WBCヘビー級王座挑戦者決定戦
今週末にドイツでビタリ・クリチコ選手の保持するWBC王座に挑戦を予定しているキューバのベテラン、ファン・カルロス・ゴメス選手(Juan Carlos Gomez)。彼が昨年9月に同じくドイツでウクライナ人のウラジミール・ヴィルチス選手(Vladimir Virchis)に12回大差の判定で勝利して指名挑戦権を獲得した試合を振り返ってみます。
ゴメス選手の完勝でした。打つパンチ全てジャブという感じの左右ストレートや右フックをヴィルチス選手の開いたところ開いたところに当て続けるゴメス選手の攻撃が終始ペースを支配。4回には左フックでダウンを奪い、6回にも同じパンチで効かせる場面も作っての完勝でした。
力を抜いたゴメス選手のブローは威力はありませんが、とにかく当てるのが上手いです。軽いパンチとは言え4回のノックダウンのようにタイミング次第では非常に有効なものになり得るゴメス選手のパンチ。常に脱力していて、言い方は良くないですが、のらりくらりと戦うゴメス選手の上手さが非常に光った一戦でした。
公式のスコアは117-110,117-109,115-111。11回にゴメス選手に減点がありましたが、それ以外ではフルマークに近い内容に私には見えました。
ゴメス選手は44勝(35KO)1敗。ヴィルチス選手は24勝(20KO)2敗。
試合動画(dailymotion)
クルーザー級の安定王者として10度の防衛を果たした後にヘビー級にクラスを上げてから約7年かけてようやくタイトルマッチに挑むゴメス選手。相手は昨年10月に4年の空白を越えて王座復帰を果たした37歳のビタリ・クリチコ選手。
試合前の予想ではビタリ選手有利の声が圧倒的なようです。
RSR Team Fight Picks: Vitali Klitschko Vs Juan Carlos Gomez(RingSideReportの記者予想ではビタリ勝利15名、ゴメス勝利1名)
Fightnewsのファンによる勝敗予想
両者の記者会見の写真を見ると身長で約10センチ差という体格差はやはりかなり大きいものですねぇ。ただこちらのデータによればリーチは共に80インチ(203.2)で同じとの事。
ビタリ選手圧倒的有利という声が多い情勢ですが、私はゴメス選手にも可能性はかなりあるのではないかと予想しています。
ゴメス選手はガードが低いのでビタリ選手のジャブも当たるのでしょうが、これがどの程度当たるかが鍵でしょう。少なくともサムピー選手のような事にはならないはず。
ゴメス選手をコントロールするためにはジャブだけではなく、ある程度強い右ストレートを使っていく必要があると私は考えるのですが、現在のビタリ選手に強い右を打ち続けるだけのスタミナがあるのか非常に疑問です。
ゴメス選手の軽く打つ左ストレートがよくヒットするようだと番狂わせの可能性は高まると考えます。
元気いっぱいの序盤にビタリ選手の強いパンチが入って一気にビタリ選手が勝負を決めるorペースを圧倒的に支配、とかならない限りゴメス選手がじわじわと持ち味を発揮する展開になっていきそうな気がするのですが・・・?
私は願望込みでゴメス選手勝利と予想しておきます。ゴメス選手が勝ってもヘビー級の未来が開ける事にはなりそうに無いのがちょっとアレですがw「過去の人」のビタリ選手が王者として君臨し続けるよりは良いのではないでしょうか。
自分のパンチも当たるけれど、ゴメス選手の軽打も当てられ続けていまいちペースを握りきれない展開が続く中、スタミナを失ったビタリ選手が後半に入って棄権、とかなりませんかねぇ・・無理かなw
(追記)
Klitschko-Gomez weigh-in!
前日計量の結果はビタリ249.1lbs(112.98kg)、ゴメス230.4lbs(104.50kg)との事
※帝拳の速報と微妙に数字が違いますねぇ(帝拳ニュースではビタリ113.05kg、ゴメス104.46kg)
とりあえずFightnewsの数字を信じると、
ビタリは前戦のピーター戦から2.1lbs(0.95kg)増。
ゴメスは前戦から3.35lbs(1.51kg)減。
両者の体重差18.7lbs(8.48kg)
ゴメスが結構絞ってきた印象ですが、前戦のヴィルチス戦(233.75lbs)がキャリア最重量で、その前のマッコール戦が228lbsなのを見ると、通常通り仕上げてきたといったところでしょうか。明日早朝(多分)のゴングが楽しみです。
サミュエル・ピーター対ビタリ・クリチコ(2008/10/11)
レノックス・ルイス対ビタリ・クリチコ(2003/06/21)
オリバー・マッコール対ファン・カルロス・ゴメス(2007/10/19)
今週末にドイツでビタリ・クリチコ選手の保持するWBC王座に挑戦を予定しているキューバのベテラン、ファン・カルロス・ゴメス選手(Juan Carlos Gomez)。彼が昨年9月に同じくドイツでウクライナ人のウラジミール・ヴィルチス選手(Vladimir Virchis)に12回大差の判定で勝利して指名挑戦権を獲得した試合を振り返ってみます。
ゴメス選手の完勝でした。打つパンチ全てジャブという感じの左右ストレートや右フックをヴィルチス選手の開いたところ開いたところに当て続けるゴメス選手の攻撃が終始ペースを支配。4回には左フックでダウンを奪い、6回にも同じパンチで効かせる場面も作っての完勝でした。
力を抜いたゴメス選手のブローは威力はありませんが、とにかく当てるのが上手いです。軽いパンチとは言え4回のノックダウンのようにタイミング次第では非常に有効なものになり得るゴメス選手のパンチ。常に脱力していて、言い方は良くないですが、のらりくらりと戦うゴメス選手の上手さが非常に光った一戦でした。
公式のスコアは117-110,117-109,115-111。11回にゴメス選手に減点がありましたが、それ以外ではフルマークに近い内容に私には見えました。
ゴメス選手は44勝(35KO)1敗。ヴィルチス選手は24勝(20KO)2敗。
試合動画(dailymotion)
クルーザー級の安定王者として10度の防衛を果たした後にヘビー級にクラスを上げてから約7年かけてようやくタイトルマッチに挑むゴメス選手。相手は昨年10月に4年の空白を越えて王座復帰を果たした37歳のビタリ・クリチコ選手。
試合前の予想ではビタリ選手有利の声が圧倒的なようです。
RSR Team Fight Picks: Vitali Klitschko Vs Juan Carlos Gomez(RingSideReportの記者予想ではビタリ勝利15名、ゴメス勝利1名)
Fightnewsのファンによる勝敗予想
両者の記者会見の写真を見ると身長で約10センチ差という体格差はやはりかなり大きいものですねぇ。ただこちらのデータによればリーチは共に80インチ(203.2)で同じとの事。
ビタリ選手圧倒的有利という声が多い情勢ですが、私はゴメス選手にも可能性はかなりあるのではないかと予想しています。
ゴメス選手はガードが低いのでビタリ選手のジャブも当たるのでしょうが、これがどの程度当たるかが鍵でしょう。少なくともサムピー選手のような事にはならないはず。
ゴメス選手をコントロールするためにはジャブだけではなく、ある程度強い右ストレートを使っていく必要があると私は考えるのですが、現在のビタリ選手に強い右を打ち続けるだけのスタミナがあるのか非常に疑問です。
ゴメス選手の軽く打つ左ストレートがよくヒットするようだと番狂わせの可能性は高まると考えます。
元気いっぱいの序盤にビタリ選手の強いパンチが入って一気にビタリ選手が勝負を決めるorペースを圧倒的に支配、とかならない限りゴメス選手がじわじわと持ち味を発揮する展開になっていきそうな気がするのですが・・・?
私は願望込みでゴメス選手勝利と予想しておきます。ゴメス選手が勝ってもヘビー級の未来が開ける事にはなりそうに無いのがちょっとアレですがw「過去の人」のビタリ選手が王者として君臨し続けるよりは良いのではないでしょうか。
自分のパンチも当たるけれど、ゴメス選手の軽打も当てられ続けていまいちペースを握りきれない展開が続く中、スタミナを失ったビタリ選手が後半に入って棄権、とかなりませんかねぇ・・無理かなw
(追記)
Klitschko-Gomez weigh-in!
前日計量の結果はビタリ249.1lbs(112.98kg)、ゴメス230.4lbs(104.50kg)との事
※帝拳の速報と微妙に数字が違いますねぇ(帝拳ニュースではビタリ113.05kg、ゴメス104.46kg)
とりあえずFightnewsの数字を信じると、
ビタリは前戦のピーター戦から2.1lbs(0.95kg)増。
ゴメスは前戦から3.35lbs(1.51kg)減。
両者の体重差18.7lbs(8.48kg)
ゴメスが結構絞ってきた印象ですが、前戦のヴィルチス戦(233.75lbs)がキャリア最重量で、その前のマッコール戦が228lbsなのを見ると、通常通り仕上げてきたといったところでしょうか。明日早朝(多分)のゴングが楽しみです。
サミュエル・ピーター対ビタリ・クリチコ(2008/10/11)
レノックス・ルイス対ビタリ・クリチコ(2003/06/21)
オリバー・マッコール対ファン・カルロス・ゴメス(2007/10/19)
私も管理人さんと同様にビタリにとって簡単な試合にはならないと思います。
ビタリはサウスポーに苦戦する傾向があるので。
弟はもっとヤバイのでは?
兄弟の挑戦者が逆ならば(兄vsヘイ、弟vsゴメス)兄弟の完勝と思いますが。
海外のいろんなサイトの投票どこを見てもビタリ有利の声が圧倒的で、孤立無援かと思いましたが心強い援軍ありがとうございますw
ビタリの強いジャブがよく当たるようだと厳しいと思うんですが、ゴメスが左なのと、あの相手の攻撃を無力化するような軟らかい動きでビタリの攻めを殺せるんじゃないかな・・とか思ってます。
ただヴィルチスのジャブに対してたような叩き落すようなパーリ(?)が通用するかどうか疑問ですし、不用意な被弾も見られたのが不安点です。
左ストレートをビタリのボディに打って行きたいですねぇ。ゴメスの攻撃がある程度当たる流れなら、ビタリが勝手に弱っていくのでは・・・と予想してます。
ゴメスの存在が地味であんまり盛り上がってない感じですが、久しぶりに楽しみなヘビー級戦なんで好勝負になって欲しいですね。
ヘイ対ウラジはドイツ開催or英国開催でこじれて一旦流れたっぽい?です。(確実な情報では無いです)
ウラジ対ヘイが流れたとの話しが広まって→ウラジ対アレオラか?てな噂が一気に広まったけどアレオラサイドが公式に否定、てな事が先週ぐらいにありました。
アレオラはマクラインとやるみたいで、これはこれで楽しみです。
最終的に鍵を握るのはクリチコ選手のスタミナだと思います。
おそらく前半はクリチコ選手がペースを取ると思うのでゴメス選手の勝機は後半にありだと思います。
もう結果で出てるはずですが…
寝坊しましたww
見れるのはしばらく後になりそうです。ゴメスの健闘を祈りつつ、もう一眠りしますw