横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

「特定天井」の点検

2019年11月19日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

今年の12条点検は庁舎、学校、市営住宅と幅広く行っています。
その中で、「特定天井」という点検項目があります。
この特定天井は、ざっくり言いますと床面積が200平米超で天井高が6m以上の吊天井が対象になります。
構造が古く、地震等で脱落の危険性が高いため、特に気を付けて点検を行う必要があります。


▲足場を掛けています


▲天井点検口から点検をします

今年度は2施設で足場を掛けて点検を行いました。
天井点検口から内部を目視にて、金具類の発錆や脱落が無いかを見ています。
このほかにも、キャットウォークがあるような場所はその中に入って点検を行っています。


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<12条点検>野庭団地

2019年11月06日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

10月30、31日に建築基準法12条に係る建物の法令点検を野庭団地(一部)にて行いました。
野庭団地は階段室型の集合住宅で、点検箇所は主に共用部、屋上、外壁等です。

EVがないタイプの5階建集合住宅だったので、体力面がかなり鍛えられた点検でした。
(階段をひとつづつ昇り降りするので。二日分で計約150階分の階段を上り下りしました。)


▲外壁(塗膜が剥離等してないか確認します。)


▲共用部(避難施設である階段躯体の爆裂、手摺の腐食等を確認します。)


▲屋上(防水の状態を確認します。点検日は天気がよかったので、眺めがよかったです。)


これらの法令点検の結果を基に修繕計画がなされるので、より長く安全に建物を使えるよう、悪い箇所を一つずつ確認するのも建築士の業務であることを再度認識しました。





 

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久良岐能舞台

2019年10月23日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

10月21日に建築基準法12条に係る建物の法令点検を久良岐能舞台にて行いました。
同様の建物で横浜能楽堂も点検させてもらったことがあります。
普段設計している建物用途とは違う建物を点検すること、さらには能舞台という特殊な建物用途の点検業務は大切な建物を保全する観点としても重要ですが、一般では立ち入れない部分も調査をするので設計士としても貴重な経験をさせていただいていると感じます。


▲久良岐能舞台正面。公園の敷地内にあり、緑豊かで環境的にとても素晴らしい場所です。



▲能舞台の重要な場所である「見所(けんしょ)」と「能舞台」


▲舞台裏にある排煙窓。固着等の不具合がないか一つ一つ調査していきます。画像の通り45度開放していれば大丈夫です。


能舞台の他にも茶室があり、お茶会等の様々なイベントもありますので是非久良岐公園に立ち寄られた際は久良岐能舞台も立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



 

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学校の「非構造部材」点検

2019年06月28日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

建築物の12条点検は弊社でも毎年行っていますが、今年度は市立の小中学校で「非構造部材」の点検にも取り組んでいます。
非構造部材とは字の通り構造(躯体)ではない部材のことで、学校の耐震化マニュアルに基づき点検を行います。
端的に言いますと「地震等で落下し人に危害がある」物がないか否かの点検です。
天井ボードのズレや、目線より高い位置にある壁モルタル・タイル等の浮き、窓のがたつきなどをチェックしていきます。


▲天井ボードの非構造部材点検


▲アップ写真(ビスが脱落、ボードが湿気によって歪み、ズレが生じています)

先日、横浜市建築設計協同組合主催の点検研修会に参加してきました(上記写真)。
12条点検も例年通り併せて行っていきますので、見るべきところがかなり増えてしまいますが、見落とさず報告していきたいと思います。


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横浜市公共建築物12条点検 12条点検対象外の報告

2018年10月29日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

今回は「12条点検の対象外の不具合」について。

各施設にて点検を行った内容を基に「点検報告書」を作成するわけですが、
点検結果が12条点検の対象か、対象外かの判断で迷うことがあり、
基本的には保全公社から配布されているマニュアルに沿って判断していきます。
しかし、どうしても「この事象は対象外だけど放置しておくと施設運営に支障がありそうだから報告した方がよいのでは…?」
という不具合状況もあるので、そういった場合は「ヒアリング票」というものに記入して提出します。
ヒアリング票はその名の通り、施設担当者の方にヒアリングを行い、その内容を書き込むシートです。




▲12条点検対象外「蛇口から水が出ない」(右の蛇口から水が出ていません)

例えばこちらの写真の施設ですと、「外水栓の水が出ない」という不具合があったのですが、
12条点検の「給水設備」としては点検対象外となってしまいます。
しかし、もし給水管が破損していて水が出ない状態になっていたとすると、施設運営にとって大きな支障となりますので、
ヒアリング票にて報告を行っています。
他にも、別の施設で「赤水が出る」という不具合がありました。こちらも放置しておくと衛生的に問題がありますので、
ヒアリング票に記入しています。

このように12条点検対象外の内容も市に報告することで、施設運営の手助けとなればと思いながら、点検を行っています。


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横浜市公共建築物12条点検「給排水設備」

2018年10月15日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

引き続き、公共建築物の12条点検について、
今回は衛生設備、給排水設備について書きます。


▲配管の劣化状況

点検を行っていく項目としては、まず給排水にかかる配管があります。
錆や塗装の剥がれが著しい場合は、補修が必要なものとして報告書に挙げていくことになります。
外観の錆が進行し、万が一中身の給水管まで錆が回ってしまうと大変なことになりますよね。
写真手前のように、ステンレス製のラッキングだと錆の心配がないので安心です。


▲受水槽の外観


▲FF式ガス給湯器の確認

次に給水設備です。
受水槽の外観や給水ポンプに不具合が無いかを見ていきます。
また、ガス・電気給湯器の状況も点検対象となっており、特に写真のようなFF式や開放式ガス湯沸器が
設置してある部屋は、機器の構造上火気使用室となるため、換気設備がなければ使用禁止です。


▲間接排水

排水の状況をチェックしていきます。
写真は、エアハンドリングユニットや冷蔵庫でよく見られる「間接排水」と呼ばれるものです。
機械から直接排水管に接続した場合、もし排水管が逆流したときの不具合発生を防ぐために、
このような形をとっています。
また、機械側からの排水管に防虫網が付いているか否かもチェックポイントです。
このほか、排水に関してはトイレの便器なども点検対象となっています。


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横浜市公共建築物12条点検「非常用照明」

2018年10月01日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

引き続き、公共建築物の12条点検に行っております。
今回は「非常用照明」について書きます。




▲非常用照明(内蔵型)点検の様子 フックを引っ張っています。

非常用照明、字の通り非常時に点灯して避難の手助けになる照明です。
普段は使わない物ですのであまり目立ちませんが、
いざというときのためにきちんと点検・保守しておく必要があります。

非常用照明には電源を電気盤で管理している「別置型」と、
個々の照明にバッテリーを内蔵している「内蔵型」の2タイプがあります。
たいていの施設は内蔵型が付いていますが、スポーツセンターなど大きな施設になると
別置型が付いていることがあります。
内蔵型は写真のように一つ一つ点検フックやボタンで点灯の確認をしていきます。
別置型は電気盤の試験回路を入れて点検を行いますが、これは無い場合もあるので、
そういうときは全館停電時に確認していただくことになります。

バッテリー切れ、バルブ切れ、点検フックの破損などなど、
意外と不具合が多く出てくる点検か所かと思います。
災害時に備えて、しっかり整備していきましょう!

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横浜市公共建築物12条点検「空調換気設備」

2018年09月18日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

公共建築物の12条点検、2018年度後期の点検がぼちぼち動き出しています。
今年度、弊社では建築設備の点検に伺っています。
主な点検項目は空調換気設備、排煙設備、非常用照明、自家発電機、給排水設備です。
今回は空調設備の点検について書きます。

空調設備の点検と言ってもすべてのエアコンや換気扇をチェックするわけではなく、
「無窓の居室又は火気を使用する室」に限られます。
大体は窓のない事務室や、厨房、燃料を使用する機械が置いてある機械室などが対象ですね。
窓がなかったり火を使うのであれば当然機械換気が入っているわけで、
そういった換気扇・送風機等の給排気口や機械自体の点検をしていきます。
また、上記のような部屋の給排気口には「ファイヤーダンパー」という
火災が広がらないためにダクトを遮断する装置が取り付けられており、
このあたりの取付状況などもチェックしていきます。


▲ファイヤーダンパーの確認

こんな感じで付いています。
普段見慣れない物かと思いますが、そういう物こそ、定期点検の機会に見ていきます。

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ホームインスペクション

2018年08月17日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

こんにちは。神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。
今回はホームインスペクションについて書きたいと思います。

既存住宅を売買する際に不動産業者は、契約前の重要事項説明の中で、
「既存住宅状況調査」(ホームインスペクション)に関する説明が義務付けられました。
国策として既存建物の流通を促すため、売主・買主が安心して取引できるよう導入した制度です。
ただし、義務付けられたのはインスペクションの実施ではなく、
・インスペクションについて
・インスペクションが済んだ物件であれば、その内容の報告
・まだインスペクションが行われていなければ、希望するかどうか
・インスペクション業者のあっせん
となっています。

報告書は、売主・買主ともに売買を行う際の重要な判断材料となりますね。

インスペクションを行い、報告書を作成できるのは、所定の講習を受けた建築士に限るとされています。
近いうちに講習受けようと思います

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公共建築物 定期点検

2018年07月23日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

こんにちは。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

「建築物の12条点検」という定期点検があるのをご存知でしょうか。
建物の安全性を確認する定期点検で、建築基準法第12条の点検の義務に基づいて行われます。
地区センターや公会堂、保育園などなど、横浜市営の建物に点検に行ってるのですが、
公共建築というのは意外と多いものだなあと、点検業務を始めてから思いました。

建築に関する点検は3年に1回、建築設備に関する点検は1年に1回行われ、
「建築」は外壁の剥離やひび割れ、屋上防水の不具合等、防火設備の状況などを点検します。
「設備」は非常用照明や給排水設備等の点検を行います。
いずれも多くの項目をチェックしていく必要があり、施設の方にご協力をいただきながら点検作業を進めています。

最近では大阪でのブロック塀の事故を踏まえ、外構の点検も重要となっています。
小さな異変から大きな事故につながってしまうこともあるため、
見逃さないようによく点検していくことが必要ですね。



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定期報告(12条点検)

2015年07月01日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

こんにちは。横浜市中区にあるコア建築設計工房の須田です。


保育園の設計の合間に、小・中学校の定期報告(12条点検)へ行って参りました。
今回は設備の点検だったので、換気設備や防火ダンパー、予備電源(非常用照明の点灯)、給水及び排水設備の調査です。

生徒さんや先生方が安全に過ごせるように、
不具合が生じている所、気になる点を調査し報告書にまとめていきます。

調査した小学校の校庭を見て、ビックリ!!
校庭の真ん中に、大きな木が根を張っていました。
校舎脇にも、もう1本!



調べてみると、クスノキで、樹齢は100年以上というから更にビックリ
小学校6年間、クスノキと共に沢山の思い出が刻まれているんでしょうね。

大人になって母校に帰った際には、思い出のクスノキが迎えてくれる…。
当時の思い出が蘇るのではないでしょうか
これからも生徒さん達を見守り続けてほしいです。

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定期報告(12条点検)業務

2013年07月02日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

今、事務所では定期報告(12条点検)業務も行っており、週に何日かは各施設に

お伺いし、建物と設備の不具合等がないか調査をさせて頂いてます

設計事務所というと、事務所内にずっと居て、パソコンとにらめっこをしている印象が強いかもしれませんが、現場管理や調査業務等で外にでることも多くあります

定期報告(12条点検)業務は下記写真のような、調査対象項目になる部分の写真を撮りながら不具合があるかを調べ、

どうしてそのような不具合が起きているのか、どのように修理すれば改善するのかを考えながら調査をしていきます。

     

     

事務所に戻ってからは、写真と図面を整理し、点検結果を報告書にまとめます

今日はそんな調査中、屋上に上がっていると空に虹が

しかも、まっすぐな虹を発見し、思わず写真に撮ってしまいました

 わかるでしょうか??

こんな発見も楽しみながら、やっています

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