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新井田豊対高山勝成(2007/04/07)

2008-01-03 14:27:35 | ボクシング
WBAミニマム級王座統一戦

4月に行われた試合。正規王者の新井田豊選手(Yutaka Niida)と暫定王者の高山勝成選手(Katsunari Takayama)との一戦は東京後楽園ホールで行われ、正規王者の新井田選手が初回のダウンを挽回しての12回2-1判定を得て、王座を統一すると共に5度目の防衛に成功しています。

この試合は見ていて内容も覚えているのですが、何故か記事にしていなかったようだったのでもう一度見直してみました。
試合は初回開始早々に新井田選手がダウンを喫する波乱の立ち上がり。スリップ気味のものでダメージは感じられないものでしたが、新井田選手のリズムを狂わせ高山選手を勢いづかせるには充分すぎるノックダウンで、試合序盤は素早く出入りしながら細かいパンチで攻める高山選手のペースで進んでいきました。
ペースが変わり始めたのは4回、新井田選手が高山選手の入りに合わせて放つパンチのタイミングが徐々に合い始めます。6回にはアッパーを再三クリーンヒットするなど中盤戦を支配していたのは新井田選手でした。
しかし終盤高山選手も意地を見せ再び追い上げを見せ、お互い譲らぬ激しいペース争いのまま最終ゴングを聞いています。

ジャッジ泣かせのクロスファイトの結末はスプリットでの新井田選手の勝利でしたが、逆の結果であっても全く不思議は無い接戦でした。
公式の採点結果は115-113,114-113新井田、115-114高山。

試合後に判定への不満を爆発させていた高山選手サイドの言動が熱戦に水を差す形になったのが残念でした。

新井田選手は21勝(8KO)1敗3分。
試合後は引退も口にしていた高山選手ですが、10月に再起戦に判定勝ちして戦績を19勝(7KO)3敗としています。

ミニマム級統一王者に新井田 高山に2-1判定

試合動画(stage6)


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