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ローマン・ゴンサレス対高山勝成(2009/07/14)

2009-07-29 07:02:13 | ボクシング
WBAミニマム級タイトルマッチ

2週間前の長谷川選手の防衛戦と同カードで行われたミニマム級戦、ニカラグアの22歳の王者ローマン・ゴンサレス選手(Roman Gonzalez)に高山勝成(Katsunari Takayama)が挑んだ一戦は、ゴンサレス選手が大差の12回判定で勝利しています。

上体を忙しく振りながら左右にステップを刻んで的を絞らせない高山選手。スピードがあって非常にきびきびした動きから積極的に自らの攻撃を繰り出し、そしてまた動く高山選手のスタートは上々のものに見えたのですが、ゴンサレス選手とのパワーの差が大きすぎました。
高山選手の回転の速い攻撃をしっかりと見定めながら落ち着いて返す王者の右クロス、左フックのパワーがすぐに試合の主導権を掌握。
パンチを空振りし前方に体重が流れてしまっているように見える状況から打つパンチにもしっかりと体重が乗っている感じで、、、うまく言葉にできませんが、とにかく放つパンチ全てがドスンドスンと重く響くゴンサレス選手の攻撃から感じられるパワーは圧巻でした。
6回にはゴンサレス選手の右のパンチで左瞼をカットし、以降流血にも悩まされていた高山選手でしたが、9回には果敢に打ち合いを挑むなど、パンチを当てる場面も多くそして闘志溢れる素晴らしいファイトを見せてくれたのですが、この日は相手が強すぎたというしかない完敗でした。
序盤から互いに飛ばしていた戦いで、10回以降はゴンサレス選手もかなりヘバっていたのですが、パンチの威力は最後まで全く落ちる事はなく、右ストレートや右アッパーで度々高山選手の動きを止める場面を演出。強烈なボディブローも最後まで有効でした。
公式のスコアは3者共に118-110。シロート採点は119-109ゴンサレス。

新井田選手との試合でも感じましたが、クラスが違う選手が戦っているように見える圧倒的なパワー差でちょっとどうしようもない気になってしまいました。
苦戦したと伝えられているゴンサレス選手の2月の初防衛戦を見てみたいですねぇ・・

ゴンサレス選手は24勝(20KO)。高山選手は23勝(9KO)4敗。

高山、王座返り咲きならず…大差判定負け(デイリースポーツ)
ボクシング:挑戦者の高山、判定負け ミニマム級(毎日新聞)
高山、壮絶な戦いも世界王座奪取ならず/BOX(サンケイスポーツ)
高山 大差の判定負けに「休みたい」(スポーツニッポン)
高山3度目王座ならず…WBA世界ミニマム級戦(スポーツ報知)

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-07-29 20:00:04
当日の体重差はどの程度かわかりませんが、前日まで同じ体重だった者同士でここまでパワーの差があることにびっくりしました。

ある程度予想できた結果でしたが、高山選手はコンディションもよさそうでベストを尽くしてこの結果なのでショックも大きいと思います。
ゴンザレスに勝てる日本人はいないでしょうね。さっさと階級上げてくれって感じですね。
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Unknown (管理人)
2009-07-29 22:10:22
>Unknownさん
高山選手は非常に良かったです。
ですが、ゴンサレスのパワーはちょっと反則級でした。
彼がクラスを上げて簡単に通用するかどうか私はまだ疑問を持っていますが、ミニマム級に敵はいないってのは確かなのかもしれません。
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