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タイソン・フューリー対ネベン・パイケッチ(2011/11/12)

2012-01-22 13:04:17 | ボクシング

英連邦ヘビー級タイトルマッチ

ちと前の試合になりますが、
23歳の英国人ヘビー級ホープ、タイソン・フューリー選手(Tyson Fury)がボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身でカナダ国籍のネベン・パイケッチ選手(Neven Pajkic)を相手に保持する英連邦王座の防衛に臨んだ一戦は英国で行われ、2回にフューリー選手がノックダウンを喫したものの逆転の3回TKOで勝利してタイトル初防衛に成功した一戦でした。(体格比較)

身長で6インチ(15.24cm)差がある両者ですが、身長・リーチで劣るパイケッチ選手の思い切りの良い攻撃が有効に見えた試合立ち上がり。長い左ジャブを突いて距離とペースを構築しようと試みるフューリー選手に対し、踏み込んでからの左フック連打やフューリー選手のジャブに被せる右フックなどの思い切った攻めに対してやや面食らったようにも映った初回の王者でした。
2回に入るとそれまでも出ていた左ジャブに加えて下がりながら当てる右をうまくヒットさせるなど、フューリー選手が徐々にペースを引き寄せていったのですが、パイケッチ選手の豪快な右フックを浴びてフューリー選手がキャリア初のノックダウンを喫してしまいます。
このノックダウンでのダメージは浅くはないように見えた王者で、ラウンド終了間際にも再度まともに右を食う場面もあったフューリー選手にとっては苦しい局面でした。
しかし相手の一発を食ってしまったものの2回のはじめに引き寄せかけた試合のペースというかフューリー選手のリズムみたいなものは依然としてキープし続けているようにも映ります。相手の振り回してくる攻撃に細心の注意を払い、接近すれば巨体で覆いかぶさって徐々にダメージと精神的な混乱から抜けだしていったフューリー選手。右のアッパー、右フックのボディブローで形勢を逆転させ、右フックの連続攻撃でノックダウンを奪い返し、立ち上がってきたパイケッチ選手に連打を浴びせた場面でレフェリーが割って入って試合は終わっています。

フューリー選手は17勝(12KO)。パイケッチ選手は16勝(5KO)1敗。

Tyson Fury Dropped Hard, But Survives To Stop Pajkic(Alexey Sukachev/BoxingScene)
Fury survives knockdown to notch 17th win(Harry Pratt/Ringtv)
Tyson Fury triumphs in knockdown-filled brawl against Neven Pajkic(Dave Spencer/Fightnews)



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