CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

インドのマチュピチュ“トゥグラカバード”

2011年06月20日 | 北インドカレーの旅'10
次に訪れた遺跡は、今回のインド旅行で夫が一番楽しみにしていた場所。
“トゥグラカーバード”。

ガイドブックに書かれている説明は、以下のたった数行。

「デリー・イスラーム政権の第3番目の都城で
14世紀初めにギャースウッディーン・トゥグルクによって建てられたが、
今は壮大な廃墟として、デリー遺跡の典型的な行く末を示している。」
(「地球の歩き方’10-'11」P152 ダイヤモンド社)

…旅行前…

「いやー行ってみたいなあトゥグラカーバード」

「トゥグラカーバード?? 何それ」

「デリーの遺跡」

「ふ~ん。ガイドブックには写真すらないけど…」

「ある人のブログで見た。ここだけは絶対行きたい!!」

「へ~。ま、いいけど」

そんな感じで温度差ありつつ迎えた当日。




タクシーを降りて入場料を払って中へ。
入り口は、確かに大きなお城だったっぽい雰囲気だったけれど、
そのわりに観光客はほとんど見当たらない。

「ついといで」

という、杖をもったインド人のおじさんが表れ、先導してくれたので
公式ガイドなのかな?と思いつつ、ついて行くことに。




そして表れたのは…ペルーのマチュピチュにもよく似た、
古代遺跡そのもの!!!




城壁のなごりのようなものもあれば…



イスラームの城だった頃に栄えていたというバザールのなごりも。
(地下に店だった小部屋があり、若いカップルがイチャついてた)



お祈りの場所にも見える円形の広場。

想像以上に古代遺跡。

「すっっげー(カシャカシャ)」

「こんなすてきな場所だったとは」

「来てよかったでしょ!」

「うん、うん」


「Go up the mountain.」

ガイド氏の指す方向には、遺跡の丘のような小高い場所が。
そこにのぼると…。

※ハプニングがおこるのはもうちょっと先です。

(写真/トゥグラカーバード/デリー)

72.5mの空。

2011年06月11日 | 北インドカレーの旅'10
さて、ホテルに荷物をあずけ、腹ごしらえもして、いざ観光へ。

今日は一日「デリーの遺跡めぐり」の日。
タクシーをチャーターし、3カ所の遺跡をぐるりとまわった。

初めに向かったのは、デリーの南、約15キロにある
「クトゥブ・ミーナール」。
1993年に世界遺産にも登録されている遺跡で、
72.5メートルもある高い塔(ミーナール)があるという。



入り口をはいると、きれいに整備された公園になっている。



銅板でできた案内板。



案内板でひとやすみ中のおばちゃん。
この日は日差しも強く、歩いているとクラクラした。



おお、遺跡っぽい感じの回廊。



こんな天井も。この下でお祈りしたら、何か召還できそうだ。



回廊の先に、ちょうど逆光になった「クトゥブ・ミーナール」があった。
た、高い…



こちらは「アライ・ミーナール」。
ガイドブックによると「クトゥブ・ミーナール」よりも高い塔を建てようとして
挫折したとか。



塔の近くにあった建物(インド初のモスク、クワットゥル・イスラーム・マスジットか)
に入ると、こちらのほうがいかにも遺跡っぽい。
柱のレリーフ(彫刻)はコーランだろうか。

「み、水を…」

「暑い…」

そう、日差しの強いなか遮るものが全くなかったので
ふたりして脱水症状になりかけていた。

「あ、あそこに売店がある!」

「水~」


しかし、売っていたのはオレンジジュース(甘いもの)のみ、しかも

「よりによって冷えてない~」

それで、じっくり遺跡をまわるのをあきらめ、次の目的地へ。
このあとインド旅行最大の事件が。。。


(写真/クトゥブ・ミーナールの隣の建物の柱/デリー)