最近,Prysmのピエール・ド・ベスマンが参加しているという理由で手に入れたMoutin Reunion Quartet の『 Something Like Now 』がとってもかっこよくて,車の中での愛聴盤になっています。このバンドはフランソワ・ムタン( b )とルイ・ムタン( ds )の双子の作ったユニットで,今までに『 Power Three 』 , 『 Red Moon 』という2枚のアルバムを発表しているようです。本作が3作目になると思います。反論を恐れず言うとすれば<アコースティック・イエロー・ジャケット>といった感じかな。(本作に関してはnarymusicさんのブログを読まれることをお勧めします。)
そこで,本作が気に入ってしまったので,先の2作品も欲しくなり,昨日御茶ノ水DUを覗いたところ,なんと『 Power Three 』が中古でしかも1380円と安くゲットできました。嬉し~。この『 Power Three 』では一足先に有名になってしまったバティスト・トロティニョン( p )が参加しています。
ところで,Narymusicさんのブログ内で,このムタン双子の事でコメントが盛り上がっていたところ,ブログ「海岸できまま日記」の管理人のドラム小僧さんが,彼らのキャリアを描いた漫画(フランソワ・ムタンの作品)を和訳してくださいました。本当に感謝です。早速昨日,拝見させていただいたところ,ムタン兄弟が以前にジャン=ミシェル・プリクと競演していることが判明しました。
そうか,そうだったのか。眼光鋭いナイスガイのフランソワ・ムタン( b )を何処かで見たことあるんだけどな~と,ずっと気になっていたんですが,やっと分かりました。ジャン=ミシェル・ピルクの『 Welcome Home 』のジャケットに写っていたんですね。
そして,僕は彼らのスカパーで放送されたライブ映像を録画していることを思い出しました。今日早速DVDを引っ張り出し見てみると,ちゃんとムタン兄がベース弾いていました。ドラムスは弟ではなくアル・ホーニグですが。実はあまりピルクが好きでないので,録画はしたもののほとんど観た記憶がありませんでした。あらためて観てみると,相変わらずプリクの音楽は歌わないし,難しそうな技ばかり多用してやっぱり好きになれませんでしたが,そのかわりムタンのベースはなかなか良いです。とにかく指が速いのなんのって凄いですわ。エレクトリック・ベースも弾かせたらかなり良い線いくのではないでしょうか。このライブではプリクの音楽に引きずられて今ひとつの演奏ですが,上手さは十分伝わってきます。でもムタン・リユニオンでの演奏の方が,ずっと良い演奏してると思います。
ということで,点と点が線でつながった感じで,とってもうれしい発見でした。
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あと参考までに、今月ピルクの新譜(イリジウムのライブ盤)が出ますがメンバーが代わっています。Thomas Bramerie (b) Mark Mondesir (ds)
モンデサーのドラミングもけっこう好きなのでこれにもかなり期待しています。
Moutin Reunion Quartetは確かにアコースティック・イエロー・ジャケットって感じですね。
やってることはもっと高度ですが。
今後ヨーロッパ系でお役に立てれば(拙)訳してみますので情報いただければと思います。却って堅い報道記事よりも訳は難しいのですが。
確かにアコースティックジャズトリオ編成でプログレッシブ・フュージョンという音楽ですよね。
スカパーでこんな番組をやるのですか。検討してみなくては。
ピルクのトリオは図書館で借りました。
あとnaryさんのブックマークにある『じゃず温故知新』もこの手のジャズでいっぱいなので是非ご覧下さい。
僕はピルクではずれが続いたので恐くて新作買えませんです。特に最近は勝率が悪いので,確実なものしか買えなくなってきてます。
ピルクのインタビューで,彼は<僕らの音楽は最もシンプルな音楽だ。>と言ってましたが,僕からすればかなり複雑な構成だと思うんですけどね。やっぱり苦手ですわ。
スカパーは映像も音も悪いのですが,結構,マニアックな人のライブをやってますよ。
今日,ちょっと観てましたが,サンラ・オーケストラ,ジョン・ゾーン,マイク・スターン-ボブ・バーブ・バンド,ソニー・フォーチュン,チャーリー・マリアーノ,アーチー・シェップなどのライブを放送してました。昔はよく録画してましたが,最近は番組が多すぎて録画しきれません。
「ジャズ温故知新」は何度かナリーさん経由ではなく,以前からブックマークつけてたサイトです。かなりディープな世界で,面白いですね。
これからもよろしくお願いいたします。
メンツの目配りが全然足りていないので、Pilc盤のベーシストだったとは(^^;;と目から鱗です。
ということでTBさせていただきます。
こちらからもTBさせていただきますね。
では,また。