今日、姫路商工会議所の経営トップセミナーでは、
戦艦大和の生存者の一人である八杉さんという方の
講演会が行われました。
死と隣り合わせの毎日を生き、その死をも恐れぬ力強い
決意。
その中でも、家族を思い、友を思う。また、恩師を思う。
なんとも複雑な心境の中で、多くの方が生き、そして、
亡くなっていかれました。
八杉氏は、最後にこう言って締めくくられました。
今、あなたが生きている時代は、あの時仲間が生きた
かった時代なんです。
だから、命をもっと大切にしてもらいたい。
無駄にはしないで欲しい。
そして、皆様には、子供たちに人間が生きることの
意味を教えてあげてください。
生きていることの証しを残すように教えてもらいたい
んです。
昨今の犯罪や自殺、そして殺人。
また、アメリカの起こした戦争。それを支援した日本。
いずれも、命を軽視した結果生じた出来事のように
感じます。
単純に戦争を許すほど重要な理由が、この世の中に
あるのでしょうか?
ひとりひとりは戦争なんて嫌なはずなのに、現実が
このようになるのは政治に大きな問題があるからだと
思います。
でも、それを許しているのは、結局「国民の意思」なん
ですよね。
それが、普段の生活の中にも現れていると思うのです。
皆さんは、お子さんにこう言われたらどのように返答
されますか?
「大人は戦争して、知らない人でもいっぱい殺してるやん。
しかも、それを応援してくれる国や人がいる。
なのに、なんでお父さんやお母さんは、僕が嫌いな子を
殺すって言う事に、応援してくれへんの?」
世の中を変えていくのは、やはり国民・住民の一人一人
の意識なのです。政治も同じだと思います。