CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

カレーにはスパイスを入れよ!

2009年06月28日 | 作った!お家カレー
雨の休日。

予定は、とくになし。

たまっている本を読んだり、久しぶりにギターを弾いたり、
DVDを借りてきて映画を観たり…やりたいことが次々に出てきて
迷ってしまうけど、何となく片付けなどしているうちに…午後4時。
よくあるパターン。

それでも、せっかくの休日なので何かしたかったなーという時に、
夕食で気合いの入ったものを作ると
「いい週末だった!」と思える。

スパイスから作る本格カレーは、そんな梅雨の休日にぴったりなのだ。

                    

さて、うちの旦那さんの誕生日に、チャパティと一緒に作ったチキンカレー。
こんな風に作りました。

 材料(8人分) 

つけ込んでおくもの
・とりモモ肉  1キロ
・ヨーグルト  100ml
・塩      小さじ3
・ガラムマサラ 大さじ2

ホールスパイス
・マスタードシード 小さじ2
・シナモン     2片
・クローブ     小さじ2
・ベイリーフ    7枚
・レッドペッパー  2本
・クミン      小さじ2

パウダースパイス
・ターメリック   大さじ4
・レッドペッパー  大さじ2
・コリアンダー   大さじ8


・玉ねぎ(みじん切り)  2個
・ショウガ(すりおろし) 大さじ2
・ニンニク(すりおろし) 大さじ2
・サラダ油  大さじ3
・ココナツクリーム 400ml
・トマトジュース 400ml
・コリアンダーリーフ(=パクチー) 適量


【準備】 


一口大に切ったとり肉にフォークで穴をあけ、
ガラムマサラ、塩を混ぜたヨーグルトにつけておく


スパイスの準備


ココナツクリームはこれを使用。分量分の水でといておく。

【仕込み】

1.鍋にサラダ油を入れて火にかける。
ホールスパイスを表記順に加えて、その都度よくかき混ぜてそれぞれの香りを出す。

2.玉ねぎ、ニンニク、ショウガを加える。



玉ねぎが色付いたら、トマトジュースを入れる。




3.パウダースパイスをすべて加え、よくかき混ぜながら炒める。




4.ココナツクリームを加えてよく混ぜる。



5.たっぷりのお湯(1リットルくらい)を入れ、とり肉をヨーグルトごと入れてよく混ぜる。



6.弱火で1時間ほど煮込む。水分が足りなくなったらとのつどお湯を足す。

7.とり肉がやわらかくなり、中まで火が通ったら完成。

【提供】
チキンカレーを鍋であたためる。器にもって、ざく切りのコリアンダーをあしらう。


「う~ん、においがいいね!」

「我ながらおいしそうにできたなあ」

「スパイス調合したのは俺だよ」

「ハイハイ」


チャパティも焼けた


コリアンダーリーフをたっぷりのせて


いよいよ実食!
「アジャンタ」のチキンカレーは、昔食べたかどうかあやふやだけど
たっぷりなスパイス感と、ココナツクリームのコク、チキンのやわらかさ
すべてのバランスがとれていて完璧
「カレーのすべて」の一番最初にのっているだけあって、
これぞインドのスタンダードカレーという感じ。

何回か作ってマスターできたらいいなと思う。


<参考文献>
「カレーのすべて」(柴田書店、22ページ)



オマケ
緑のカーテンをつくろうとベランダに植えたゴーヤ観察日記。
【46日目】一雨ごとに大きくなります。



(写真/手づくりインド風チキンカレー)

小さなゴーヤ!

2009年06月26日 | カレーエトセトラ
オマケでのせていたゴーヤ日記、
今回はついに主役です。

苗を植えてから1か月半(44日目)にしてできた、小さな実。
はかってみたら、6センチ!

毎日、ちょっとずつ確実にふくらんでいるのがわかって
かわいいのなんの~。(←親バカ)

いつか、このゴーヤーでゴーヤカレーを作る日を夢見る
今日このごろです。

(写真/ゴーヤの実1号)

編集者、暇なし!

2009年06月21日 | 行った!お店カレー
「アラサー」世代といわれている私たちの世代。
(念のため:「アラウンド・サーティ=30歳前後」の略です)

うちの旦那さんが一足はやく先日30歳に。
ということで、インタビュー。


「おめでとうございます」

「ありがとうございます」

「30というと、いい大人って年齢ですね」

「実感ないですね~」

「今年の目標は?」

「写真展ができたらいいなと思います」

「(そう言ってかれこれ4、5年たってる…)」

「それより、今夜のごはんは何?」

「もちろんカレーです!」


…というのは作り話だけど、腕によりをかけてカレーを作った
レシピは、柴田書店の「カレーのすべて-プロの味、プロのテクニック-」より
「アジャンタ」のチキンカレーと、チャパティ。

ちなみにこの本は、約2年前に出たもの。
超基本的であり、プロが読んでもためになりそうな
「スパイスの四大作用」「配合の基本」「スパイスの有効成分を上手に取り出す方法」
そして「何をもってスパイスと呼ぶか」(!)をプロローグに、
東京にある名店たちの「看板カレー」の本格的なレシピが集められている。

雑誌とちがい、新しいお店や一風変わったカレーなどは一切なく、
「あの店のあの料理、レシピ出しちゃっていいの?!」と驚くような
料理が「仕込み」と「提供」に別れて説明されている。(←とてもわかりやすい。)

もうちょっと語ると、名店がたくさん登場しているにも関わらず、
見出しのランク(文字の大きさ)が大きい順に
「料理名」「ジャンル名」「店名」なのだ。
雑誌だと、これが逆になる。
読者は「新しいお店(の名前)」がまず知りたいから。

そういう点で、これはれっきとしたレシピ本なのだ。
編集担当者の話(http://www.shibatashoten.co.jp/mailcenter/2008/01/post_38.html)には
8か月かけてカレーを食べまくったとあるが、たった8か月でこの編集ができるとは
すごく尊敬。大変だったろうなあ。

さて、いよいよ本題。

今回は「チャパティ」だけ。

ちなみに「チャパティ」とは、インドで最も食べられているシンプルなパン。
ナンよりポピュラーなカレーのお供で
インド料理店ではたいていメニューのすみにあります。


 材料(6枚分) 

・アタ(全粒粉)250グラム
・水 150CC
・塩 小さじ1  ※レシピでは2枚分だったのをアレンジ。

【仕込み】


アタに塩を加える。


少しずつ水を足してこね、「耳たぶより少しかたいくらい」になったら
丸めてラップ。30分冷蔵庫で寝かせる。


冷蔵庫から出して分け、めん棒で直径20センチの円形に伸ばす。
けっこう力作業。

【提供】 ※レシピでは特に書かれていませんがおそらくここから提供。

フライパンを熱し、中火で油をひかずに生地を焼く。
焼き色がついたら反対側も焼く。

皿に盛り、バターもしくはギー(分量外)を塗る。
(さっぱり食べたかったので、バターは省略しました。)

「おお!本当にチャパティができた!」

簡単なのに、本格的にできて正直びっくりした。
かめばかむほど全粒粉の素朴な味がして、
たしかに毎日食べるならナンよりもチャパティの方が飽きないと思った。

同時に作った「アジャンタのチキンカレー」は次回!


オマケ
緑のカーテンをつくろうとベランダに植えたゴーヤ観察日記。
【40日目】やっと雌花が咲きました。


身から出たカレー特集!

2009年06月17日 | カレーエトセトラ
今年も、「dancyu(ダンチュウ)」カレー特集号がでた。

昨年までのカレー特集の分析はこちら(力作です!)

1年間、カレーマニアが楽しみにしている(と、思われる)恒例の特集号。
今年後半のカレーの流れを左右するくらい影響力がある(と、思われる)。
私もこんな雑誌を作ってみたいものだなあ。

まだ全部は目を通していないけど、パラパラめくった感想を。



目次はこんな感じ

特集 「そうだ!カレーつくろう」

特集は「灯台もと暗し」な視点。
「おいしいお店の紹介」はダンチュウ以外でもムックなどが出ていて
少し「おなかいっぱい」の感じだったので、「作る」に焦点を当てたのは
さすがだと思う。

初心者には悦びを、上級者には発見を!
「お家カレーが、もっとおいしくなる」

【カレールウ】愉しき活用術、いっぱいあります
とろとろビーフ/こってり&さっぱりドライカレー/香り高きポーク/
ジューシー!チキンスープカレー (教える人・水野仁輔 東京カリ~番長)

最先端なのはわかってるんだけど、またカリ~番長か…と思う。

【スパイス】3つで、十分です
茄子と枝豆のカレー/ゴーヤーのトマトクリームカレー/豆カレー/
じゃがいもの胡麻カレー (教える人・香取 薫 インド・スパイス料理研究家)

この記事のレシピはどれもヘルシー目ですぐに作ってみたいと思った。

【インドカレー】わざわざの甲斐あります
北インドの魚カレーレモン風味/南インドの魚カレーココナッツ風味/
エビ・マサラ/鮭のそぼろカレー (教える人・渡辺 玲 カレー伝道師)
[おまけ]インドのパン「チャパティ」をつくろう!

ちょうど先日はじめて「チャパティ」に挑戦したのでタイムリー。
(また、レポートします)

東京カレー・グレイテスト・ヒッツ
「名店の看板レシピ、裏レシピ9」
1.梅キーマカレー「たんどーる」沼袋 「和+印交流deカレー!」
2.チャナマサラ「ダバ インディア」京橋 「レイアウトdeカレー!」
3.バターチキン「シターラ」青山 「いけばなdeカレー!」
4.チキンカレー「アンジュナ」高幡不動
5.ラッサム「スパイス・カフェ」押上 「奥の細道deカレー!」
6.ドライカレー「贋作インドカリー マシバシイネツルカモ」松陰神社前
7.野菜カレー「香菜軒」富士見台
8.グリーンカレー「タニ・キッチン」大森
9.コルマカレー「デリー」銀座 「1700円 de カレー!」

全体的に、半分くらいは行ったことがあるお店が取り上げられていたけど
知らなかったお店もある。今年中に制覇したい!

世界一のカレー大国の最先端
「新店に幸あり」

ライターやカメラマンのひとことが各記事にあるのが特徴的。
でもカレー好き読者が見ると、コメントがムズムズするのは何だろう。

おいしい「ナン」って何だろう?
「ナン好きに捧ぐ」

ナンの特集は、いつか徹底的に読んでみたかった。
けど、そこまで突っ込んだ分析ではなく残念。

やめられない。また食べたい
「かつカレー漂流」

・厳選「取り寄せ」カタログ 第220回
レトルトカレーの傑作!


いずれにしても、カレーにはまっている人は売り切れ前にゲットです!
読んだひと、いますか?


(写真/「dancyu」7月号/プレジデント社/860円)

休日の小岩、ならでは今日のカレー

2009年06月14日 | 行った!お店カレー
「う~ん、どうかなあ」

カレーを数年も食べ歩いていると、お店の外観で「当たり」かどうか、
ある程度判断できるようになる。カレーは食いたし…」参照。

しかし、その予想があっさり裏切られることもある。

カシミール 小岩店」。

何度か名前を目にしていて、気になっていた。
それで休日の昼に総武線に乗って、あまり足を運ばない千葉方面に。
駅をおりた瞬間に「地元」ムードがあふれていて、どこか安心する。

お店は駅からまっすぐ北の方に2、3分行くとあるのですぐわかったものの、
このハデな外観と、日に焼けてうすくなったメニュー看板をみて、
若干テンションが下がる

ところが、入ってみると地元の人でいっぱい!
外からは全然想像できなかった熱気。
ほぼ満席で、かろうじて空いていた席に座ると、隣には地元の野球少年と、
コーチか顧問が一緒に食べにきていて、わいわいしていた。

「おい、お前も一杯飲むか?」
「あっ、どうも」
「ばぁか、俺がつかまるだろ(笑)」

なんて会話、都心のカレー屋ではあまり聞かないものなので、
ちょっと興味津々。

さて、ランチはカレー1種とサラダ、ナンかライス、
ドリンクまでついて基本700円(都心なら800~900円)。

Aランチ(700円)
チキンカレー(鶏のもも肉のカレー)
マトンカレー(羊肉のカレー)
野菜カレー
豆カレー

Bランチ(820円)
シーフードカレー(エビ・イカ・アサリ入り)
ダルゴッシュ(豆入り羊肉のカレー)
サグマトン(羊肉とほうれん草のカレー)

ほかにも日替わりのセットが900円、タンドール付きセット1050円もある。


Bランチのダルゴッシュのセット。
じんわりとした辛さが絶妙。


Aランチのチキンカレーのセット。
ふくよかな風味で、チキンがすごく柔らかい。

うまいこと写真が同じアングルで撮れたので、
見比べてみてほしいのがナンの色。
下は「ほうれん草(=サグ)ナン」。
+210円でナンからグレードアップできる。
これが、チキンカレーにぴったり

休日に、わざわざ価値ありの、小岩です。

オマケ
緑のカーテンをつくろうとベランダに植えたゴーヤ観察日記。
【37日目】もうすぐ天井に届きます。




(写真/小岩「カシミール」外観/ランチセット700円~)

縁の下の関根さん!

2009年06月07日 | カレーエトセトラ
テレビ朝日で平日の午前中に放送している
ちい散歩」に最近、夫婦でハマっている。
もちろん観ていると仕事に遅れるので、録画しているんだけど
地井(武男)さんの自由な行動(ブランコのったり、たらふく食べたり)や
スタッフとのかけあい(よく話しかける)に何ともいやされる。

この番組を知るまでは、地井さんの存在は知っているものの、

「そういえば、昔からいるよね」
「そもそも、何の人?」

というくらいあまりにナチュラルすぎて見過ごしていた。

笑っていいとも!」で不動のレギュラーの関根さんも、そんな存在。
いろんな番組で目にするけど、メインの司会者を邪魔することなく
た~まに言い得て妙なコメントを入れる。
まるで福神漬け、もしくはらっきょうのような存在。(←失礼?)

その関根さん、じつは大のカレー好きだったらしい。
このたびセブンイレブンとコラボして「関根式チキンカレー(欧風)」を発売した。

コンセプトは、
何度でも食べたくなるカレー!
(漫才と同じで)基本を大事にしたカレー!

とのこと。
開発に当たって、関根さんのお気に入りのカレーに学ぶべく

新宿中村屋3階「レガル」、東麻布「スーリヤ」、東銀座「ナイルレストラン」などを回ってヒントを得たそう。
(どれもインド系なんだけど、どこから欧風に?などはコチラへ)

試行錯誤の末、できたカレーを関根さん風に言うならば

「鈴木京香さんが紺のドレスからピンクのドレスに着替えたような感じだね!」

う~ん。言い得て妙!(笑)

さて、実際にそのカレーを食べてみた。
ごはんとルーが別々に2段になってる。
まず、ごはんだけで食べてみる。(←小さな習慣)

「…ごはんがうまっ!」

コンビニのお弁当だとちょっと侮っていたら、ごはんがすごくおいしい。
カレーも期待できるかも?

「ん? 辛くない。そして甘くもない。」

味はちゃんとカレーで、一度焼いたというチキンもなかなかおいしい。
でも、何かがちょっと物足りない気がした。
うまみとか、スパイス感とか、華やかさみたいなものがないのだ。
確かに「飽きないから毎日でも食べられる」気はする。
そして、プロっぽすぎないところが「基本に忠実」なのも確か。
鈴木京香さんというよりは、小林聡美さんみたいな感じがした(笑)。

夏には「関根式カレー(インド風)」も発売されるとのこと。
どんなものになるのか、期待


オマケ
緑のカーテンをつくろうとベランダに植えたゴーヤ観察日記。

【30日目】1か月でここまで成長しました。



(写真/セブンイレブン「関根式チキンカレー(欧風)」/398円)

笑うカドにはカレ-来たる!

2009年06月03日 | 行った!お店カレー
すだれ、犬ばしり、縁側。
手水鉢、板の間、ふすま、掛け軸。

昔はどの家にもあったかもしれないけれど、
今は1つもない家も多いかもしれない。
うちの新居も、例にもれず昔の日本家屋からはかけ離れた設計。
かろうじて畳はあるけれど、正式な和室ではない。

その、昔ながらのいいところをちゃんと保ちつつお店にしている「カド」は
えらいと思う。古い建物は、きっと手入れも必要だろうに。
しかも料理も手を抜かない。


宴会みたいにお膳で食べるスタイル。
チキンとカッテージチーズのカレー(ランチのみ) 800円
+200円で小鉢とデザートがつく。


メインに使われている部屋には、床の間がある。
あ~なんだか落ち着く。

ちなみにカレーはランチのみで、夜はお酒つきで3500円のコースオンリー。
メニューを見てあれこれ迷うことがないので、ゆっくりお話するのにもってこい!です。

オマケ
緑のカーテンをつくろうとベランダに植えたゴーヤ観察日記。
【21日目】葉っぱがしっかりしてきました。



(写真/神楽坂「カド」/チキンとカッテージチーズのカレーランチ/800円)