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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

Endeavour

2012年09月21日 | Fun !

昨日からL.A.のテレビとラジオのニュースは
ダウンタウンのサイエンスセンターに展示される事になって
遥々フロリダから輸送されるスペースシャトル・エンデバー号の事で大騒ぎです。

中国でのデモや民主党の総裁選などは、もちろん一切報道されませんし、
自国の大統領選も後回しで、まさに街を上げてのお祭り騒ぎです。

悲しいかな、お祭り騒ぎが大好きな江戸っ子としては、
一生に一度のイベントで、もう2度と見る事が出来ませんよと言われてしまうと
その気になって仕事以上に張り切ってしまいます。

幸いにも、昨日日本から到着されたお客様へのアパートのご案内は
お客様の都合で(ここが大事!)明日からとなりましたので、
朝一番に仕事を片付けて、カメラを持って出かけて来ました。

日本では考えられない事だと思いますが、
LA市役所を始め、ダウンタウン周辺は3周もして、
シャトル開発に関わったパサデナのJPLからオレンジカウンティーまで飛んで
ディズニーランドやハンティントンビーチまで行き、
クイーンメリー号の上を超低空で飛行する大サービス!
最後はLAXに着陸すると思いきや、ローパスしてGo Around。
この間、South TerminalのRunway 25Lは事実上封鎖状態。
国土交通省だ都庁だ警視庁だ何だ・・・と、
絶対日本ではこんな事はできないでしょうが、
宇宙開発はアメリカの誇りでもあり、
星条旗を振りながら見る人やUSA,USAと叫ぶ人もいて
国民が自分の国を誇りに思う事を演出するのが、
この国は非常に上手ですね。

これだけ連日ニュースで伝えていると当然騒ぎも大きく、
偶然通りかかった消防署の屋根には
隊員達が上がって大撮影会!

人が上がるような屋根ではないと思いますが、
ハシゴは沢山あるでしょうし、屋根の上に上がるのは得意の人たちですよね。



一番人気は到着予定の空港周辺で、いつも飛行機を見に行くスポットがあるのですが
そこは既に超混雑との報道でパス。

高台で撮影にはベストスポットと言われているグリフィス天文台も
早朝から凄い人出で駐車場も満車。

ディズニーランドにも来るというのでアーバイン辺りでも見る事は可能と思いましたが
良い所を思いついたのでダウンタウンまで行って来ました。

ここは弊社のお客様が所有するコンドで、
地上8階になる屋上にはプールやバーベキューができるエリアがあり、
ハリウッドからダウンタウンまでを一望できる最高の環境。



ここで待つ事しばし。
天気は良いものの、スモッグで多少視界が悪かったのが残念ですが、
ニュースで伝えられていた時刻通り、
サンタモニカ方向から低空で東に向かう機影を見つけました。

残念ながら室内や人物のスナップショットに使う小型のデジカメなので
迫力がイマイチ伝わりにくいと思いますが、
高層ビルと殆ど変わらない超低空をユックリと豪快に飛ぶ姿は
本当にもう2度と見られない
”Once in a Lifetime"な光景の一つでした。



この後、パサデナからディズニーランド、そしてロングビーチへと向かい、
LAXへの到着までは30分以上あるでしたので
直ぐにダウンタウンから空港方面へ移動しました。

空港周辺は混雑を予想して駐車禁止地域を増やしたようで
車を停める所も無いはずなので少し手前の住宅街で待ち、
ランディングギアを下ろしたファイナルアプローチの姿がこれです。



この後、無事に着陸して空港では歓迎セレモニーもあったようですが、
次の見物はこの機体を一般道を使いダウンタウンまで陸送する作業です。

既に予定されているルートでは電線を高く吊り上げたり、
邪魔になりそうな木を伐採していますが、
木を切ると言うと必ず反対する人が出てくるのがアメリカらしい所でもありますね。

実はスペースシャトルを背中に乗せて飛ぶB-747は2機あって、
1機はかつて日本航空で使用されていた(元)JA8117

15年間も日本国内を飛んでいたので乗った方も多いはずですので
ぜひこの機体で飛んで欲しかったのですが、残念ながらもう1機の方だったようです。

因みに、NASAがこの機体を譲り受けて改造する際に、
機体の隅々まで整備されていた事に驚いたという話しを聞き、
JALファン、そして一人の日本人としても非常に嬉しかった記憶があります。




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