入荷しました。

しばらくの間、予約なしで接種できます。

 

次回の入荷目途が立っていませんので、ご希望の方はお急ぎ下さい。

受付時間は 午前は9~11時半、午後は14時~16時半となっております。

毎月第2、第4土曜は休診です。土曜日、水曜日は午前中診療となります。


インフルエンザワクチンの予約は終了しました

2021-10-27 11:24:53 | ワクチン

予約された方は当日忘れずにおいで下さい。

連絡なしにおいでにならなかった場合は、以後接種はできません。

体調が良くない場合は、当日にご連絡をいただければ12月中旬以降に延期します。

ただしインフルエンザワクチンは12月末で終了となります。(1月では流行が始まるので間に合いません。)

 


予防接種料金 2020年10月1日改定

2020-08-12 23:36:38 | ワクチン

 

10月からロタウイルスワクチンが無料化されます。

 対象は2020年8月1日以降に生まれたお子さんで、接種日に仙台市に住民票がある方です。

 1回目の接種は生後6週から14週6日の間になります。15週になると接種はできません。

 但し9月中に接種した場合は自己負担(14,700円)になります。