ハビエル・カステジェホ対マリアーノ・カレーラ(2007/11/13)

WBAミドル級挑戦者決定戦

39歳の前王者ハビエル・カステジェホ選手(Javier Castillejo)とアルゼンチンのマリアーノ・カレーラ選手(Mariano Natalio Carrera)との間で争われた挑戦者決定12回戦は、カステジェホ選手が6回TKOで勝利してWBAの指名挑戦権を獲得しています。

39歳の大ベテラン、カステジェホ選手の健在振りを示した見事なストップ勝利でした。
じわじわプレスを掛けながら上下に打ち分ける積極的な攻撃で終始ペースを握っていたのはカステジェホ選手。
迎え撃つカレーラ選手のパンチもなかなかシャープで力強く、3回には右ストレート、左フックを再三決めてチャンスを作る場面もありましたが、終始手数とプレスに圧され続けていました。
5回終了ゴングと同時にヒットしたカステジェホ選手の右ストレートで、がっくりと膝をついたカレーラ選手。すぐに立ち上がってコーナーへ戻ろうとしますが、おぼつかない足取りから深いダメージが伺えました。
必死に手を出して局面打開を図った6回のカレーラ選手の攻撃とその闘志は見事なものでしたが、がっちりとガードを固めながら強打を狙うカステジェホ選手の落ちつきと鋭い視線もまた見事でした。
最後は痛烈な左アッパー2発でフィニッシュしています。

約1年ぶりの再戦を制して、過去1勝1敗のフェリックス・シュトルム選手の持つWBAタイトルへの指名挑戦権を得たカステジェホ選手。
まだまだ元気です。

カステジェホ選手は62勝(42KO)7敗。カレーラ選手は31勝(22KO)5敗。

Castillejo KOs Carrera in thriller!
Javier Castillejo Stops Mariano Carrera in Sixth Round Of Rematch, Sets Up Rubber-Match With Felix Sturm

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