IBFウェルター級タイトルマッチ
前WBCウェルター級王者のアンドレ・ベルト選手(Andre Berto)が4月に喫したプロ初黒星からの再起戦のリングに登場。IBF王座を4度防衛中のスロベニア人ジャン・ザベック選手(Jan Zaveck)の王座に挑んだ一戦は米国ミシシッピ州で行われ、ベルト選手が5回終了TKOで勝利して世界王座に復帰した一戦でした。(体格比較)
パワフルなクロス気味の右フックや返しの左フックで迫るIBF王者に対し真っ向から対抗したベルト選手。
立ち上がりから両者ともにかなりのハイペースでパンチを応酬し合う攻防を、スピードと回転力、パンチの正確性、シャープネスが生むパワーでベルト選手が僅かながらも確実にペースを支配していた流れでした。
強烈な左右フックのボディブローや、コンビネーションに織り交ぜる連続左フック、左アッパーなどのベルト選手の正確で強い攻撃で前進を阻まれながらもザベック選手が返す重い攻撃に可能性を感じさせた流れの中、5回途中に負ったカットでラウンド終了後のドクターストップという最後は熱戦だっただけにちと残念でもありました。
ベルト選手のスピードと回転力に押されるザベック選手が徐々に苦しくなっていた流れだったのは確かながらも、5回にベルト選手が出たところで左フックをいいタイミングで当ててちょっと効かせたシーン、なんかもあってもう少し見たかった試合でした。
CompuBox Stats Review: Berto-Zaveck
Powerpunches
ベルト選手は28勝(22KO)1敗。ザベック選手は31勝(18KO)2敗。
Berto dethrones Zaveck(Report and photo by Scott Foster/Fightnews)
A Bloody Good Show: Berto Cuts, Stops Game Zaveck(Cliff Rold/Boxing Scene)
写真
“Battle in Biloxi” photogallery(Photography by Scott Foster/Fightnews)
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