セレスティノ・カバエロ対スティーブ・モリター(2008/11/21)

WBA・IBFスーパーバンタム級王座統一戦

スーパーバンタム級王座を5度防衛中の王者同士が激突した注目の一戦。(カバエロ選手は暫定時代を含めれば7度防衛中)
WBA王者セレスティノ・カバエロ選手(Celestino Caballero)対IBF王者スティーブ・モリター選手(Steve Molitor)の統一戦は、カバエロ選手がパワーの差で圧倒する4回TKOの完勝で王座統一に成功しています。(体格比較)

カバエロ選手の圧勝でした。
スタートからパワフルで長い左右のストレートを積極的に出しモリター選手を追い回し、接近すると殴りつけるような左右のフック・アッパーを見舞うカバエロ選手の激しいプレス、攻撃は迫力を感じさせます。
モリター選手もよく動きながら踏み込んで放つ右アッパー、左ストレートを狙いますが、踏み込んでもなお届かない距離の遠さが感じられます。またカバエロ選手のプレスに圧されっぱなしの状況からの攻撃で威力は半減。
モリター選手の反撃など全く気にする様子を見せずにグイグイプレスを掛けるカバエロ選手の攻めがペースを完全に掌握していきました。

3回終了ゴングとほぼ同時にカバエロ選手の右アッパーを食って腰を落としかけたモリター選手。このパンチでのダメージが残っていたのでしょう、続く4回に同じパンチ、右アッパーを貰ってがっくりと前のめりに崩れ落ちるダウンを喫したIBF王者。
なんとか立ち上がったもののダメージは深く、カバエロ選手の右ストレート、右アッパーをまともに追撃された場面でのストップでした。

敵地に乗り込んでの大一番に圧勝して見せたパナマの怪人カバエロ選手。イスラエル・バスケス選手、ラファエル・マルケス選手、ファンマ・ロペス選手、など名前と実力を兼ね備えた強豪が集うスーパーバンタム級において、この日の勝利でその存在感を増した事でしょう。さらなるビッグマッチの実現に期待したいです。

カバエロ選手は31勝(22KO)2敗。モリター選手は28勝(11KO)1敗。

ボクシング セレスティノ・カバレロ vs スティーブ・モリター





この日カナダまで応援に駆けつけていた、パナマの偉大なる大先輩ロベルト・デュラン氏。
・・現在ヘビー級でしょうか？最初誰かわかりませんでしたｗ

Caballero unifies 122lb titles!
Celestino Caballero Crushes Steve Molitor, Unifies Titles
Celestino Caballero Unifies WBA/IBF Titles in a Rout
写真
Caballero-Molitor Unification!

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