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ウラジミール・クリチコ対クブラト・プレフ(2014/11/15)

2014-11-16 08:05:16 | ボクシング

IBF・WBO・WBAヘビー級タイトルマッチ

統一ヘビー級王者のウラジミール・クリチコ選手(Wladimir Klitschko)にIBF1位のクブラト・プレフ選手(Kubrat Pulev)が挑んだタイトルマッチはドイツで行われ、ウラジ選手が5回KOで勝利して王座防衛に成功しています。

試合開始直後、プレフ選手の左ジャブがカウンター気味に入ってちょっとウラジ選手が効いたようにも見えた試合立ち上がり。しかし直後に決めた左フックリード1発でプレフ選手を転がして主導権を掌握します。さらに再び左フックでダウンを追加もした初回のウラジ選手。3回には強烈な右ストレートでプレフ選手の動きを止めてからの左フックでダウンを奪い、5回に今度も左フックをこの試合で最も強烈に決めてテンカウントを聞かせる痛烈なKOでの防衛でした。

プレフの左ジャブが思った以上に長く、そして強くウラジをキャッチするためいつものように左ジャブでの刺し合いで圧倒的優位に立つことができなかったこの日の王者。組み合った状態でもいつもなら大きな身体でのしかかって相手の体力をじわじわ削るのですがプレフのラフな攻め(ラビット連発攻撃はいただけなさすぎましたが)で思うようにならず、戦前の予想よりも遥かにウラジが苦しんだ戦いに見えました。
ただパンチの強さはやはり強烈。ダウンを食いながらも粘り、ワンツースリーでの直線的な飛び込み攻撃を徐々に決める機会を増やし始めていたようにも見えたプレフを一発のパワーでねじ伏せてしまいました。

3団体統一王座7度目の防衛に成功したウラジ選手は63勝(53KO)3敗。王座2期目に最初に獲得したIBF王座を17度防衛(ヘビー級歴代3位)、在位は8年半(ヘビー級歴代2位)としています。
プレフ選手は20勝(11KO)1敗。




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2 コメント

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Unknown (ハミルトン)
2014-11-16 14:57:25
プレフはジャブとワンツーには上手く対応出来てる様に見えましたが飛び込みざまの左フックは全くみえていませんでしたね。

しかしクリチコが代名詞でもある右ストレート以外にあんなメイウェザーばりの飛び込みで放つ左フックまで隠し持っているとは・・・^^;
本当に強過ぎます。
現時点では勝つどころかいい勝負が出来る選手も皆無だと思います。
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Unknown (Unknown)
2014-11-16 21:39:47
戦前の予想以上に苦しんだ印象ですね。
いやしくも指名挑戦者相手ですから、楽勝予想というのも考えてみればアレな話ですが。

ジョー小泉氏が言及していましたが、この予想以上の苦戦は今回だけのものなのか、それとも落日のときが決して遠くないのか。私は後者であるように感じました。
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