ユーリ・フォアマン対コーネリアス・バンドレッジ(2009/06/27)

IBFスーパーウェルター級王座挑戦者決定戦

先月末に米ニュージャージー州アトランティックシティで行われたタイトルイリミネーター。ユーリ・フォアマン選手(Yuri Foreman)とコーネリアス・バンドレッジ選手(Cornelius Bundrage)との間で争われた12回戦は、3回途中に偶然のバッティングによって負ったフォアマン選手の右瞼の傷が酷くこのラウンド終了後に続行不能の判断が下された末のノーディシジョンに終わっています。(体格比較)

ここのところ存在感を見せ付けていたベテランのバンドレッジ選手に新鋭フォアマン選手がどう戦うか注目していた試合でしたが結果は残念なものになってしまいました。
胸を張るような独特の後傾姿勢でフォアマン選手の入りを待つバンドレッジ選手に対し、フットワークで距離を測りながら探りのジャブを伸ばすもののなかなか踏み込んでいけないフォアマン選手。両者ともに強いヒットが極端に少ない攻防で初回半ば過ぎからブーイングが飛ぶ塩辛い展開に終始した試合でした。
3回にこの試合唯一の強いパンチ、フォアマン選手のオーバーハンドの右がバンドレッジ選手をキャッチしてチャンスを掴みかけた場面があったのですが、この右を当てた時に両者の頭もぶつかり合っていてフォアマン選手の瞼がザックリと切り裂かれてしまっていて、このラウンド終了後に試合は終わってしまいました。

残念でしたが、まあしょうがありません。

フォアマン選手は27勝(8KO)1NC。バンドレッジ選手は29勝(17KO)4敗1NC

Foreman and Bundrage Battle To a No-Decision(Mark Vester/BoxingScene)
Brooklyn's Yuri Foreman stuck with no-decision after injury stops fight(Mitch Abramson/New York Daily News)
写真
Juanma stops Lontchi!(Kurt Wolfheimer and Rick Scharmberg,Photography by Marty Rosengarten / RingsidePhotos.com)

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