CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

いけばな de カレー!

2008年03月09日 | 行った!お店カレー
松坂屋銀座店で開催されている「第50回 いけばな協会展」に、
ふらっと一人で行って来た(会期は3月5日から10日17時まで)。

実は、これには3つの伏線(いけばな展に至までのきっかけ)があって、

テレビで、たまたま「お寺でいけ花が体験できる」っていうのを見た。
梅まつりの湯島天神で、たまたまやっていた「古流松瀞会」の展示を見た。
この前カレーを食べに行ったビルが、たまたまいけばなの会館だった。

ことがきっかけ。
1つではそこまで興味がわかなかったんだけど、
3つも重なると、なんとなく運命的なものを感じたりして。

で、そのカレーというのは「SITAARA(シターラ)青山骨董通り店」。

シターラは数あるインド料理店の中でも「高級系インド」。
シェフはインド屈指の高級ホテル「オベロイホテルズ」から来日しているとのことで、
まあ、入り口からしてすごく洗練されていてちょっと入るのをためらってしまう。
いけばなのレッスンが終わったあと、ご婦人がたがランチとかするのかなあ。
敷居の高さという点で、いけばなに負けずとも劣らない。

さて、注文したのはこちら。

ナスのカレー、ダール・タルカ(豆のカレー)、
奥の壺がベジタブルビリヤニ。

ナスのカレーは、ほっくりしていて、まるでサツマイモみたい
甘くてびっくりした。
ダルは、なぜか逆に塩気が強く、少しのどが乾いた。
ビリヤニの上にかかっていたのは薄いナンみたいな?もので
ぺらりとはがして食べるのがおもしろかった。
味は良かったんだけど、2人で分けたらあっという間になくなった。


これは初めて見かけた「スパイスラッシー」。
コリアンダーシードなどが入ったラッシーで
なかなかおいしい。

場所柄か、コースじゃなくても一人3000円くらいになってしまうのは
しかたないのかなあ。3000円ならミールスの方がいいなあと思った。

さて、いけなばの話をもう少し。
このシターラがあった会館というのは青山骨董通りにある「小原流会館」。
小原流は19世紀末に小原雲心(おはらうんしん)が創始した近代的ないけばな。
いけばなの源流である「池坊」から派生して、口の広い器(水盤)に材料を盛るように
花を展開させるもので、それまでの線の動きを主にした構成に対し、
面的な広がりを強調したところに特徴があるとのこと(HPを参照)。

なるほど~。

ということで、「いけばな協会展」で見たいくつかの流派を比べて見ましょう!


池坊の作品。伝統かつ斬新。
半透明の器も清楚で、花が生きていると思った。
私はこれがとても好み。


小原流の作品。近代的で面的。
枝の組み合わせに、こけ玉みたいなのが配置されていて、
オブジェのよう。


草月流の作品。
もっとも自由に花で遊ぶ流派らしく、
なんとCDが生けられている。

まだまだたくさん作品があって、普段つかわない脳をあちこちから刺激された。
「コンセプトに沿って素材を厳選し、それぞれの良さを生かしながら配置する」
という意味では私の仕事もいけばなも共通点があるかもしれない。
なーんてね

いつか、やってみたいなあ。
「トダチーニョ流」とか、創始できたらカッコイイよなあ

(写真/青山骨董通り「シターラ」/ナスのカレーほか/6000円くらい)

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2 コメント

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うちの (samurai)
2008-03-11 01:00:29
おふくろが花やってますよ。
まあ僕には何の興味もないですがww。

まあ確かにランチで行くにはお得かもしれませんが、
夜はかなり高いですね。
北インドの宮廷料理ですしね~。
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>samuraiさん (トダチーニョ)
2008-03-12 01:15:34
へえ~そうなんですか!
見ていたら、生けかたにも「型」があるらしく、

「○○生け」
「○×生け」

とか名前もカッコイイんですよね。
ちょっとサムライの「○○斬り」!みたいじゃないですか?
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